悪徳SEO業者をどう避けるべきか? SEO小説のまとめ


地味なSEOブログでありつつも3年も継続することができた。
これもひとえにこのブログを読んで下さる皆様のおかげである。

これは社交辞令でも何でもなくって、本音で暖かいコメントに励まされてやってこられたのだ。
実は毎週ブログを書きながら、こんなありきたりの内容を書いて何の役に立つのだろう・・・。と内心冷や汗をかきながらアップしているのである。

でも続けてきてよかったと思う。
ブログを始めるまではSEOというWebの業界の中のさらに狭い一業界の片隅でひっそり生きていたのだが、今は自分自身が主人公であると感じている。
これはうぬぼれではなく、ブログといったメディアは一人一人を主人公にする、極めて能動的なコミュニケーションツールなのだろう。

ブログを書かれたことがない方は書かれてみることをお勧めする次第である。
まあ、続けていくのはとっても辛いですけど・・・

さて、前置きが長くなったが本題である。

今までのSEOをテーマにした小説を4本アップしてきた。

全て悪徳SEO業者が行うSEOスパムによって被害を受ける小説である。

実際のところここまで悪いSEO業者は今はさほど多くはない。
クレームをつければそれなりに対応してくれるケースが多い。

しかし、今でも悪徳業者は存在するし、またユーザー側においてSEO業者を使う知恵がなければ、結果として悪徳SEO業者に依頼したのと同じことになるかも知れない。

なので悪徳SEO業者を避けるためにどうするか?
SEO業者の施策によって被害を受けないためにはどうすればよいか?について私なりの考えをSEO小説の総括として述べておこうと思う。

  1. その施策に価値があるかどうかを検証する
    そもそもそのキーワードで上位表示したとしてもほとんど儲からないキーワードがある。
    上位表示された場合のキーワードの有用性は、検索数とニーズの二つの観点から検証されなければならない。
    検索数が多く、自サイトの顧客になりうるキーワードは有用なキーワードだ。その観点からキーワードを提案してくれる業者でなければならない。
  2. 小説に出てくるクライアントはこのあたりの確認を全く行っていない。

  3. SEO業者の施策の内容を理解する
  4. 内部施策・外部施策ともに内容を理解できるためのスキルが必要である。それがなければ施策の良否を判断できない。
    担当者は最低限HTMLやCSSは多少は読める必要がある。

  5. ペナルティになった場合の契約書上の対応を確認する
    これが最重要事項である。
    契約中にペナルティになった場合は回復する支援を無償で行う、あるいはリンクを撤去した上で無条件で契約を解除することができる。といった条文が必要である。
  6. ペナルティになった場合は、有料で回復作業を行うのであればわざとペナルティにして、それをネタにしてまたお金を取る(盗る?)といったやり方で食い物にされる可能性がある。小説中の会社はこのような被害を受けている。どこの業者とは書けないのだが、このような悪徳業者も存在しているので要注意だ。

  7. Googleのウェブマスターツールの導入は必須
    ウェブマスターツールを導入しないと、手動ペナルティの有無が確認できない。
    ペナルティになったかどうかがわからないし、SEO業者が行っている被リンクの質の確認もできない。

    ウェブマスターツールの導入を嫌がる業者は警戒しなくてはならない。施策でペナルティになったことをクライアントに隠そうとする意図がある可能性が高い。

  8. 被リンクの確認を行う
    まずはSEO業者が施策を開始する前に被リンクをダウンロードしておく。
    その後、増えたリンクを見ればそのSEO業者のリンクの質がどのようなレベルかわかる。
    リンクの質は、SEOについて素人であったとしてもかなり分かる。明らかに不自然であったり、読む価値のないページからのリンクは質が悪いのである。

    最初にリンクをダウンロードしておくことには、もう一つの意味がある。
    もし、ペナルティを受けた場合に、SEO業者が張ったリンクを把握できるようにしておくためでもある。
    ペナルティを受けて業者がリンクをはがす場合に、ちゃんとはがしたかどうかを確認するためにも必要だ。

    ちなみにリンク施策の開始前と開始後のリンクの差分を調べるために誰でも簡単にチェックできる方法は、EXCELのvlookup関数を使うのが簡便でお勧めだ。

  9. そもそもそのSEOが必要なのかを吟味する
    SEOの巧拙はサイトの集客力を大きく左右する。失敗すると逆に大きくアクセス数を失う事態を招く。

    これが最も避けなければならない事態である。何もしない業者の方がまだはるかにましだといえる。
    やる必要がなければSEOを業者に外注しない方がいい。もし、業者の提案が魅力的だった場合であっても、リスクとの兼ね合いで判断しなければならない。

    業者がノーリスクだと言っている場合は特に要注意。実際にノーリスクなSEO施策も確かに存在はする。
    見分け方として、自動的に集客力がアップなんてSEO施策は100%スパムだと断言して差し支えない。それ以外の提案であれば納得のいくまで説明を受けるのが重要だ。

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2014/08/25 | コメント/トラックバック(0) |

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SEOに投資すべきか否かの現在と未来


SEOはすぐに結果が出るものではない。
そこを勘違いするクライアントが多いし、初心者のアフィリエイターも然りだ。

アフィリエイターのほとんどは、成果が出る前に挫折すると言われているが恐らくこれが理由だと思う(アフィリエイターではないので実はよく分かりません)。
特に個人のアフィリエイターはリスティングといったお金のかかる手法は最初から使うことができず、どうしても自然検索経由での集客がメインになってくる。
そうなると、ある程度記事を書いてみて、

「全然来ないわ」

というところで挫折してしまう。
以前、松岡修造氏の名言を紹介したことがある。

100回叩くと壊れる壁があったとする。
でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、
90回まで来ていても途中であきらめてしまう。

どれくらいまで頑張れば成果が出るのかわからないので、途中であきらめてしまうという比喩だ。

SEOで成果を出すことのできないサイトの多くはこれである。
90回どころか30回ぐらいであきらめているのではないか?
と思うのだ。

まずは気合の入った記事を100記事ぐらい作ってみましょうよ?
そうすれば成果が出る可能性が出てくる。

まともな記事を100記事作るには手間がかかるだろう。
その程度もできない、やりたくないのであればSEOで集客するのはあきらめたほうがいい。

と言っているのだ。
時間は金と同じく重要な資源だ。

その資源の振り分け先として、SEOにつぎ込まないほうがいいということなのだ。

中途半端につぎ込むのならばぼぼ無駄になる。

半導体の研究開発をする会社を作り、月間百万円の研究費を使うことに決めた場合を考えよう。

競合が数百億、場合によっては数千億とか投資しているような業界である。
たった百万円ぽっちを投資しても何の役にも立たない。

そんな業界に百万円程度しか投資できないのに参入するのは愚かな選択である。
でも、月間百万円投資できればできる事業もたくさんある。
百万でできる事業をやればいいのだ。

SEOもこれと同じだ。

SEOにつぎ込めるのであればやればいい。つぎ込めなければやらなければいい。
時間、あるいは資金をある程度潤沢にかけることができる。
ならばやることも選択肢に入れてよいだろう。

時は金なりというが、その逆に金で時間を買うこともある程度は可能である。

SEOのためには質のよいコンテンツが必要である。
質のいいコンテンツを作るためには、質のいいライターを確保する必要がある。

SEOに必要な質のいいライターとは、

「自社の扱う商材に関するテーマについて深い造詣があり、余すことなく表現できるライター」

を指す。
最も良いのは開発者やユーザーサポート担当者など商品について詳しく知っている人、最も良いのは会社の代表者といった詳しくてかつ売れ行きが利害に大きくかかわっている人であると言われる。
これは確かに正しいのだが、これらの人は一般的に多忙である。

