ホームページリニューアル時に考慮すべきこと


今回のテーマは、

ホームページリニューアル時に考慮すべきこと

である。

・ホームページ制作業者の方
・ホームページ制作業者に発注される方

には是非ご覧頂きたい記事である。

さて、まず強調しておきたいのは、

ホームページリニューアルはSEOに取り組むいい機会

であるということだ。
ホームページをリニューアルする理由は様々あるだろうが、せっかくの機会なのでSEOを考慮してリニューアルすることを強くお勧めする。

デザインと集客力はホームページをビジネス的に成り立たせるための両輪だ。
集客力の要はSEOである(リスティングやソーシャルもあるが、今でもSEOは最も重要)。

ホームページ制作業者がホームページを作ることが多いが、正しいSEOの知識を持っていない。
えてしてホームページ制作業者は、デザインという観点のみからホームページを作ってしまう傾向がある。
すると集客力が得られず、ビジネスの目標を達成できない。

発注側がSEOの知識を最低限身につけて、要望する必要があるのだ。

ホームページのリニューアルを企画していて、SEOのことをご存じない方には特にこの記事の内容をご理解頂きたいと思う次第である。
(これがSEOに対する考慮の全てではないが、かなり失敗は防げるだろう)
今回の記事で書くことはサイト制作後では修正が難しく、制作前に充分に考慮しておかなければならないことを列挙してみた。

1.ロングテールキーワードでの集客を考慮する

これが一番重要かつ、最も難しい部分。
そのために必要なことは以下の3つだ。

1)集客の要としたいキーワードを検索エンジンに認識させること

例えば自ホームページで扱っている商材がコーヒーメーカーであれば、「コーヒーメーカー」というキーワードが重要であるということを認識させる必要がある。
ロングテールSEOは検索されるキーワードを自然に文章内に盛り込んでおけば、検索対象となって集客できるという理屈なのだが、

参考:ロングテールSEOの基本 No.3(記事難易度:易)

以前私は上記の記事を書いたのだが、ロングテールを意識して書くだけでは実際はあまり集客できないことがある。

「コーヒーメーカー」というキーワードをある程度強くしておく必要がある。
ある程度強くすることで初めて、

「コーヒーメーカー 急な来客 早く」
「コーヒーメーカー 作りたて 簡単」

といった組み合わせキーワードにおいて上位に表示されるようになる。
この程度の複合キーワードによる検索であっても、核となるキーワードをある程度上位表示されるようにしておかないと上位表示されないのだ。
これは内部対策だけで可能なレベルであるが、逆に言うなればある程度キーワードを狙って内部施策を行う必要があるということを意味している。

・自然な形で文章中に盛り込む。
・グローバルナビなどのアンカーに入れる。
・hnタグなどの中に入れる。

といった対策は必要だ。
このような作業まで、制作業者はSEOスパムだと考えてしまうことがあるが、それは間違いである。
サイトのテーマを検索エンジンにきちんと伝えることは、ユーザーの利便性のために必要であり、正当な行為なのだ。

2)ユーザーが検索するであろうキーワードを予測してコンテンツを作る

前述のURLの中にも述べたように、ユーザーのニーズを満たすためのコンテンツを作ることが重要で、それがひいてはSEOにつながるわけだ。

3)コンバージョンにつながるコンテンツを強化する

アクセス解析を行ない、コンバージョンにつながっている割には検索順位が低いキーワードがあれば、それを強化する。
キーワードが含まれているページのコンテンツボリュームを質・量ともに強化するのである。
質というのは、独自性のある情報を詳しく盛り込むことだ。
量は、ページ数を増やすあるいは、ページ内のボリュームを増やし詳しくすることである。

2.重複コンテンツをできる限り排除する

意図してほぼ同じコンテンツを作るのは論外だ。
例えば、地名だけを変えて、

「世田谷区 ピザ宅配」「杉並区 ピザ宅配」「中野区 ピザ宅配」

といった類似ページである。中身がほぼ一緒で、地名だけ違うといったページを作ってしまうというケース。
中途半端にSEOの知識をつけるとこういうことが起きる。当然これは駄目だ。

