頼るべきは自分の力だ


最近はSEOのマインドのあり方についての記事ばかり書いている気がするが、実は今回もそうだったりする。

それは恐らく、最近Google ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでの回答をする機会が多くなっているせいだ。
質問者に対して技術的な問題以前にサイト運営に必要な覚悟や、愛が足りないと感じることが多いからなのだろう。

さて、今回の最も言いたいことであるが、

Googleのせいにするな

である。
私はGoogleが完全無欠だというつもりはさらさらない。

Googleのアルゴリズムが100%正しいわけではないことは間違いない。
今でもスパムSEOは以前ほどではないが、やはり幅をきかせている。
中古ドメイン、被リンクといった施策もいまだに有効である。

その逆に、コンテンツを真面目に作っても、ガイドライン違反のページに勝てないという時も少なからずある。

とは言え、Googleに文句を言ってもしょうがないのである。
フォーラムでGoogleに対しこのような意見を言う人が少なからずいる。

自分のサイトの順位が上がらないのはおかしい
Googleのアルゴリズムが間違っている

こんな意見は不毛だと思うわけである。

不毛である理由それは、

そんなことを言っても何の解決にもならない

からである。

ちょっとたとえ話をしてみよう。

日常仕事をしていて思うことがある。
何かにつけて理由を挙げて必ず反対する人がいる。

「A社の方がうちより安いから」
「うちは知名度がないから」
「サポート体制ができてないから、自信を持って勧められない」

といったようなことを常に主張する人がいる。
自分以外のことを理由にする人である。

それらの要因は自分の力でどうにかすることができない。
だから努力しても無駄だと主張するのである。

この手の主張をする人は解決しようと創意工夫することなく、いつもそのままにしてしまう。
問題はまったく解決しないし、不平不満ばかりが募るのでモチベーションも上がらない。

Googleのせいにする人もこれと同じである。
Googleのアルコリズムが不公平だと主張する人は、創意工夫や努力が足りないケースが多い。

  • コンテンツをどっかからかコピーして、ちょっと手を加えただけのほとんどオリジナリティのないサイト
  • ガイドライン違反はしていないと言いつつ、中古ドメインを使っているサイト

努力を回避して上記のように安直に集客しようとしていることが多い。
それにもかかわらず、自分に非があると思わない人が少なくないのが現実だ。
楽をしようとする人ほど、責任を自分以外の要因にしたがる。

仮に、Googleの側に問題があるとしても、Googleを変えることはできない。
変えることができるのは自分のサイトの側だけだ。

努力を怠り文句を言うだけでは現実は何一つ変わらない。
文句を言っている暇があったら、1文字でもコンテンツを造る努力をした方がよっぽど生産的だ。


今回は、これに関連して、もう一つ言っておこうと思っていたことがあるので、書いておこう。

サイト運営は自分の力で行わなくてはならない。
だから、自分がコントロールできないリスクを抱えてはいけない

ということを述べておきたいのだ。
自分の力の及ばないところで起こった何かによって、自分のサイトに大きな影響を被ることは回避するべきということ。

その代表例として相互リンクが挙げられる。そこで、

SEO目的の相互リンクは絶対やめよう

ということを強調しておきたい。
相互リンクだと、自サイトからもリンクを相手サイトに張る。
相手サイトがガイドライン違反を行うと、そこにリンクをしている自サイトの評価も下がる可能性が高い。

相互リンクを行った時点では相手サイトが検索エンジンからの評価を受けていたとしても、その後ペナルティを受ける可能性やガイドライン違反を犯す可能性が常にある。
常に全ての相互リンクをチェックしておかないとこのリスクは回避できない。現実的ではなく労力対効果に見合わない。

そうして、SEOを目的とした相互リンクを設置しているようなサイトは、SEOを意識しすぎている可能性が高い。
リンクを張るサイトとしてはリスクが高いと言える。
相手サイトのリスクをも自分に抱え込むことになる。
だから、やめたほうがいいわけだ。