コンテンツの企画は社内で行い、いいライターを選定して、しかるべき報酬を払ってやれば社外でも可能だ。

しかるべき報酬とはどれくらいなのか?は状況によって異なってくる。
報酬とは金に限らないからである。
自社サイトがすでに有名サイトと認知されていて、そこに原稿を掲載することがその分野での有名人の証とされるようなサイトの場合であれば金銭的には安くてもいいかも知れない。それまでに積み上げてきた信用こそが報酬である。その信用を得るまでにはやはり相当の投資が必要だ。

一般のサイトであれば報酬イコール金だ。
金を払ってコンテンツを作ってもらう。これは考慮すべき選択肢である。
金で時間を買うのである。
この場合は、十分な資金を用意する必要がある。

先ほどの半導体の研究開発と全く同じである。
十分とは全く言えない金額をかけても成果にはつながりにくい。

とは言え、やってみるまでどれくらい成果がでるのかが分からないのがSEOである。
費用対効果が予想できなければ投資することなどできない。
という考え方もあながち間違ってはいない。

そう考えるのであればSEOには投資をしないほうがいいのかも知れない。

しかし、私はこう問いたい。

「ではあなたの会社は費用対効果が確実なものにしか投資しないのですか?」

研究開発も失敗することがある。
広告も費用をかけても空振りするときがある。

しかし、やらなければ競合他社に敗れるだろう。
結局最後は不確実に賭けなければならないのだ。

SEOもまさしくこれである。

もし費用対効果が不明確だからといって全く投資しなければ、キーワード検索というWebマーケティングにおける最重要とも言える領域を他社に取られる。

それが意味することは何かを考えたほうがよい。

分からなければ10年前を思い出してみるといいだろう。

10年前インターネットで物を買うことはさほど一般的ではなかった。
10年前ネットでゲームをやる人は一部のマニアだった。
10年前新聞を止めてネットでニュースを見ようとは思わなかった。

と考えてみるといいだろう。

今はいいかも知れないが、10年後どうなんでしょう?と思うのである。

短期的にはSEOをやらないという選択肢はあるが、中長期的な戦略としてはSEOに取り組まなくてはならないというのが私の考えである。

※10年後検索エンジンがなくなっている可能性もなくはないが、その可能性は少ないだろう。またコンテンツに取り組むことは検索エンジンがなくなったとしても有用な取り組みであるはずであり無駄ではないはずだ。

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2014/07/14 | コメント/トラックバック(0) |

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5年後SEO業者は何をしているか?


Web&モバイルマーケティングEXPO2014春という東京ビックサイトの展示会があり、SEO業者も何社かブースを出しておりそれなりにまあまあ面白かった。
(リンクを張りたいのだが2014年のページとして適切なページがないので張らない。もう少し考えてほしいものである。もったいない)
被リンク一辺倒という業者はなく、ホワイトハットを謳い文句にした(実際は違うのかもしれないが)SEOサービスにシフトした感があった。

リンクでは飯が食いにくくなったことは私も色々なSEO業者から聞いており、

「いやぁ、最近は本当に上がりにくくなりましたよね・・・」

といった営業担当者の嘆きを聞いたりすることもある。
(どことは言いませんけどね)
今でも被リンクで上がることが多いのも事実であるが、ペナルティでガツンと下がるリスクを考えたら割が合わない。

私は色々なサイトの被リンクを分析したりしているが、ペナルティを食らったサイトを見ていると心配になることがある。
発リンクがある同じページから大量のリンクがあり、それ以外の様々なWebサイトへのリンクが張られている。

結構名前の知られている大手企業や、Webサイトを見ていると良心的な商売をしているような会社も多々ある。
それらの順位を調べていると必ずしもペナルティを受けているとは限らない。
ペナルティを受けてないことが多いのだが、ペナルティ予備軍であると言って差支えない。

コップに1滴ずつ水を垂らしていって、いつあふれるか?
あふれたらアウトだという状況に似ていて、これらのサイトは明日にもペナルティを食らう可能性がある。

実際にはペナルティを食らっていても気が付いていないのかもしれない。
いつも見ているサイトはGoogleでは検索結果上位に表示される(パーソナライズ検索)の働きがあるので、実際は順位が下がっていても気が付いていないのだけかもである。
心当たりがあったら一度確認されることをお勧めする。

さて、やっと本題。

5年後SEO業者は何をしているか?

である。

  1. 完全成果報酬による被リンク販売

    これまでの主流であった完全成果報酬による被リンクを売っているSEO業者は恐らくはまだあると思う。
    完全にSEOスパムを除去することはその頃の検索エンジンにはできていないと私は予想しているのだ。
    しかし、検索順位が上がって成果報酬がもらえる確率が下がる、言い換えれば歩留りが下がってビジネスが難しくなる。

    今と比較して高価なサービスになるだろう。
    歩留りが下がったら一つ当たりの単価を上げるしかないからだ。
    また、進歩したアルゴリズムに対応するためには、被リンクの質を良くしなくてはならないので、これもまたコストの上昇につながる。

    価格帯的にアフィリエイターや中小企業が使えるサービスではなくなるし、かといってブランディングを重視する大企業は使わないだろう。
    ごく一部の高収益キーワードで売り逃げするようなWebサイトで使うか、旬の短い商品のための特設サイトを上げるためといったニッチな用途になってくると思う。

  2. 固定報酬制の被リンク販売
    成果報酬ではなく月額固定、あるいは初回1回のみといった被リンクサービスである。

    現在もこのようなサービスを提供してるSEO業者が多いが、こっちのほうがまだ完全成果報酬よりはビジネスとして残りやすいと思う。
    ペナルティを食らうほどの無茶な張り方ではなく、チョロチョロ張ることで順位はガツンとは上がらないが、

    「ほら、上がったでしょ」

    みたいな有用性の説明をする。
    80位が40位になりましたみたいな感じである。

    あるいは、単独のページではなく多数の下層ページに数本ずつリンクを付けていくといった、サイト全体の底上げといったリンク商品が生まれてくると思う。
    どのキーワードで上がるとも言い切れないので固定報酬制にならざるを得ないし、手間のかかるサービスになりそうなので比較的高額な商品になりそうだ。

  3. 内部改善のコンサルティング
    これで食うのは難しいだろう。
    5年後のGoogleはかなり精度が改善していると想像している。
    クローラービリティが悪くても、論理的にコーディングができていなくても、ページのテーマをそれなりに適切に認識して、相応の順位に近い順位を返すことがかなり多くなっているはずだ。

    よっぽど規模の大きいサイトや、ほんの数パーセントの検索トラフィックの増減が大きな金額の増減につながるようなサイトでもなければ、このようなコンサルティングを頼む意味はなくなっている気がする。

  4. コンテンツ制作業者
    本来検索順位は上げるものではなくて、しかるべき順位まで上がるものである。
    そのしかるべき順位とは、コンテンツの量・質に他ならない。

    制作業者としてのコンテンツの企画力・制作力・デザイン力といった総合力を高めてコンテンツ力でしのぎを削る時代になるのではないか?と思うのだ。
    こうなると、既にSEO業者とは言えないだろうが、これが本来あるべきSEOの姿と言えるかもしれない。

