Google ウェブマスター ヘルプフォーラム へのお誘い


Google ウェブマスター ヘルプフォーラムをご存知だろうか?

Google社の運営している掲示板で、ウェブマスターの方々たちが情報交換を行なっている。
質問の内容によってはGoogle社の社員の方がコメントをする場合もある。
また、見逃せない内容としては、検索エンジンに機能の変更や追加があったときにはここでアナウンスされる。SEOに携わっているのであれば、定期的に見ておくのがいいだろう。

私はここで質問に対して時々回答を行なっている。
Googleの公式掲示板ということで、正直なところ最初は、

「こんなところで発言してもいいんだろうか?」

とかなり躊躇した。
しかしながら、自分でも役に立つことがあるということがわかったので、最近は積極的に発言することにしている。

順位が下落したのでどうすればいいだろうか?
といった質問を始めとして、様々な質問が寄せられる。

これらに答えようと考えることで様々なものが得られた。

1.勉強になる

回答がわからず誰かが回答してくれた時や、自分が回答した後で他の人が本質をついたいい回答をしてくれた時などは実に目からウロコが落ちる思いだったりする。
また、質問に対して答えるために調べたりすることもあり、その過程も勉強になる。
単にSEOの書籍を読んだ時と違い、解決すべき問題がありそれについて考えたあとなのでより一層ためになる感じだ。

特に検索順位の上昇・下降に関しては確実な答えがないことも多く、様々な要因が考えられるため難しい事が多い。
最後まで何が正解だったかわからないことの方が多いのだが、考えることそのものがよい。

2.アルゴリズムの変動がつかめる

順位が下落したという質問が寄せられるたびに、その共通する傾向から検索エンジンのアルゴリズムの変動の傾向がつかめたりする。

皆さんもどうですか

ということで、皆さんにもヘルプフォーラムに参加したらいかがでしょう?とお誘いをしているわけだ。
現状、定期的に回答をしている人は少なく、わずか10人にも満たない状況である。
もっと様々な人が回答したりディスカッションしたりして、盛り上がって、大いに面白く、エキサイティングなものにして欲しいと願っている。
Googleの公式ということで萎縮する必要はまったくない。

モニターの向こうには、生身の人間がいるというネットのコミュニケーションの常識を忘れなければいいだけのことだ。

ということでよろしくお願いします。

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2011/09/26 | コメント/トラックバック(2) |

カテゴリー:superficial

ロングテールSEOの基本 No.2


ロングテールSEOに一番必要なのは手法ではない。

マーケティングである

マーケティングという言葉だと曖昧なので具体的に言い換えよう。

購入者の視点で発想する

ということである。
例を挙げて考えてみるとよくわかる。

これは私の職場にあったコーヒーメーカーである。
※ちなみにアフィリエイトリンクになっているが、写真を載せたかったというだけの意図である(笑)

値段も高いだけあっていいマシーンで、こんな特徴があった。

  1. 豆を挽くところからコーヒーの抽出まで全自動
  2. 抽出後のコーヒーの粉は押し固められてトレイにたまるので簡単に捨てられる
  3. 面倒な分解掃除がほとんどいらない
  4. 掃除で手が汚れない
  5. カプチーノやエスプレッソが簡単に作れる
  6. カップを温める機能がついている
  7. 同時に2杯淹れられる
  8. 濃さの調整が可能
  9. 当然美味しい

このコーヒーメーカーを検索エンジンを介して売るためにはどうすればいいか?

「コーヒーメーカー」というビッグキーワードで上位表示を狙ってもいい。上位表示ができたら多分売れるだろう。
「デロンギ コーヒーメーカー」というミドルキーワードを狙ってもいい。上位表示できたらデロンギのコーヒーメーカーを買おうと思っている人には、確実に売れるだろう。

しかし、上記の戦略を取るためには、SEOについての技術的な知識が必要になる。
また、外部リンクの獲得のために自作自演リンク、リンクの購入といったことが必要になってくる可能性が高い。

しかし、ロングテールSEOつまりスモールキーワードを狙うならばこのように考えればよい。

5W1Hで発想するのである

Who:誰がこれを使うとハッピーになるのか

これについて今回は具体的に考えてみることにする。特にWhoに着眼するといい視点が得られる可能性が高いということもあるので、ここから発想するのがまずはおすすめである。