純粋に相手先に張られたリンクから、自サイトへの集客を期待できる場合のみに相互リンクは実施すべきだと述べておきたい。

鈴木謙一氏がCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」で、このような発言をしていた。

安全なリンクかどうかは
「nofollowがあったとしてもリンクしたいと思うかどうか?」

と述べていた。
これは普遍的に使える考え方だと思っている。

相互リンクについても成り立つ。
相手からのリンクがnofollow、こっちからがfollowでも相互リンクしたいと思うようならリスクはないと考えていいだろう。

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2012/10/29 | コメント/トラックバック(1) |

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検索順位の真実は誰にも分からない


今回も前から言いたかったことを書くのだ。
検索順位が下がった場合にその理由を知りたがる人が多い。
目標にしているキーワードであれば、検索順位に一喜一憂するのは当たり前である。
もちろん、

  • 順位がいきなり30番以上下がってしまった
  • 目標キーワード以外も軒並み下がった
  • ウェブマスターツールでの検索クエリの折れ線グラフが急に下がった

といった場合は何らかの問題が生じている可能性があり警戒を要する。

しかし、

「今まで3位だったのですが、5位になってしまいました。どんな問題があるのでしょうか?」

といった質問がなされる時があるが、そんなことを考えても意味がない。
CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」の講演で渡辺隆弘氏が語っていたことである。
私もこの種の質問を受ける時が時たまある。

なぜこの質問に意味がないのか?
私なりに今回はまとめてみたいと思った次第。
そこで

検索順位の真実は誰にも分からない

というテーマについて書いてみることにした。

まず、最初に忘れがちなことを書く。

1.誰にとっても妥当な順位なんて存在しない

コンテンツというものは、ペーパーテストではないので客観的な点数のようなものはありえない。

検索順位というのは一流作家、あまり売れない作家、素人・・・、といった作品が無数にありそれを価値の高い順に並べ替えるという作業に似ている。
一流作家の作品の中でも読む人の好みやその時の気分によって順位は変わるであろう。
全く無名の素人の中にも素晴らしいものがたまにあり、一流作家の作品にも勝る作品がある可能性もある。

審査員の違い、審査の観点の違いなどによって評価は全く変わってくる。

客観的に妥当な順位というものは存在しないのだ。

検索エンジンにおける順位付けがアルゴリズムである。

完全な妥当性がないからこそ、より妥当だと考えられるアルゴリズムへの変更は今後もずっと行われ続けるはずである。

2.人間には膨大な計算はできない

Googleは200項目にも及ぶ観点を点数化し、順位に反映している。
これを人間がやることは無理だ。

膨大なコンピュータの計算能力を要する分野として最も有名なものは天気予報だろう。

コンピュータの計算能力が増せば増すほど、予報の精度は正確なものになる。
私が子供の頃は天気予報というものはあてにならないものの代名詞だった。

しかし、現在は天気予報は昔に比べ精度が上がったことにより、大きく信頼されている。
これもコンピュータの計算能力が著しく進歩したことが精度の向上に大きく寄与している。

私は何を言いたかったのかというと、こういうことだ。

「明後日の稚内の最高気温は16度、最低気温は6度、曇り後晴れだそうだが、なんでその予報になったのだろうか?」

天気は様々な地点のごくわずかな変化が作用を及ぼし合って、ある結果を生み出す。

予報結果というものは、作用を及ぼす内容が膨大であり、人力で可能な量をはるかに超えた計算量から生み出されている。
だから、なぜ上記のような計算結果になったのかを完全に説明することはできない。

ある程度今日の天気図から明後日を人が予測することはできるが、それとコンピューターの計算は全く異なる。
人間は全体を大掴みで捉えて経験則で判断するが、コンピューターは個々の条件を膨大な計算で積み上げて結果を出す。

これと順位は似ている。
全ての評価対象ページにおいて200にも及ぶ計算項目を、人間が評価して順位付けをすることは不可能なのだ。

言い換えてみよう。

人間には不可能なことだからコンピューターがやるのだ

だから、今の順位がこのようになっているという理由を説明することは誰にもできない。
気象庁の職員が予報の結果について、正確に説明することができないのと同様に、

Googleの職員、仮にその職員がMatt Cuttsであったとしても、なぜこの検索結果がこの順位になるのか?