  5. 自社で運営するメディアで食う
    本当にSEOができるならば、自社でメディアを運営したほうが儲かる。
    何故ならば、SEO業者に支払うクライアントは、支払った金額の何倍も何十倍もそこから利益を得ているからだ。

    自社でメディアをもってSEOの力で食う。という方向へのシフトをどのSEO業者も模索していると思う。
    そのためには企画力や、資金力が必要だったりするので簡単ではない。でも、これが成功すれば報酬としてもらえる金額の何倍も何十倍も稼げるのでこれもSEO業者の進む先としては大本命かも知れない。

  6. 異業種に転換する
    SEOの経験や技術が役に立つ業種と言えばWebの制作会社ぐらいしか思いつかないが、この業種は超が付くほどのレッドオーシャンである。
    クラウドソーシングといった発注形態も増えており価格の下降圧力は激しさを増している。正直、Webの制作会社に転換して生き残れるとは思えない。

    むしろ全く違う業種に転換してしまったほうが生き残れるのかもしれない。

  7. 廃業する
    これが実際は多いのではないか?
    前述の全てに失敗したり、資金力がなかったりした場合はこうなる。

    大手は自社メディアの運営やSEO以外の事業の売上比率を増やして生き残り、中小のSEO業者は淡々と廃業していき5年後にはほとんど残っていないのではないか?

    そんな気がしているのである。


どんな業種であってもずっと安泰ということは基本的にはあり得ない。

SEOをやっている担当者は考えなければならないことがあると思う。
SEOというスキルに意味がなくなってしまったらどうなってしまうのか?

5年後を考えたときにどうするべきか?
遠いようで近い将来の話である。

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2014/07/07 | コメント/トラックバック(0) |

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数字だけ見比べる競合分析にどれだけ意味があるか


SEOの競合分析系のツールは数多く存在する。
私はそういったツールを使うことを否定するものではないのだが、使える局面は限定的でありそれに頼ることは危険だという話をしたい。

ツールで分析できる内容というのは、大体こんな感じである。

  1. ページ数あるいはインデックス数
    site:ドメイン名
    で検索結果に表示されるページ数
  2. Googleページランク
    ページランクを見るためのプラグインで見ることができる
  3. ドメインエイジ
    Whoisサービスを使えば取得可能
  4. ページの中の単語数
  5. 形態素解析エンジンを使えば取得可能
  6. ページ内のSEO対象キーワード出現数
    HTMLのソースを見てカウントする
  7. W3Cバリデーションチェック
    HTMLの正しさのチェック
    Another HTML-lint gatewayなどでチェック可能
  8. ページ応答速度
    Google社謹製のツールPageSpeed Insights
    Pingdomなどで計測可能
  9. 被リンク数
    OSE(Open Site Explorer)
    などで取得できる被リンクの数
  10. アンカーテキスト割合
    OSE(Open Site Explorer)
    などで取得されたアンカーテキストを集計して割合を出す
  11. 被リンクIP数
    nslookupサービスを使い、IPを調べれば取得可能

1から7までが内部要因でそれ以降が外部要因だ。
様々な競合分析ツールがあるが、基本的にはこれらの組み合わせで大体成り立っているといっていい。

たとえば、ページオーソリティ・ページ価値といった指標は(まあこれ以外考えられない)リンク元のページのページランクを勘案したのちに、全て合算するといった手法を使っているものと思われる。

さて、これのどこが問題なのだろうか?

まあ、これらの数字は一面の真実(っぽいもの)を表現してはいる。
しかし、下記の点において不十分なのだ。

ツールで分析できる内容というのは、大体こんな感じである。

  1. ページ数あるいはインデックス数
    site:ドメイン名で示される数は正確とは限らない。また、インデックス数が多いことが評価につながるとも限らない。
    内容の薄いページ、重複するページはむしろインデックスから排除しなくてはならない。
    この手のツールを使って、ページ数が非常に多い競合サイトを見ていると上記のようなページの排除ができていないケースが非常に多く見受けられる。
    あくまで目安の一つにしか過ぎないのである。
    まあ、使うケースはあまりにもダメダメなサイトのWebサイトのオーナーから「なんで上がらないんでしょう?」と聞かれたときに「競合は数百ページ、数千ページありますよね。それに比べたら貴社サイトの30ページは少なすぎますよね・・・」といったことを説明するときに使うぐらいである。
  2. Googleページランク
    最近はあまりページランクはあてにはならない。
    ページランクが低いページの方が上位に表示されているケースも少なくない。
    また、
    「貴社サイトはページランクが0と低いですよね。だから上がらないんですよ。」
    と言ってみたところで自分でページランクを上げる術はないのだから、行動指針としてはほとんど役に立たない。
    ページランクは上げるものではなく、結果として上がるものなのだから「努力が足りないのではないか?」という推測による結果を述べているようなもんだ。
  3. ドメインエイジ
    昔はドメインが古いほうが圧倒的に強いことが多かったが、現在はそれ程の差はなくなった。
    とは言えこれも、
    「ドメインエイジが新しいから上がりにくいですよね。」
    って言ってみたところでこれこそまどうにもならない。何の足しにもならない。
  4. ページの中の単語数
    単語数と順位には関係がある。
    とは言え、単語数はSEOの観点から考えるべきものではない。
    ユーザーにとって必要な情報が十分にあるか?といった観点でコンテンツを作ればその結果が単語数である。
    ユーザー視点で見て十分な情報があるどうかという視点で見るべきであり、
    「単語数が少ないから上がらないんだわ」
    と考えると大局を見失う。
  5. ページ内のSEO対象キーワード出現数
    これもあくまでも参考程度だ。
    多すぎても少なすぎてもいけないとも言われたりもするが、別に気にする必要もない。キーワード比率が50%を超えている(5%ではなく50%である)ような例でも上位表示しているケースもある。
    この数字から読み取れる教訓はほとんどないと言っていい。
  6. W3Cバリデーションチェック
    GoogleはあくまでもHTMLチェッカーではない。
    人間が見てわかる程度の正しさであれば通常は問題ない。これを見ても何もわからないし何の参考にもならない。
  7. ページ応答速度
    SEOの観点ではなくユーザーの利便性の観点で応答速度は高めなければならない。。
  8. 被リンク数
    これはSEO業者のセールストークに使われている可能性を考えたほうがよい。
    「リンクが少ないから上がらないんですよ」
    といった感じである。また、リンクの数といっても正確な数字もわからないし、リンクの1本1本の価値も違うので、一概には何とも言えない。
    確かに上位のページは被リンクが多いし、ページランクが高いページからのリンクも多いかもしれない。
    とは言え、これも目安にしか過ぎない。よしんば、正確にわかったとしてもそれが何になるか?という話でもある。
    人為的なリンクであればともかく、自然なリンクは増やそうとしてもそうそう増やせるものでもない。
  9. アンカーテキスト割合
    これが分かったしてもそれがいったい何なのだ?という感じである。
    自サイトの分析をするのであれば意味はある。アンカー過剰はネガティブな要因になる可能性があるので気を付けなくてはならないかも知れない。
    競合サイトの心配をする必要はないわけだし、ましてや競合で上位サイトと同じようなアンカーテキストの割合に近くなるようなチューニングを施すなんてSEOを行うことは愚の骨頂でしかない。
  10. 被リンクIP数
    人為的な被リンク対策を行っているSEO業者のセールストーク以外にこれは考え付かない。
    「当社のリンクはIP分散がなされていて効果抜群です」
    という言葉を裏付けるため以外にこんな分析に意味があるだろうか?