  • コーヒーが好きな人
  • カプチーノやエスプレッソを簡単に自宅で作りたい人
  • コーヒーメーカーの掃除が面倒だと思っている人

上記のような発想は当たり前である。
誰が?を考えることがロングテールのSEO戦略の大きなポイントであるから、何かに触れるたびに考える習慣をつけるとよい。
その手始めがこのコーヒーメーカーの例であれば、よく考えてもらいたい次第なのだ。
次の文章を読む前に、

30秒以上考えていただきたい。3分でもよい。ながら時間を活用して30分でもよい。知恵を振り絞って考えれば考えるほど、ロングテールSEOのスキルはアップする。


考えただろうか?
例えば私だったらこんなことを発想する。

■来客が多い会社の事務員
コーヒーメーカーを洗う間もなく次の来客が来てしまう。もう一台買うしかないか?って思っていたりする。
■買った商品を店内で食べられるパン店の店主
今はセルフサービスにするためにポットに入れたコーヒーを出している。しかし、もし淹れたてを提供できれば売上が増えると考えている。
■システム開発会社の社長
福利厚生のため、(本音は)深夜残業時に集中力がなるべく切れないようにコーヒーを提供するようにしている。しかし、定期的に豆などを補充してくれるコーヒーの会社への支払いが馬鹿にできないと考えている。
■外回り営業マン
寒い日に帰ってきてから、手間がかからないインスタントコーヒーを飲んでいるのだが、本当は美味しいコーヒーを飲みたいと思っている。
■庶務担当者
コーヒーを1日何度も作るが、その度にコーヒーメーカーを洗わなくてはならず、また入れてからしばらく経つと酸っぱくなってしまって従業員から不満をぶつけられる。好き好んでコーヒーを作っているわけではないのに、文句を言われて腹を立てていたりする。

こんなレベルで具体的に考えてみるのである。

次にここから具体的にキーワードを見出してみよう。
■来客が多い会社の事務員に対してどうアピールするか?

「来客 コーヒー」
「コーヒー 来客用」
「コーヒーメーカー 大人数」
「掃除不要 コーヒーメーカー」

上記のようなキーワードを盛り込んで自然な文章を書くと、上記のような「来客が多い会社の事務員」に対してアピールするコンテンツができるだろう。
このような感じで、キーワードをある程度意識して書いていき、コンテンツを充実させていくとスモールキーワードをくまなく敷き詰めた巨大な面で集客するようなサイトができるのである。

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2011/09/19 | コメント/トラックバック(3) |

カテゴリー:introduction

ロングテールSEOの基本 No.1

一般にSEOというと、上位表示の技術のみを指すのが普通である。
しかし、実際にはSEOには2種類ある。

1.検索回数の多いキーワードでの上位表示を目指すビッグキーワードSEO
2.様々なキーワードから薄く広く集客するロングテール(スモールキーワード)SEO

この2つだ。
ビッグキーワードでの上位表示は難しいし、SEO業者に依頼すると費用もかかる。
かつ、コンバージョン率が低くビジネス的なメリットがない、あるいは低いことが多い。
そこで、私はロングテールSEOをお勧めしたいのである。
ロングテールSEOには幾つかのメリットがある。

1.競合が少ないため成果が出やすい
2.専門的なSEOの技法を必要としない
3.コンバージョン率が高くビジネス的なメリットが高い

ということで、すべてのWebマスターは積極的にロングテールのSEOに取り組むべきだと考えている。
しかしながら、専門的に記述された書籍などが知っている限りでは存在しないので、書いてみたいと思った次第なのだ。

ということで、ロングテールSEOについて連載してみたい。
第1回ということで、最も重要な概念について説明する。

ロングテールの基本はand検索である。

キーワードの組み合わせ概念

丸で囲まれたアルファベットはキーワードを指している。

1.上段の丸が2つある例

Aが「ダイエット」、Bを「ウォーキング」
というキーワードだったとする。

①「ダイエット」
②「ウォーキング」
③「ダイエット ウォーキング」

という3通りの検索があり得る。

2.中段の丸が3つある例

①「ダイエット」
②「ウォーキング」
③「消費カロリー」
④「ダイエット ウォーキング」
⑤「ダイエット 消費カロリー」
⑥「ウォーキング 消費カロリー」

という6通りの検索があり得る。

下段の丸が4つある例だと、10通りの検索があり得るわけだ。
図では1語での検索と2語での検索しか表記していない。しかし、実際は3語での検索も少なからず行われており、コンバージョンにつながる確実が高いので重要な役割をはたすことが多い。