は正確に説明することができない。
アルゴリズムの秘密を隠しているわけではない。

本当に説明することは無理なのである。


結論である。

・検索順位には客観的に完全な妥当性が存在せず
・計算内容が膨大で人間が全貌を把握することは不可能

この2つの要因により、計算結果の順位がなぜそうなっているのかを完全に理解することはできないのである。
だから、順位が多少変わった際に、その理由を知ろうとする努力には意味がない。

気象予報士などは現在の天気図から傾向を捉えて、細かい計算によらずおおまかに天気を予想することができる。

SEOはこれに非常に似ている。

正確な順位の理由を知ろうとすることは無理であり徒労である。
しかし、コンテンツの良否などの傾向を捉え、より高い評価を得られるように修正や追加を行うことは可能だ。

順位を考えている暇があったら、評価を得られるように注力したほうがいいのだ。

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2012/10/22 | コメント/トラックバック(1) |

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Wikipediaを凌駕するコンテンツを作って勝負しろ


私は毎日様々なキーワードで検索をして(多分一般的なユーザーの10倍以上は検索していると思う)痛切に感じることがある。
安定して上位に存在し、勝てないページには特徴がある。
それは、

内容が濃い

ことである。
内容が濃いということはどういうことか。

私の感覚として言うならば、コンテンツの質量が大きいということだ。
巨大な質量を持つ天体(要は星だな)は夜空でひときわ明るく光り輝く光芒を放つ。

コンテンツもこれと同じだと思うわけだ。
誰が見ても内容が優れて充実していると感じるコンテンツの検索順位は高い。

たった1ページしかないのに上位表示されており、SEO業者が打ち勝つことができない個人のページがある。
10,000文字以上にもなるコンテンツがあり、しかも書いた人の凶々しいまでの執念が伝わってくるようなページだ。

これはさすがにSEO業者が多数ページを作って、かつ被リンクを集めて勝負しても全く抜き去ることができない。

・キーワード出現頻度
・論理的なマークアップ
・共起語の割合

とかSEOの小手先のテクニックを超越している。

コンテンツの質とはそれに込めた精神の量だと思う。

私のブログのテーマは、

SEOで一番大切なものは愛です

となっているが、私が常に言いたいのはこれなのである。

書きたいテーマに対する強烈な愛、あるいはその裏返しである憎悪。

これによって作られたコンテンツは強力無比、鉄壁の強さを誇る。
そんなコンテンツを作ることこそが究極のSEOだと言いたいのだ。

話はようやく本題に入るのだが、Wikipediaのページが強いということの一つの大きな理由としてこれがある。
Wikipediaの項目をわざわざ編集したい人というのは、何か強い思い入れがあることが多い。
そんな人が場合によっては編集合戦といった憎悪に満ちた闘いも繰り広げながら、代わる代わるコンテンツを更新するWikipediaの各項目が上位表示されるのは当たり前なのだ。

そして、濃いコンテンツの総体としてのWikipediaはとてつもなく強いということである。

だから私はこう言いたい。

Wikipediaをはるかに凌駕するコンテンツを作れ

無名メーカーが先発の有名メーカーを超えようとしたら、有名メーカーを超える製品を作らねばならない。
有名メーカーより下の製品、あるいは同程度の製品を作っても認知をえることは難しいだろう。

後発で無名のサイトが認知されるためには、先発の有名サイトを凌駕するコンテンツを作る必要がある。

Wikipediaは既に社会からもGoogleからも権威として認知されているサイトである。
これを超えるコンテンツを作ることを目標にして欲しい。

渾身の力と魂を込めてコンテンツを作るのだ。

もし、サイトがあなたにとってのビジネスの生命線であるならば、生き死にがかかっているのであればそうするであろう。

たいしたコンテンツを作る努力もしていないのに、

「Googleは有名サイトばかりをえこひいきする。」
「私のページが上位表示しないのはGoogleのアルゴリズムが間違っている。」

といった不満を述べる人が多くいる。

Wikipediaの1ページは、幾つかの章立てによって成り立っている。
この一つの章立ての部分だけを深く掘り下げて、Wikipediaの1ページとなりうるぐらいの質で作る。
Wikipediaの項目が6章で成り立っていれば、6ページ作るぐらいの気迫で作ればWikipediaをはるかに凌駕し上位表示するはずである。

それで上位表示しなかったら、不平不満を述べてもいいと思う。

上記のような不満のある人で、そこまでやった人はいますか?