あまりこのような分析そのものには意味がないと私は考えている。
意味があるケースとしては、

上位表示を狙うには完全に力不足のオーナーに対して競合との差を認識してもらう場合。
上位に表示されているサイトがなぜ上位表示されているかを説明する場合。

この二つであると思う。
だから、何をしようといった次のアクションを考えるのはこれらの分析だけからはできない。
あくまで判断材料の一つであって、それだけを見て、

「ではリンクを買おう」
「ページを競合より増やそう」

と考えることは危険であるということを述べて終わりたい。

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2014/06/30 | コメント/トラックバック(0) |

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アクセスはあるのにコンバージョンが取れない場合に確認すべき6つのポイント


いくらアクセスが取れたとしてもコンバージョンが取れなければ意味がない。
検索順位がいくら上がっても、ロングテールで集客できたとしても成功しているとは言えない。

よくあるのがブログといったコンテンツで集客していて、ブログ自体はアクセスがそこそこ取れるようになってきたものの、コンバージョンに結びつかないというケースだ。

最終的にコンバージョンが取れないならブログを運営する労力は無駄だ。
コンバージョンが取れているのかを吟味せねばならない。

少々本題から外れるがブログ運営の功罪に書いておこう。
業務の一環として社員にブログを書かせている会社は多い。
無料ブログを使って書かせている会社は、労力対効果を見ているのだろうか?と心配になる。

結局無料ブログを一生懸命書いても、Amebloといったブログ自体の評価が高まりこそすれ、自社サイトの評価は高まらない。
また無料ブログはそのブログの中でアクセスが完結するように作られているので、自社サイトにアクセスを誘導しにくい。

無料ブログを使って会社のブログを運営されている方は、一度当該ブログから自社サイトにどれだけ誘導できているのかを確認することをお勧めする。
その方法がわからないのであれば、Webサイトの運営自体を見直したほうがよい。

趣味であればともかく、費用対効果がまったくわからないビジネスは基本的にはあり得ない。
費用対効果がまったくわからない状態で何らかの投資を行うことはないはずだ。

ところが、ブログの運営に関してはこれがまかり通っている。

私が思うのは、

「社員の人件費は無料だから」

って考えられているからかもしれない。
どうせ日本の多くの会社は残業をさせたとしても残業代なんか払わないから、多く働かせてもコストアップしないという現実があるせいなのではないかと考えたりしている。
とは言えサービス残業は隠れたコストであって、従業員の気力・体力を使っており会社の支出するコストとしてはゼロではない。
また、クリエイティブな発想というものは、就業時間内には生まれにくいものなので、残業は会社の創造性を損なっている可能性がある。

ベルトコンベアによる流れ作業といった仕事であれば、創造性は必要ないのかもしれないが、会社のブログを更新するような立場や職種であるならば、創造性を発揮するべき立場であるだろう。
もし、ブログの更新に経営的意味がなく、残業になってしまっているのであれば即刻止めねばなるまい。

横道にそれてしまったので本題に戻ろう。

コンバージョンが取れていない場合、確認すべきポイントである。

1.アクセス解析が正しく動いているか?

アクセス解析が正常に動作していないことはありがちである。
特にサイトのリニューアルやページの変更を行った後で、コンバージョンが取れなくなったケースはこれを真っ先に疑わなければならない。

2.問い合わせフォームは正しく動作しているか?

これが正しく動作していないこともよくある。というかありがちである。
何度も私は実際に経験している。
それだけではなく、会員登録のフローが難しすぎて最終的にたどり着けないといったケースもある。

そもそもこんな記事を書いてみようと思い立ったのはこれが理由だ。
今日大手の家電量販店のECショップで大型家電を買おうと思い立ったものの、会員登録が難しく結局途中でギブアップしてしまった(本当に難しかったのだ)という出来事があったためである。

これでは100%、Amazonに勝てるわけがないわってしみじみ思った次第。
買うつもりなのに買えないのだから・・・

3.本当にコンバージョンが取れていないのか?

ブログといったコンテンツは、購入といった意図を持った人は検索からは来ない。
何か知りたいことがあり、その答えを見つけに来ることがほとんどだ。
答えを知ってしまえば直帰するのが普通である。

しかし、このようなことが何度かあると、ユーザーはサイトのファンとなりいずれコンバージョンに至ることがある。

このような場合はアクセス解析で確認する場合には、直接のコンバージョンではなくアシストコンバージョンも確認しなければならない。

ブログページに来たことがあるユーザーがその時ブックマークしたり、あるいはサイトの存在を知り、後日サイト名などで検索したりリスティング広告をクリックしたりする場合は多くある。
このような場合は、アシストコンバージョンとして計測されるので、これを評価せねばならない。

言い換えれば、

「このコンテンツがなかりせばコンバージョンにつながらなかったユーザー」

と言ってもよい(必ずしもそうとは限らないがその可能性が高い)。
これも含めて評価すると、コンバージョンの数字は変わってくるかも知れない。

4.コンテンツがターゲットとしているユーザーと一致しているか?

一致しないユーザーをいくら集めたとしてもコンバージョンするわけがない。
これは特にSEO・SEMについて言いたいことである。

アクセスを集めること自体はそれほど難しいことではない。
しかし、ターゲットとなるユーザーを集めることは難しい。
アイドルのゴシップ記事などを書けば、アクセスは集められるかもしれないがコンバージョンにはつながらないだろう。
そこまで極端な例ではなくても、キーワードツールを使って検索数からコンテンツを発想しマーケティングの視点が欠けてしまうとこのようなことが普通に発生する。

ナチュラルリンクを得るために、ターゲットとするユーザーと違うコンテンツを作成することは戦略的にはありだ。
しかし、それはあくまでコンバージョンを獲るための過程であることに留意せねばならない。

5.コンバージョンへの導線は適切か?

非常に抽象的な表現だが商品やサービス紹介といったページに誘導する仕組みが必要になる。
これが全くない、あるいは弱ければいくらせっかくアクセスを集めたとしてもコンバージョンにつながらない。
そのページを見ている人に対して、興味のありそうな商品やサービスを「適切」に見せる必要がある。
過度に見せるのではない、あくまで適切に見せるのである。

コンテンツを見ている人は何かを買おうと思っていることはまれだ。
そんな人に対して、

「買え買え!」

と勧めたら逆に嫌がられるだろう。適度に、適切に見せることが大切だ。

6.ブランディングを損ねていないか?