3語での検索まで含めた検索組み合わせを示したのが以下の表である。

and検索組合せ表

キーワード数が増えると、検索組み合わせが大きく増えるのがよく分かると思う。

さて、次にこのような検索組み合わせのキーワードをどのようにして文章に盛り込めばいいのか?
という問題である。

キーワードのうち、2つ程度を少々意識して文章中に盛り込み、タイトルにも入れる。
あとは自然に文章を書く。
この程度でよい。

他のキーワードの組み合わせを見出す必要はないのか?
という疑問が出てくるだろうが、そこまでする必要はないというのが私の考えである。

必要はないという理由は以下のとおり。

1.その話題について自然に書けば、検索されるであろうキーワードは文章中に自然に盛り込まれる。
2.数多くのキーワードの組み合わせを意識して書くと文章が不自然になる。結果として読みにくい文章となり離脱率が増える。
3.キーワードの組み合わせ分析をする時間が無駄である。そんなことに時間を費やすのであれば、コンテンツの充実を図ったほうがよい。
4.どんなキーワードが組み合わされて検索されるかは、結局コンテンツを作ってみないとわからない。意外なキーワードで人々は検索するものである。

最後に、ロングテールSEOは何を結果とすればいいかを書いて終わりにしよう。
ビッグキーワードの場合は当然検索順位であるが、それに対してロングテールの場合はどうなのか?
Analyticsの訪問数及びコンバージョン数が増えるが、それだけだと、変化が少なく改善状況がわかりにくい時がある。
ウェブマスターツールのダッシュボードの「検索クエリ」の詳細を見るのが良いだろう。
表示されるキーワードの増減を見て、Googleからロングテールについてどう評価されているかがある程度判断できる。

ここの数字が増えていくとそれに伴ってアクセス数も、コンバージョンも増えるのが実感できるだろう。

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2011/09/12 | コメント/トラックバック(6) |

カテゴリー:introduction

SEO費用対効果試算【EXCEL表付】


企業のWeb担当者と話をしていると、意外なほど費用対効果について考慮されていないことが多いことに驚く。
SEO業者から営業を受けてSEOを知って、SEO業者にあまり考えずに発注したりすることも多々あるようだ。

それは何故なのだろうか?

1.ビッグキーワードで上位表示できれば儲かると思っている(幻想です!

2.社内にWeb戦略そのものがなく誰かに頼りたい(無理です!

3.ブランディングにはビッグキーワードの上位表示が必須だと思っている(間違いです!

といった理由があるためらしい。
これらは当然誤りである。

SEOそのものは専門業者でできるが、Web戦略は自社で考えなければならない。
費用対効果はすべてのビジネスにおける戦略の最も基礎に置くべき問題であるが、Webに関してこれをやっていない企業が多い。
片手間にやっていたり、正面から向き合いたくないという企業が多いということなのだろう。
だから、SEO業者に丸投げしたいというのが本音なのではないか。

だからこそ、まずSEOを依頼する前にビジネスの最も基本となる費用対効果を考えることから、Web戦略を改めて考えてみたらどうかと考える次第である。

さて、SEOの費用対効果の最も基本的な成り立ちはこうである。

※ここでいうSEOは特定のキーワードを上位表示することによって収益を得るという手法を指す。

②自社ホームページ訪問数 = 1.月間検索数 × ①クリック率
④問合数 = ②自社ホームページ訪問数 × 2.問い合せ率
⑥契約数 = ④問合数 × 3.契約率
8.損益 = 4.平均粗利益 × ⑥契約数 – 5.SEO費用

[丸囲み数字はEXCEL表上段の前提部分の数字・ピリオド付き数字は下段の試算表の数字を指す。]

SEO費用対効果見積EXCEL表

ここからEXCEL表のダウンロードができます

8.の損益が最終的な判断のポイントである。
ここで十分な利益が出なければやるべきではないというのが合理的な判断となる。
簡単に計算できるEXCELの表を添付したので、興味をもたれたら是非ダウンロードしていただきたい。
ちなみに、表に入っている数字は入力例としての参考であるため、でたらめなデータであることをお断りしておく。