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2012/10/15 | コメント/トラックバック(1) |

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CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」についてレポートしてみる(後編)


当レポートは前後編の予定だったのだが、思ったより長くなったので前中後編の3部になってしまった。
やっと完結である。


5番目の登壇である。

松尾茂起氏
「外部リンク獲得のためのコンテンツプランニング」
サブタイトル
「プランニングを成功させるために重要なたった一つのこと」

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撮影はすべて飯田昌之氏

松尾茂起氏は独自の位置を占めているSEOのプロだ。
今年の1月に上梓された

WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル


当書がSEOの担当者の中で大きな反響を巻き起こしたことはまだ記憶に新しいところである。

また、当ブログでも使用している、SEO対応のテンプレート「賢威」の作者であることでも有名である。

「賢威」の購入者のみが利用できる、賢威フォーラムでの的確な回答も実に素晴しく、私が最も尊敬するSEO人の一人である。

そして、何と言っても傑出しているのは、ナチュラルなリンクを集めるための手法、企画に長けていることである。
リンクをGoogleが評価する理由は、それがコンテンツの人気を図る尺度だからだ。
サクラを動員することでGoogleをだましてたのが、これまでの人為的被リンクによるSEOである。
ところが、松尾氏は本当に人気のあるコンテンツを作ってしまうという点において、正真正銘本物のSEOなのだ。

熱く語りすぎて前置きが長くなった。

やっと本題である。


外部リンクはSEOにとって非常に重要である。

しかし、外部リンクリンクは本来自分からコントロールできない。
だから、自作自演のリンクや、リンクを購入を考えるウェブマスターが多いが、これにはリスクがある。

近年これらの人為的な施策を行ったことによる、順位の下落が多く見受けられる。

だから、リンクを集める方法を考えるべきだ。

そもそもリンクが張られるということは?

Googleが重視するリンクには2種類がある

信頼出来るサイトからのリンクと同ジャンルのサイトからのリンクだ

1.実在している人からのリンクには価値がある

信頼出来るリンクとは実在している人からのリンクである。
ソーシャルメディアからのリンクがこれにあたる。

リンクを張れなかった人がソーシャルメディアを介してリンクを張れる時代になったので、これを活用する戦略を組み立てるべきだ。

2.リンクを張る人の心理を理解する

1)コンテンツを保存したい(ソーシャルブックマーク)
はてなブックマークはこれである。
2)他のひとに紹介したい
この欲求によるリンクの方がずっと多い。

3.nofollowリンクに価値があるか
Twitter、Facebookはnofollowである。
(Google+はfollow)
nofollowのリンクには直接的なSEO効果はない。
しかし、TwitterのAPIを使った外部サービスはnofollowではない場合がある。
このようなサービスから引用されたような場合は、SEO的に価値のあるリンクとなる。
従って、Twitterからのリンクには価値がある。

nofollowであるか確認できるプラグインがあるので、確かめてみることも必要だろう。

4.人はなぜコンテンツを紹介するのか?

  1. 共感願望
    他人に共感してもらいたい願望のこと。
    日本人のYahoo好きは突出しており、このような願望を持っている人が多いことがよくわかる。
    (作者注:Yahoo!の知恵袋の回答などはこの傾向が顕著で、ベストアンサーがつくのは、質問者に同意する回答であることが多い)
  2. 自己顕示欲
    自分のことを見て欲しい
    ほめて欲しい
    → 診断系コンテンツ大ヒット
  3. 自己ブランド強化
    ・自分のブランドを育てたい
    ・自分のブランドが傷つくことはしたくない

この3つを理解すればリンクは集まる
紹介する人の気持ちを考えてコンテンツを設計する。

6.どんなコンテンツが人気なのか?
情報収集すればわかる。

・はてなブックマーク内でキーワード検索するとか、NAVERまとめなどを見ればわる。
・はてなブックマークに「まとめ」というタグが付いた記事を見るとわかる。

7.まとめ記事を作ればいいのか?