アクセスをとろうとするあまりに、余りにもSEOをゴリゴリにやりすぎたり、コンバージョンが欲しくて広告をベタベタ張りすぎたりしていないか?
あるいは、会社やブランドの信頼性を伝えることができているか?
といった点を第三者の視点で見て評価しなくてはならない。

余りにSEOをやりすぎると負のオーラーが漂う嫌な雰囲気のサイトになることがある。
そうなっているサイトも多いのでその観点は忘れないで欲しい。

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2014/06/09 | コメント/トラックバック(0) |

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検索順位に一喜一憂するより考えるべきこと


ここ最近の検索順位の変化は激しくてSEOの界隈はこの話題でにぎわっていた。

パシのアフィリエイトブログの「またしてもGoogleで大きな順位変動を確認

この記事によくまとまっているのでご覧いただけたらと思う。

晴練雨読というSEOをやっている人であれば知らない人はいない有名サイトだが、この「Yahoo!とGoogleの検索順位変動の異常値ウォッチャの記録 – 2014年5月」を見ると大きな変動が見られるし、ディーボ社提供のnamaz.jpは非常にわかりやすく大変動の有様を見せてくれる。
こんな感じだ。

ナマズのグラフ

大変動があったことがよくわかると思う。

一般のサイト管理者もこのような話題に触れたりして、興味を持たれた方も多くいると思う。
SEOの専門家ではなくても、パンダアップデートやら、ペンギンアップデートやら、ハミングバードやら・・・こんなGoogleの順位計算変更について見聞きした人も多いはずだ。
また、これらの変更によってSEO業者が、

「当社SEO対策はハミングバード対応済みです」

みたいなセールストークでSEOサービスを売ったりしているということもあるらしい。
まあ、商魂たくましいというかなんというか、まあ、自分には真似できんわって感じである。

さて、本題である。

検索順位そのものに興味を持つべきではない

というのが今日のお題である。
私はSEOにたずさわっており、多くのWebサイトを管理しているし、自然検索経由のアクセス数がダダ下がりしてしまったような悩ましいサイトの問題も抱えていたりする。そんなわけで、検索順位については意識せざるを得ないのである。

しかし、一般のウェブマスターは基本的に検索順位を見る必要はないと思う。

何故そんなことを言うのか?なのだが理由は二つある。

1.順位を自分で決めることはできない

SEOというものは結局何かなのであるが、自サイトに書かれている情報の価値を正しく検索エンジンに判断してもらう行為である。情報に100の価値があるならば、100に近づけることがSEOだ。
それ以上を狙うのはスパムである。100しかない価値を200であるとか1000であると誤認させようとするのはスパムだ。いずれ落とされるわけだし、それを狙うのはSEOの本道から外れる。

数十ページから百ページ程度のサイトであれば、100の価値を完全に認めてもらうのは無理でも、大部分の割合を認めてもらうのはさほど難しいことではなくなってきた。
だから、どこまで上がるのかは検索エンジンのみぞ知るってことで、それ以上気にしても仕方ないって思うのだ。
入学試験が終わりました、自己採点しました、さて合格しただろうか?
って色々情報収集したりするだろうが、いまさら考えても仕方がないっていうのと似たようなものだと思う。

この順位であるっていうことは、それが現状だと受け入れるしかない。

2.戦うべきは他サイトではなくて自分

コンテンツの価値を継続的に高めていくことが、検索エンジンからの集客を増やす唯一の確実な方法である。
その意味では他サイトがあろうがあるまいが関係ない。
他の選手が誰がいようが陸上競技の選手は日々鍛錬するだろう。
鍛錬したとしても勝てるとは限らないが、鍛錬しなければ間違いなく負ける。

他人のことを気にしてあれこれ情報収集したり、一喜一憂したり、ストレスを溜めている時間があったら、鍛錬をした方が生産的である。
Webサイトの運営もこれと同じであろう。

日頃コンテンツの向上に努めていれば、結果はそれについてくる。

現時点における検索順位が不当だと嘆こうが、スパムサイトが自サイトより上にあろうが、それが現実ってものであり、泣いてもわめいても現実は変わりはしない。
世の中によくいる人々で、うまくいかないのは全て自分以外の要因にしてしまう人がいる。

「上司がえこひいきするから出世できない」
「うちの会社の商材は競合に比べて高いから売れない」
「資金力がないから無理だわ」

といったことをいつも言う人がいる。
まあ、それは正しいのかもしれないよ。でもね、それを言ってもどうにもならないじゃん?
ってわけなのだ。

自分が変えられるのはあくまで自分だけで、自分を取り巻く諸条件を変えることは基本的にはできない。
ならば不平不満を言っている暇があったら、自分自身でできることをした方が生産的だ。

競合サイトを気にするより、自サイトの価値を上げていく方が生産的なのである。

今はまだスパムサイトも多数検索上位に上がってはいるし、価値あるはずのサイトでも順位が伴っていないことも多々ある。
その状況に憤りを感じても仕方がない。いつかは上がると信じて頑張るのがよいと私は思っている。

スパムを行えば短期的には上がるだろう。しかし、100を1000だと見せかけるハッタリはいつまでも通じない。

頑張ればそのうちスパムがあろうが、なんだろうが勝てる日が来るはずだ。
自分のサイトのコンテンツの価値が2000になれば、スパムによって1000と見せかけたサイトに対してもコンスタントに勝てる日が来ると信じて頑張るしかないと思うわけである。

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2014/05/26 | コメント/トラックバック(0) |

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SEOコンサルタントの出自と特徴・誰に依頼すべきか


最近は似たような記事ばかり書いている気もするのだが(単にネタ切れって噂もある)、またしょうこりもなくこんなネタで書いてみるのである。

今回のお題は、

SEOコンサルタントの出自と特徴・誰に依頼すべきか

である。
役に立つかどうかは微妙だが、結構個人的には面白いテーマだという気がしている。
まあ興味があればご覧くださいなのだ。

でははじめよう。

1.SEO業者に新卒で入社してコンサルタントになった人

推測なのだが、SEOコンサルタントと名乗っている(名刺に印刷している)人の中ではこのような出自が多いと思う。
この出自の人は実にスキル・経験がピンキリだ。
なんちゃってコンサルタントもたくさん存在する。

SEO業という業種は参入障壁が非常に低く、誰でもリンクを購入すれば始めることができる。
他のSEO業者からリンクを買ってもいいし、代理店をやってもいい。
社内にSEOのスキルがある人が誰もいなくてもできる仕事だ。

「今までテレアポでコピー機を売ってましたけど、どうにもきついのでSEOを売ることにしました」

みたいななんちゃってSEO業者もある。
こういった会社も含め営業戦略上、「SEOコンサルタント」と名刺に肩書を入れた方が売りやすくなると判断すれば、その日からSEOコンサルタントになる。
新卒の頃からSEOコンサルタントの名刺を持って営業している人もいる。

まあ、新卒の頃からSEO業者にいるコンサルタントにも力のある人もいるのだが、私の知っている限りではそれほど多い感じがしない。それはなぜかというと、

「SEOは知識は教えられても、感覚は教えられない」

からだと思うのだ。
しかるべき書籍を読めば知識としては身につくのだが、なかなかSEOの感覚そのものは教えることが難しく人を育成しにくいわけである。これはSEO業者の共通の悩みではないか?

さて、SEO業者のコンサルタントに依頼するのであれば、どう判断すればいいのだろうか?
まず第一に見分けるべきは、そのSEO業者が自社内で施策をしているかどうかである。
これを見分けるのは難しいが、

  • SEOのブログやソーシャルメディアを運営している
  • SEOの担当者がtwitterなどで他のSEO人たちと盛んに交流している
  • 展示会などにSEOを主商材として自社で出展している
  • 担当者と話をした場で様々なサイトのSEO分析などをさせてみて、納得感のある説明をわかりやすくしてくれた

といった見分け方はできると思う。
特に、「SEOの担当者がtwitterなどで他のSEO人たちと盛んに交流している」このあたりはごまかしが効かないので、判別の方法として有用だろう。

代理店ではなく自社でやっていることがわかれば、一番手堅いのはそのSEO業者の創業メンバーのコンサルタントに依頼するのがベターだ。
新卒で入社した社員でも経験を積んでスキルのある人はいるが、なんちゃってコンサルタントをつかまされる可能性も高いので、そんな可能性があると考えておいていいだろう。