また、意図してなくても重複コンテンツが大量にできてしまう場合がある。
ページ遷移などを検討して、ほぼ同じ内容で別のURLのページができないかを詳細に検討する必要がある。
意識していなくても重複コンテンツが起こってしまうケース、対応方法については、下記の記事が参考になる。

Googleウェブマスターツールヘルプ 重複するコンテンツ(記事難易度:やや難)

この記事はSEOの初心者にとっては難解であるが、非常に要領よく簡潔に書かれているので理解するべきである。この内容は特にホームページの制作会社、CMSを構築するシステム会社にとっては知識として必須だと思う。

3.ディレクトリ構造を考慮する

基本的にディレクトリの深さと、上位表示のしやすさには関係がない。
しかしながら、ディレクトリはコンテンツのまとまりを表現したほうがよい。
同ディレクトリ内には、同種のコンテンツをまとめることで、検索エンジンに対してテーマをより明確に伝えることができる。また、その後のホームページのメンテナンス性を向上させることができる。

参考:理想のディレクトリ構造とは(記事難易度:易)

4.コンテンツに対してのリンクを浅くする

トップページからリンクを何度もたどらないと、たどり着かないコンテンツに対しては、検索エンジンもたどり着けないケースがある。
当然ユーザーもそのページにたどり着きにくく、利便性も悪い。
利便性、検索エンジンの到達しやすさ、この2つの観点から、なるべく少ない回数で全てのコンテンツに辿りつけるように考慮しよう。
できればトップページから3クリック以内で到達できるように工夫したい。

5.消滅したコンテンツのページランクの受け渡し

リニューアル後、なくなってしまうページについては、301リダイレクトを行い、消滅するページがもともと持っている評価を新しいページに受け渡さなくてはならない。
301リダイレクトを行わずにページをなくしてしまうと、そのページがせっかくもっていた評価が消滅してしまうことになる。とてももったいない。

参考:正しいSEO相談室 | サイトのリニューアルやサーバーの移転時にチェックしておきたいSEO要件とは(記事難易度:普通)
サイトリニューアル時のSEO Tips(記事難易度:難 SEO初心者は読まなくてもよい)

6.CMSの導入の検討

これからのSEOはナチュラルリンクを抜きにしては語れない。
ナチュラルリンクのためには、オリジナリティのあるユニークなコンテンツが必要になってくる。
そのためには、ブログのように気軽に追記できるページをサイト内に作っておく事が、選択肢として真っ先に考えられる。リニューアル時には同一ドメイン内でCMSの導入を検討しよう。
これは必ず同一ドメインでなくてはならない。
無料ブログを使った場合、もし人気コンテンツができたとしても、評価が上がるのはその無料ブログを提供しているサイトそのものであり(例:アメブロ、ライブドアブログ)、自サイトの評価にはつながらない。

もし、現在使っているWebサーバーがCMSの導入ができないといった場合は、移転も検討しなくてはならないかも知れない。
5年ぐらい前から同じWEBサーバーを使っているという場合、容量が非常に小さく、値段も割高で、かつCMSの導入もできないというケースがある。このような場合はWebサーバーを引っ越すことにはメリットが非常に大きい。但し、問い合わせフォームなどがそのままでは動作しなくなったりするので、熟慮は必要である。


ここまで書いてきたが、考慮が面倒だと思われただろうか。
確かに面倒ではある。しかし、これはいい機会なのだ。リニューアル時しかこれらの改善を行うことは難しいからである。
ここで手間をかけただけの見返りは必ずあると断言するのである。


参考:
サイト構造の設計
内部施策に詳しい片川創太氏の記事であり、ホームページリニューアル時の考慮がかなり網羅されており必見である。

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2012/04/09 | コメント/トラックバック(2) |

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