これは半分正解で半分間違い。

誰かがまとめたくなる分割された濃いコンテンツを作るのが理想
誰かにまとめてもらってリンクしてもらうことを狙う。

セグメント(分割)の時代である。

その傾向を表す例として、機能がたくさんあるアプリより、何かの機能を特化したアプリが受けている。
Bluetoothのオンオフを切り替えるだけのアプリが人気であるといったことからもこれは説明できる。

セグメントの具体例

「大阪梅田の飲食店」
よりも
「大阪梅田の激うま飲食店」
よりも
「大阪梅田の激うまラーメン」

このように細かくすればするほど、個性をより発揮できる。

自社コンテンツを分割すると、新しい魅力が見つかるかもしれない。
見なおしてみることをお薦めする。

8.同ジャンルからリンクをもらえるコンテンツとは

  • プランニング1
    業界の情報のハブとなるサイトを運営。Googleカスタム検索エンジンなどを使うとおもしろいものを作れる。
    例)野菜レシピ検索エンジン「クックル
  • プランニング2
    問題提起をするためのデータ提供する。
    つっこみを受けるため。
    例)都道府県みんなのバストサイズ
  • プランニング3
    人格を増やす
    ライバルサイトがリンクを張りやすくする。
    =相手のブランドを傷つけない企業が同業のサイトに対してリンクを張ることはできないが、関連するブログなどにはリンクを張ることがある。
    このように企業とは別人格の個人としてのサイトを運営するなど、リンクを貼りやすいサイトを作る。

紹介されるためには露出が必要

1.各ソーシャルメディアの露出の流れ

どんなコンテンツも露出しなければ意味がない。
影響力のあるアカウントを持つと口コミを容易に集める事ができる。

Twitter:匿名ゆえの拡散力。
Facebook:実名ゆえの抑止力

Twitterが重要。Twitterでバズるとはてブでもバズることが多い。

Twitter → はてブ → ホッテントリ入り → リツイート

という循環で口コミは広がって行く。

2.NAVERまとめも重要

注目まとめはPVが集まる
NAVERまとめはアフィリエイト的なインセンティブがあるので、本気で作ってくれる人が多数存在する。。
分割されたコンテンツを作ったほうがよいというのは、NAVERまとめにまとめてもらいやすくなるという意味もある。

NAVERまとめで大量に被リンクを得ても、ドメインが同一なのであまりSEO効果はないかもしれないが、露出が増える効果は期待できる。

3.Google+について

Google+はウェブマスターツールにも統計データが表示されるくらいなので、これからは重要だろう。

たった一つ重要なこと

人を動かすということ
リンクを張るのは人間である

コンテンツを作るのにはセンスはいらない。
何が流行しているかは調べればわかることだ。


最後の登壇は、

事例で考える『SEOの力』
辻正浩氏

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この日、辻氏の名刺を頂戴した。感動である。
辻氏の名刺

私は以前、辻氏からGoogle+を介してSEOについて色々ご教授頂いたことがある。
検索エンジンの動作に対する造詣と、経験の深さにただただ恐懼。
己自身の不勉強さ、極める道のりの遠さを改めて思い知った。

本当のその節はありがとうございました。

拙ブログの「SEO業は何処へ行けばいいのか」に対して、明確な回答を頂いたことは恐らく一生忘れることはないと思う。

検索エンジンの挙動に関する広く深い知識を持つこと。
一般的に出回っていないノウハウなども自分の中に蓄積して、様々な問題に対して的確な解を出せること。
そうならなければ専門のコンサルタントとして高い付加価値を得ることはできない。

とおっしゃっていた。
情報に接している量、経験の量において凡百のコンサルタントをはるかに凌駕している氏ならではの言葉に、深く感銘を受けた次第だ。

またしても熱く語りすぎて、前置きが長くなった。


今回取り上げるケーススタディは
nanapi

辻氏がSEOを担当し、対策の開始後1年弱で検索流入が4倍になったという実例。

1.nanapiとは

日本最大級のハウツー情報サイト
ある程度品質が担保された様々なジャンルのノウハウが大量に掲載されている。

ビジネスモデルは広告掲載、一部タイアップ記事によっている。

ユーザーに支持されることがすべてにおいて優先されている。

2.nanapiの目標

より多くのユーザー様にnanapiを知ってもらいたい

3.主として実施したSEO施策は2点

・検索されないページを検索エンジンから認識させない
・徹底的な構造化

結果としてビッグキーワードでも上位表示されるようになった。

施策その1
検索されないページを検索エンジンから認識されないようした

これは非常に重要!