SEO業者に新卒で入社してコンサルタントになった人に頼んでもいいかなと自分が思うのは、SEO業者の総合力をあてにしたい場合である。
複数人のコンサルタントが社内にいて、いつでも相談できるって環境にあり、担当のコンサルタントが人間的に信頼できるのであれば悪くはない。
更に言えばSEOだけではなく、ソーシャルの運用や、リスティング、Web制作の専門家などもそろっていれば申し分ない。

2.中途で入社してコンサルタントになった人

この出自のコンサルタントは1と同じかあるいはそれより多いかもしれない。
これまたピンキリであるが、更に分けてみようと思う。

1)前職では営業をやってました

といった経歴は意外に多い。
営業に限らずITには無関係の仕事をやっていたというケースだ。
この種の人もピンキリだが、天才的なSEOエンジニアなんかはこのような出自が多い。

これは仮説なのだが、私なんかはGoogleというものをある種の人格としてとらえている。

「あいつだったらこんな時、こんなこと言いそうだよな。」

人格の理解によって、こんなことを知人について予測できるようになる。
この予測ができる能力がSEOの感覚なのではないか?
って私は思っている。

「Googleの考え方からすると、こうするとよきにはからってくれるのではないか?」

みたいな感覚があり、理論や実験などで補強され強固なSEOの芯を持っているような人である。
こういう人は業界で有名だったり、SEO会社の中でも中核的な位置を占めていることが多いと感じている。

スキルがあるのかどうかを見抜くのは難しいのは一緒だが、いろいろ評判を聞いてみれば情報が得られる可能性もある。
ソーシャルメディアのアカウントを持っているか聞いてみて、その人の発言だけでなく、交流している様を眺めればよくわかるかもしれない。
私としては結構お勧めであるが、口だけうまいのかもしれないので注意である。

2)以前はWeb制作をやってました

このパターンの人も少ないが存在する。
SEOとデザインは時には相反する要素となることがあるが、このような出自の人はうまく折り合いをつけてくれる可能性がある。

SEOしかやったことがない、あるいはアフィリエイター出身の場合だとブランドイメージを損なうようなゴリゴリのSEOをやってしまう場合がある。
ブランディングを重視しなくてはならないSEOの案件などにおいては、Web制作の経験があるSEOコンサルタントに頼むのがベターであると思う。

3)以前はSEでした

IT関連の職種であり、一見近そうな職種に見えながらもシステムエンジニア出身のSEOコンサルタントは少ない。
私の知人にもSEは非常に多いが、どうもシステムエンジニアリングという仕事と、SEって仕事は意外に遠いように感じる。
SEにSEOのことを説明しても、理屈は分かってくれても納得してもらえないケースが多い。
SEOは定量的に説明できない部分が大きく、どちらかというと文系分野の仕事に属するように感じる。

「じゃあ、それをやったらどんだけ上がるの?」

なんて説明しようがない。

「上がるかどうかわからないんだったら、開発工数なんか割けないよ」

っていうのがごく普通のSEの発想である。
たまにSE出身のSEO人はいるが、インハウス担当者だったりしてあまり表に出てこない。
まあ、私があまり知らないだけなのかもしれないのだが、こういう出自のSEOコンサルタントに出会うことは少ないだろう。

データベースと連携する大規模なサイトのSEOの案件であれば、このようなコンサルタントに担当してもらえればラッキーだがそれを求めるのは難しそうだ。

3.以前はアフィリエイターだった

このケースは比較的多い。
アフィリエイター出身のSEOコンサルタントはとにかく腕力があるのが特徴である。
実戦で鍛えているので、実践に即したSEOの施策を提案してくれるはずだ。
SEO業者に新卒で入社してずっとコンサルタントをやっている人がお公家さんだとしたら、アフィリエイター出身者は野武士のようなもので、ある意味対極をなすような存在である。

また、なんちゃってコンサルタントはまったくといっていいほどいないのもこの出自の人の特徴だ。

たいていブラックハットの施策にも詳しいため、何としても短期に収益化しなくてはならないような案件の場合にお願いするのもよいだろう。
誰よりもブラックハットの手法に詳しく、その上でホワイトハットやるといったコンサルタントもいるのだが、まさしく最強だと思う。

この出自のコンサルタントに依頼をするのはよい選択だが、ブランドイメージを大切にしなければいけない場合、ペナルティを受けてはいけないような場合には注意である。
ビジネスの目的をよく理解して、その上でやってくれるのであればとてもいいが、アフィリエイトサイトと同じようなやり方でSEOされるとまずいことになる可能性が高い。

あともう一つは、アフィリエイトをやっていて稼げなくなった、あるいは疲れたのでコンサルタントに転身したって人もいる。
このような人に頼むと失敗する可能性がある。むしろ何も仕事をしないコンサルタントの方がましかもしれない。


書き忘れていたので、補足するのだがこれらの様々な職種を経験している方も多くいる。
そのような方は、長所をあわせ持っていることが多い。
一流と言われるSEOコンサルタントでは経歴書がキレイって人ってあんまりいなくて、転職歴が多かったり、一回はフリーランスを経験していたりとかする。

かく言う自分は、自分自身が立派なSEOコンサルタントであるとは思っていないが、まあ色々やっている。
SEは10年以上やっていたし、法人営業もやったし、総務も経理も経営企画も広報もやったし、売り場の販売員もやったし・・・。

こうやってつらつらと書き連ねてきたが、なかなかにSEOコンサルタント選びは難しいということが改めてわかったような気がしてきた次第である。

SEOコンサルタントが信頼できるか 初心者でもできるチェック8項目

この記事を以前書いたので、合わせて参考にしていただきたい。
かなりなんちゃってSEOコンサルタントに頼む危険性を減らすことができるはずだ。

Webデザイナーの稲垣氏SEO情報の受け取り方と個人的見解(制作向け)という記事を昨日書いており、こちらも合わせてご覧いただけたらと思う。
稲垣氏はWebデザイナーであるが、SEOについての理解はかなりのレベルであり、そんじょそこらのなんちゃってSEOコンサルタントの及ぶところではないと思う。

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2014/05/19 | コメント/トラックバック(0) |

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SEOの性質と限界・他の販促手法


SEOさえできれば、いや、上位表示さえできればWebサイトなんてなんとでもなると思っている方は多いと思う。

確かに、SEO、その中でも上位表示さえできればできることは多くある。
Webサイトにとっては最も必要なことの一つである。

Google Analyticsのコンサルタントとして有名なカグア氏と少しだけお話をさせていただいたことがあるのだが、

「検索上位になるとものすごい金が動くじゃないですか」

と言っていた。

何でもない言葉なのだが、アクセス解析の専門家の発言として、これはすごく重いなってその時改めて思ったのだ。
ロングテールSEOばっかりやっていると忘れがちなのだが、検索数が多くユーザーのモチベーションに直結するキーワードでの上位表示には、とてつもない金銭的価値がある。

しかし、これはあくまである程度SEOがわかってきてから改めて考えればいいことである。
初心者はビッグキーワードでのSEOなど一旦は忘れたほうがいいと思う。
ほとんどは幻想だからである。

私もSEOを学び始めた頃は幻想を抱いていた。

「ターゲットキーワードで上位表示されればサイトは収益化する」
「収益化しないのはターゲットキーワードで上位表示されないからだ」

これらが単なる幻想であったことに気が付いたのは、だいぶSEOをやったあとである。

上位表示されたとしても、
ほとんどの場合1キーワードだけで充分な集客は得られない

からである。

SEOについてよくわからないまま、単独のキーワードでの上位表示にこだわっている方がいらっしゃるのであれば、こんなものだってことを知って欲しい。
また自分がSEOをしているのではなく、業者にSEOを依頼している場合や依頼しようとしている場合が特に問題である。