さて、この表の項目の説明をしたいと思う。
表の上半分が、条件を入力する部分で、下半分が試算結果となる。

入力の方法であるが、

1.月間検索数
Google キーワードツール
これはGoogleが提供している検索数を調べるシステムである。これを用いればGoogleでの検索数がわかることになっている。
Yahoo!キーワードツール
正式な名称はYahoo!リスティング広告の「キーワードアドバイスツール」。これを用いればYahoo!での検索数がわかることになっている。
Googleと違って誰でもすぐに使えるシステムではないので、概算でよければとりあえずGoogle キーワードツールの数字を入れておくのもよい。
aramakijake.jp
検索数予測ツール「aramakijake.jp」は株式会社ディーボが提供している、GoogleとYahoo!の検索数を推定するシステム。どのように推定しているのかは不明だが(ディーボ社の担当者に実際にお会いしたときに聞いたことがあるのだが、独自の計算をしているとしか教えてくれなかった)私の感じている感覚値に近い時が多い。

この3つのシステムを用いて、月間の検索数を入力する。
入力するとわかるのだが、aramakijake.jpと他の公式のシステムの数字の隔たりが大きいのにすぐに気がつくだろう。
なので、公式のシステムは楽観値として考え、aramakijake.jpは悲観値として考えればよいと思う。実際に試算にはそのように表示を行っている。

2.問い合わせ率
CVR(コンバージョンレート)という。
ホームページに来たユーザの中からどれだけの割合の人が、問合せといったアクションを起こすかという率である。
普段からGoogle Analyticsなどを用いて解析していれば、比較的容易に自社のCVRはわかるだろう。逆にわかっていないのであれば、まずここを把握すべきである。
あるいは、開設してまだ期間が短いホームページなどだと統計が少ないので、仮に1%を入れておくのがよいと思う。

参考 クリック単価の損益分岐とコンバージョン率の関係

3.契約率
問い合わせがあった中でどれだけ実際の契約になっているかという確率である。
今まで100回問合せがあって、20回が実際に受注に結びついたというような場合であれば20%となる。
比較的安価な物品の通販のような場合であれば、問合せイコール受注というケースが多いと考えられるので、ここは100%に近い数字になるだろう。

4.平均粗利益
1人の顧客が得られることによって、平均していくらの利益が得られるか。
化粧品のようにリピート性の高い商材になると、1回の受注は小さいが複数回購入するのでその合計となる。

5.SEO費用
SEO業者からの見積額を記入する。
1位から10位まで同じ額であれば同額を全部記入し、順位別に成功報酬が違う場合はそれぞれ異なる額を記入する。

これがすべて記入できれば、SEO業者に支払う金額が費用対効果に見合うかどうかが判断できるはずである。
そこで2つ注意がある。

1)楽観値と悲観値の差が大きすぎて判断がつかないケース

悲観値をとってみて、最悪のケースでもあまり損にならない結果がでればいいと私は考えている。
販促費が潤沢にあるのであれば、楽観値に賭けてみるという選択肢もあるがあまりお勧めはしない。

2)記入すべき数字がわからない

サイトがまだ立ち上がっていないとか、まだ数字が読めない状況であるときはある程度の確度を持った予測値を入れるべきである。
もしそれが入れられないということであれば、そもそもそのサイト自体の戦略的な意味から再考せねばならないだろう。


最後に試算表について補足して終わりたい。

①クリック率について
Sligshot SEOの調査結果(2011年1月~6月)による。これによれば1位でも18.2%しかクリックせず、10位にいたっては1%しかクリックしないという調査結果になっている。
詳しくは、1位でも18%? 同じ検索順位でもクリック率は前より下がっている?をご覧頂きたい。

③集客毎コスト = 5.SEO費用 ÷ ②訪問数
PPC広告との費用対効果の比較に使うとよいだろう。

⑤問合毎コスト = 5.SEO費用 ÷ ④問合数
アフィリエイト広告などの成功報酬型広告との費用対効果の比較になどに使うとよいだろう。

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2011/09/05 | コメント/トラックバック(2) |

カテゴリー:essence

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