一覧ページのソート順の変更や、検索に結びつかない絞り込み結果ページは検索エンジンに全て認識させない。

但し、検索結果に表示させるニーズがあるページについては熟慮して認識させるページとして残す。
ベストプラクティスは、全てのサイトにおいて適用できるわけではない。

SEOは知識だけではできない
ある程度の知恵が必要

施策その2
徹底的に構造化した

現在nanapiはFacebookで2位に表示されている。
この理由として、

  • Facebookのノウハウが380ページぐらいある。
    このようにしっかり記事を準備した。
  • 構造化してトップページ(nanapiのFacebookノウハウのトップページのこと:Facebookの使い方徹底ガイド)にひもづけた。

その他施策

  • 継続的なコンテンツ増強実施。1年で3倍に
  • 魅力的な見せ方の追求
    検索結果でどう表示されるかをプレビューできる仕組みを導入
    また、OGPもCMSに仕込んで管理
  • サブドメインで分けていたコンテンツを一つのドメインに統合
  • などなど・・・

SEOの成功に向かって継続したこと

  1. ユーザ満足のためサイト価値の向上
  2. SEOの価値を全社的に理解
    サイト価値を検索エンジンに認識させる
  3. 確実な状況把握で精度を高めながら継続
  4. 爆速
    ・最初のミーティング後、数週間でサブドメイン統合実施(すごい!)
    ・ミーティング終了後、数日~当日中に修正完了(すごい!)
    ・ミーティング中に修正が完了するというケースも(すごい!!)
    ・ミーティング前に修正が完了するというケースも(笑)
    (作者注:辻氏がこの日着ていたTシャツはこれ)

辻氏が行ったこと

  • 勉強会の実施。方向性の共有
  • まずは成果で信頼を得る
  • 成果の共有

 

nanapiの例は誰にとっても参考になる

こんな大規模なサイトと自分のサイトは違うと思ってはいけない。
nanapiには品質が担保された様々なジャンルのノウハウが大量に掲載されている。
しかし、特定ジャンルに限定すればnanapi以上になることは可能である。