無理に上位表示させたものの、支払った金額に見合った見返りがないなんてことはごく普通に発生する。
SEO業者に月に何十万円も払っているのに、引き合いが1件もないなんてこともあるわけだ。
なので、SEO業者に頼んで上位表示を依頼する場合は、そのキーワードの有用性を判断してからにして欲しい。
その判断ができないのであれば、SEOを外注すべきではない。

さて、ここまではいうなれば前置き。

特定のキーワードでの上位表示だけではなく、ここから先はSEO全般の話だ。

SEOには限界がある。
その限界とは

検索行動を起こさないユーザーには訴求できない

という当たり前すぎるほど当たり前の真実だ。

「SEO業者であるならば、テレアポなんかしないでSEOで集客すればいいではないか?」

ということはよく言われるが、これは100%正しいわけではない。
Webサイトに集客したいと思っていても、検索エンジンでSEOのことを調べたり、集客の方法について調べたりすることはまずない。

極端な例を挙げてみよう。
政府機関が申し込むだけで10万円相当の電化製品を無料でプレゼントするってキャンペーンをやったとする。
サイトに集めることさえできれば、コンバージョンすることはほぼ間違いないが、SEOで集めるのはすごく難しい。
こんなにニーズがあって、競合が少ないビジネス(実際には存在しないけど)であっても非常に難しいのだ。

この手のとにかく人々に認知させることが重要なビジネスにおいては、インターネット外を除けば「ソーシャルメディア」「ディスプレイネットワーク」「純広告」「Facebook広告」といった手法が第一選択肢となる。

私は様々なWebサイトのGoogle Analyticsのデータを見る機会がある。
ソーシャルメディアがとてもうまく回っているサイトを見ると、大量に集客して、そこからコンバージョンに数多くつながっていたりする。
そういうサイトを見ていると、

「SEOや検索連動型広告なんてたかだか知れてるなあ」

ってしみじみ思う。

SEOは確かに重要な集客手法で、多くの場合で使える。しかし、野球で例えればヒットしか打てない戦略で、ソーシャルメディアはホームランが打てるかもしれない戦略である。
どっちも重要で、「使い分ける」「併用してどっちも狙う」といった戦略が必要だと思うのである。

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2014/04/21 | コメント/トラックバック(1) |

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ナチュラルリンクを獲得する基本的な考え方


Googleは被リンクを評価しなくなったというデマ情報が出回ったことがあるが、決してそんなことはない。
被リンクはSEOにおける位置づけが低下しているという考え方もあるが、これもまた正しいとは言えない。

被リンクの重要性は全く変わっていない、あるいは逆に高まっているのかもしれない。
位置づけが低下したのは人工的な被リンクである。

2012年ぐらいまでは人工的にリンクをバンバンつければ、バンバン順位が上がったので、SEOと言えばほぼ人工リンクのことだったと言っても差し支えなかった。

なんだかんだといいつつも、コンバージョンが取れるビッグキーワードでの上位表示は、人工リンクによるSEOに占められていたわけだ。
(私自身の見解としては人工リンクはSEOではない。ユーザーにとって不必要なコンテンツが検索上位に表示させようと企てることは最適化の真逆だと思う)

現在は人工リンクでの上位表示が難しくなってきた。
とはいえ、被リンクの重要性が下がっているとは言えない。
今でもGoogleはコンテンツの重要性を判断するための最終的な決め手として、リンクの評価に頼らざるを得ない。
コンテンツの正当性を判断する術がないからである。
内部だけ判断しても、正しいかどうか判断しようがない。

タラバガニ1匹を殻ごとキッチンタイマーで叩いてつぶします。
つぶしたタラバガニを電子レンジに移します。
生クリーム200cc・卵2個・砂糖大さじ5・オリーブオイル300cc・パン粉100gを加え、
湯煎しながらトロリと角が立つまでよく混ぜます。
一口大に丸めて串に刺し40度の油で120分揚げます。
皿に盛って青のり、ハバネロソース、細かくちぎったキッチンペーパーをたっぷりふりかけて完成です。

Googleにはこんなデタラメなレシピの情報があったとしても、これがデタラメかどうかなど判断し得ない。
共起語などもたくさん含まれるので、それっぽくGoogleには映るだろう。

これは極端な例としても、内部だけでコンテンツの正当性を評価するのは不可能なのだ。

弱腰外交でナチスの勃興を助けてしまったネヴィル・チェンバレンの後を受けて、未曽有の国難の時にイギリスの首相になったウィンストン・チャーチルは、

「民主主義は最悪の政治形態であると言える。
ただし、これまで 試されてきたいかなる政治制度を除けば」

という有名な言葉を残している。

リンク評価はこれに非常に似ている。

「リンクは最悪のコンテンツ評価指標と言える。
ただし、これまで 試されてきたいかなる評価指標を除けば」

と言ってもいい。
Google登場前までは数多くの検索エンジンが存在し、内部要因だけでコンテンツを評価していた。
しかし、Googleが導入したリンク評価のアルゴリズムによって、ぼぼすべての検索エンジンは淘汰されるに至った。

確かにリンクはスパムの温床であるのだが、それよりもましな評価指標が存在しないのである。

当面リンクが重要であることは変わらないはずだ。

これまでは人工リンクでも容易に上がったので、天然リンクをわざわざ獲得する必要は低かった。
しかし、人工リンクでは上がりにくくなったり、リスクが増えた結果として天然リンクの価値の重要性はむしろ上がっているとも考えられる。

なので、被リンクは積極的に獲得しに行かねばならないと私は考えている。

どうやってリンクを獲得すればいいのか?
そのキーワードは、

「心を込める」

ことに尽きると思う。
言い換えてみよう。

「愛すること」

でもある。
他のブロガーの記事を読んで、

「面白かった、ためになった。」

といった、感嘆の念や感謝の気持ちがあれば、それを素直にソーシャルネットワークや自分のWebサイトに書く。
良質だと感じたコンテンツに対して、率直に心から感想を述べること。
このような文章は元々のコンテンツを作った人の心を動かす。

私のブログにも時々ピンバックが飛んでくるのだが、内容のいい悪いはともかく記事をよく読んだ上での感想や、補足などがあったりするととてもうれしく感じる。
本当にうれしいのである。

もちろんピンバックを受け入れて、こちらからもリンクするし、相手のブログも読みに行くし、そこに気になる記事があれば紹介したくもなる。
「にんげんだもの」
って相田みつをばりにそう思うわけだ(意味不明)。

逆に、記事について何の言及もなくただピンバックだけ飛ばしてくるようなサイトに対しては、好意を持つどころか逆にスパマーに対するいらだちを感じさせる。
これもまた「にんげんだもの」ってことである(なんのことやら・・・)。

心を動かすには愛がいる。

批判も同様だ。

上辺だけのでは心は動かせない。
愛の反対は憎しみではなく、無関心だという。
相手に対して無関心であることは字面からでも伝わる。
無関心であるにも関わらず、リンクを求められることほどつまらないことはない。

良い記事を書く人を敬愛し、コメントやピンバックを送る。
拡散している記事だけど間違っていればそれをきちんと指摘する。

このようなことを繰り返すと、誰でも結果として品質の高いリンクを得ることができる。
手あたり次第ピンバックするのではなくて、自分が紹介する価値があると確信するWebサイトからだけリンクがもらえるのだ。