インハウスSEOの成功に必要なこと

1.一通りの知識・経験

1)まず学習

これだけ読めばよい。SEOに必要な知識の8割ぐらいはこの本に書いてある。

2)トライ&エラーができる環境

・気軽に実践できるWebサイトを持つ
・後から変えられるSEO、前の状態に戻せるようにする

2.変化を把握
小さなことも把握する。
・表示内容、クリック率
・流入キーワード
・順位
など

3.変化を成果に

どのサイト変更がどのような変化につながったのかを知る。

一人ではSEOはできない。

ここを変えてくれたので、このようによくなった。
なので、ここがこうだったら成果に結びついたはずという、成果が未達成になった理由を把握しておくべき。

SEOの成功の流れ

知識と経験を少しづつ得て

小さな変化を得て

小さな成果を得る

成果につながった実績を得る

大きな動きを起こす

大きな成果につなげる

最後に

成功したSEOの力は大きい。
集客さえできれば発生しない問題も多い。
だからSEOの力はもっと大きくできる。

WebサイトにはSEOによって掘り起こすことができる、埋蔵金がまだまだ埋まっている。


懇親会など

セミナーの途中の休憩の間に、初めて鈴木謙一氏にお会いした。
そして、名刺ゲット。
鈴木氏あんなに高名なのに腰が低いのに驚きましたです。

この日は、登壇者の中で名刺を交換させていただいたのは、鈴木氏、辻氏、松尾氏(50音順)。

皆さん本当に腰が低くて、物腰が柔らかい。
真に自信がある人というのは、他人に対して自分を大きく見せる必要がないからだと思う。

終了後、中華料理店にて懇親会があった。

様々な方と情報交換をさせていただいたり、疑問点について教えていただいたりなどして、とても有意義な時間だった。

食事は美味しかったが、時間がもったいなく食べる時間がなかった。
結局あまり食べられず、家に帰ってまた食べましたとさ(笑

※追伸

もしSEOやWeb関連のセミナーなどで、
「豊天」
というロゴの入った服を着た妙な人物を見かけたら、それは多分私ですので気軽に声を掛けてくださいませ。

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2012/10/09 | コメント/トラックバック(2) |

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CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」についてレポートしてみる(中編)


当レポートは前後編の予定だったのだが、思ったより長くなったので前中後編の3部になってしまった。
後半で完結すると思った皆さまにはお詫び申し上げます。


さて、2番目の登壇は

ハント肇子氏
海外企業インハウスの
構造と対策にみるIn-House SEOのあり方


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撮影はすべて飯田昌之氏

この方である。
久しぶりに日本語で話されるとのことで、すごく緊張していらっしゃるとのことであった。

感想としては欧米は進んでいるなあと感心した次第。
日本ではこのような理由でインハウスに取り組んでいる企業は少ないと感じる。
惜しむらくは、日本の中で外来語として定着していない語彙をそのまま使っていたので、わかりにくい点はあった(私が英語が苦手だからかも知れないが)。

特にそう思ったのが、欧米ではインハウスが主流になってきていて、コンサルタントからノウハウを吸収して自社でSEOを行うように移行してきているというのは進んでいるなあと思った。

1.SEOの取り組み方のトレンド

SEOの取り組み方には4タイプがある。

1)100%代理店
2)代理店+インハウス
3)コンサルタント+インハウス
4)100%インハウス

欧米ではこの中の3)と4)が増えている。
最初はコンサルタントを使って3)だったが、ノウハウを吸収してコンサルタントが不要になって4)へと移行するというケースが多い。

2.なぜインハウスなのか

社内の専任担当者がSEOを行うことは以下のようなメリットを得たいからである。

・サイトのイメージを統一したい
・コストやリソースの無駄をなくしたい
・目標や取り組み方、レポートなどを統一したい
・カニバリを防ぐ
(作者注:カニバリとは共食いのこと。様々な業者が担当していると、施策が重複したりして無駄が発生する)
・社内のSEOへの理解度を高めたい

3.SEOの効率化

1)SEO作業の限局化

SEO担当者は各サイトごとに、

デザイン・コンテンツ・多言語対応

のそれぞれについて精査をする必要があった。
しかしながら、この方法だとサイトが10個あったら、精査すべきポイントが30個になってしまう。
(作者注:私なりの言い換えです。システム開発におけるオブジェクト指向っぽい考え方かなあって思いました)

サイトを全て一つにまとめて管理するようにすれば、サイト数がいくつになっても3つのポイントだけを精査すればよい。

2)一元管理

・検索キーワード別にどのページを最適化したか
・競合調査対策
・ページ単位のランキング、パフォーマンス
・データのまとめ方
・目標
・業務分担

を、インターネットだけではなく、オフラインの業務や媒体も含めて一覧表にまとめて社内で共有。

4.社内教育

1)インハウスの評価

・担当するプロジェクトの成績を定量的に示して評価すべき
 例)コンバージョン数・売上等
 
・予算削減、工数削減といった観点でも評価されるべき

・会社全体でのSEO知識の向上も評価されるべき

4.Scrumのすすめ

(作者注:Scrumとは多分、スピーディーにシステム開発するための手法の一つ。
小規模のチームに分け、短期間で完了する業務をチームに割り振って行くといった感じの手法のことかと理解しました)

SEOもスクラムでやっていくとよい。


3番目の登壇は

木村 賢氏
Googleの最新動向から見るSEO会社の使い方
~ペナルティ・アラートへの対応とインハウスSEOにおけるSEO会社を使うポイント~


である。

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ペナルティ警告の話題が実に生々しく、かつ実際に即した事例で大変素晴らしかった。
SEO業者でもなければなかなか見ることはできないし、ましてやペナルティから回復するためのノウハウとして固められるほど多く遭遇することは普通ない。
(とは言え、微妙な内容なのであまりここでは書けません・・・。残念)

1.インハウスとSEO会社の得意不得意

・インハウス
 サービス内容やウェブサイトそのもの、コンテンツについてよく知っている
・SEO会社
 情報収集力や、分析力、ツールなどを持っている。

インハウスが不得手で、悩みがちな状況においてSEO会社を使ったらよいのではないか?