遠回りのようだが、被リンクは安全性が重要でリスクを考えれば100本のごみリンクより、良いサイトからの1本のなリンクが重要なのである。
良いサイトからの正当なリンクをもらうためには、他の人のサイトのコンテンツに敬愛の念を持ち紹介することだ。

人間には二つの耳があり、一つの口があるという。

他人の言うことを二つ聴くうちに、一つしゃべるぐらいがちょうどいいという比喩だ。
たくさん他の人のコンテンツを読み、良いと思ったコンテンツを紹介する。
自分が主張したいことよりも、他人の意見をたくさん読む。その結果として、

「これは本当に素晴らしいコンテンツだな、是非紹介したいな」

と思ったコンテンツを紹介する。これが被リンクの極意だと思うわけなのだ。

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2014/03/24 | コメント/トラックバック(1) |

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何も知識がないのに企業のホームページ担当になってしまったら


知識が何もないのに、企業のホームページ担当になってしまうというケースはよくあることだ。
零細企業であれば、たいていホームページ担当者は最初はそんな感じである。

従業員の数が50人ぐらいいるようなそこそこ大きな会社であってもえてしてこんなことが起きる。
単にパソコンが得意だからっていう理由でホームページの担当者にさせられてしまうのである。

パソコンが得意だ。

といってもYoutubeの面白い動画をよく知ってるとか、Yahoo!オークションでものを売り買いしているとか、パソコンの自作が好きとか、そんな理由でパソコンが得意という評価になったりする。
パソコンの自作をするなんていうと、一般の人から見てとてもとてもすごい技術だと勘違いされるかもしれない。
実際はねじ回しだけ以外不要の組み立て家具よりも簡単だ。
こんな理由でホームページ担当にさせられてしまうことはあり得る。

まったくホームページの知識がなくて
担当になった場合どうすればいいのか?

である。
ホームページに関する技術は非常に広く、そして深い。

デザインをするデザイナー、デザインをホームページとして実現するコーダー、検索から集客する技術としてSEO、検索連動型広告から集客するSEM・・・、ホームページに来訪した人の行動を分析して改善計画を作るアクセス解析・・・

といったように、ホームページをビジネスとして成立させるために必要な技術の要素は多岐にわたり、それぞれその分野だけで食っている専門家が存在している。
全ての分野において専門家になるのは不可能だし、一つの分野だけでも極めるのは容易ではない。

ホームページをビジネスとして成功させようとしたならば、容易ではないにもかかわらずこれらのスキルがすべて必要だ。
大手企業ではこれらの技術を持った専任担当者をそれぞれ雇っていることも普通だ。

中小零細企業であったとしても、大手企業でもホームページに求められるものは同じである。
結局のところどのレベルを求めるか?という差であろう。
しかし、中小零細企業であったとしてもすべて大手に劣っていていいわけではない。

中小零細企業も大手企業も同じ土俵で戦えるのがインターネットの世界だ。
創意工夫と努力によって大手と対等に戦いうる。
全ての分野では対等に戦えなくても、限局化した局面では大手企業を圧倒することも可能だ。

実は大手企業であってもすべての要素において、優れた運営をしているわけではないことがほとんどであり勝てないということはない。

とは言え、全然知識がなければどうすればいいのか?

最も重要なのは

ホームページに対してどれだけの期待を会社は寄せているのか

を見極めることだと思うのだ。
たいてい中小零細企業のホームページ担当者というものは、他の業務と兼任である。
総務や経理といった事務業務と兼務だったりするだろう。

現在の仕事だけで余裕がなければ、ホームページの運用まで手が回らないはずだ。
ならば、運用の業務についてはそれがうまくいかなくても、責任が自分に及ばないようにするのがまず第一選択肢だと思う。
でも、それを気にする必要はない。しょせんその程度しか会社は期待していないのだ。

ユーザーからの問い合わせメールにだけはきちんと対応するが、それ以外は業者に丸投げして、自分が非難されないようにするべきだろう。
消極的に見えるが、そもそも主業務をおろそかにしたら怒られてしまうのであれば仕方があるまい。

※自分のスキルアップのためにサービス残業して頑張るというのであればそれはそれでいいと思う。

それとは逆に会社が期待をしており、ホームページの運営業務にそれなりに時間を与えてくれ、成果を出すことが自分の評価になるのであればやらねばならない。

そんな立場になってしまった人に伝えたいことがある。

「ホームページの運営っていうものは成果が見える楽しいものだ」

ということだ。
自分がやったことが成果として反映する面白い業務であるということをまず知ってほしい。
やらされ仕事と思ってやると苦痛だが、自分で主体的に取り組めばこれほど面白い仕事っていうものもなかなかない。
創意工夫が自分の成果として反映する、そんな仕事はあまりないだろう。

私ならこういうことを担当者にお勧めするのだ。

1.ホームページの運営にかかわる全ての分野についての全体像を把握する

このような本はおすすめである。
上記のようなホームページの運営に必要な様々な基礎知識をたった1冊に凝縮して解説した本である。
6人の共著からなるのだが(ほとんど大阪人なのは単に偶然・・・ではないだろう)、著者がその分野の第一人者であり、網羅的に解説された良書だ。
この本をまずは読むことをお勧めしたい。

2.他社のホームページを多数見て自分なりに感覚を養う

デザインのどこが気に入ったか?気に入らなかったか?
様々な情報に対してスムーズにたどり着けたか?

といった点を簡単に文字としてまとめながら見ると、漫然と見るよりも自分なりの視点が養われるようになるだろう。
毎日同業者や、他業者でも自分の会社と同じぐらいの規模の会社などを見たりすると得るものがあるはずだ。
ずっと継続すると、力がついていくだろう。

3.HTMLとCSSは最低限勉強する

1冊でいいのでHTMLの本を買って勉強しよう。
少しはホームページを自分でも作れないと話にならない。
外注するにしても、少しはわからないとまったく業者の仕事の良否の判断が全くできない。

4.SEOとリスティングを勉強する

SEOに関しては無料のいい情報源がある。
Google 検索エンジン最適化スターターガイドというコンパクトにまとまったGoogle社の公式のガイドブックがある。
これを読めば正しい基礎知識を得られる。
怪しい有料の情報源を読むよりはるかによい。

多忙な企業のホームページ担当者はこの程度知っていればまずまず充分だろう。
これを読んで、ホームページを増強すればそこからアクセスを集められるようになるはずだ。

リスティングは少々費用は掛かるが、月間10万円程度予算をかけられるのであれば、即効性のある方法である。
1ページだけでもきちんと自社の製品やサービスの他社にない良いところをきちんとアピールするページを作り、そのページにリスティングで誘導すれば成果が出るのが早い。
日々、改善することでどんどん良くなるのがリスティングの面白いところで、まるでロールプレイングゲームみたいな感じだ。


1.~4.までの過程にはどれくらい時間をかければいいのか?
一通り勉強するのに3か月程度だろうか。

3か月後には、リスティングなりSEOなりで集客するための施策を始められるのではないかと私は思っている。

大変だと思うのだが、これほど手ごたえがあって面白い仕事っていうものもなかなかないと思う。
是非頑張ってほしいと思う次第である。

参考ページ:

やる夫が企業サイトのSEOに挑戦するようです
4年前の記事だが、マンガになっており面白くわかりやすい。今読んでも十二分に通用する内容である。

零細企業のSEO

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2014/03/17 | コメント/トラックバック(0) |

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