2.悩みその1 リンクペナルティ&警告への対応

これはSEO業界も一番困っているところである。

(作者注:ペナルティリカバリの事例については断腸の想いであるが大部分割愛する)

1)事前に解除されるとか、再審査リクエストをすると、よけいにペナルティを受けるというのは嘘である。

2)リンクの購入について

・リンク購入は自己責任
・リンクが説明できるベンダーを選ぶ
・外せるリンクにする
・リンク解除が無料か確認する

3.悩みその2 リソース(人手)不足

・SEO会社の人的リソースの活用したらいいと思う。
 柔軟に様々なニーズに対応してくれるSEO会社が多い。
・SEO会社が持っているツールも活用できる

→現在、SEO会社に対して付加価値が求められる時代になっていると感じている。

4.悩みその3 ノウハウがない

・SEO会社は結構仲がいい
 SEO会社は他のSEO会社のノウハウを聞いたりできることが多い。
・SEO会社は情報を大量に入手していて、その中の厳選した重要な情報だけを提供してくれる。
・情報提供そのものは無料なので活用しよう。

5.悩みその3 リンク構築の知識がない

・リンク購入(自己責任で)
・オーガニックからのトラフィック最大化のためにSEO会社を活用しよう

6.悩みその4 社内調整

社内調整のための資料の作成は、外部の会社のデータを元にしたほうが説得材料としていい場合がある。
そのためにSEO会社に手伝ってもらうという方法もある。

7.質疑応答

1)有料リンクはどう扱うべきか?

やらざるを得ないというケースもあるだろうし、ニーズがあれば売買は続くだろう
SEO会社はナチュラルリンクに近いものを作るように進化するしかない

2)どんなSEO会社と付き合うべきか

・検索エンジンの基本的な動作に通じているいる会社とつきあうべき
・リスクが100%ないSEOはないことを念頭におくべき
・担当者との相性は重要


4番目の登壇は

鈴木 謙一氏/Bill Hunt氏(通訳ハント肇子氏)/山田 研一氏
/田中 樹里氏/三澤 直哉氏

Ask the SEOs



である。
SEOsというのはSEOのプロって意味らしく、つまりSEOのプロに質問するというう内容。

あらかじめセミナー前に質問を集めておき、中から良い質問を厳選して当日回答するという企画だ。

時間が短かかったのが残念な企画である。
この企画だけで1日やってもいいかなって思ったぐらい。

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当ブログではおなじみの鈴木 謙一氏

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Bill Hunt氏(後ろに座っていらっしゃるのは通訳を担当したハント肇子氏)
ハント肇子氏の通訳はすごかった。
長文を一気にまとめて訳して話すのは、語学力だけではなく並大抵の記憶力では無理である。私にゃあ無理ですって感じ(これは訓練かな?)。
とまあ、関係のないところに感心する事しきり・・・。

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山田 研一氏

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田中 樹里氏

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三澤 直哉氏

1.自然検索流入からの直帰率が高いと、ランキングに影響するか?

●鈴木氏
関係ない。でもなぜ直帰率が高いのか?というところは見ているはずだ。
直帰率という指標は簡単に操作できてしまうため、検索順位として指標にはできない。

直帰率はSEO観点ではないところで重要なのだ。

2.SEOの投資対効果はどう説明するのか?
SEOの投資対効果はどう説明するのか?

●山田氏
必ずしも収益につながるとは限らないが、必要である。
SEOは直接的な収益だけではない。

●田中氏
リンクベイトを集めたい場合は、リンク1本当たりの単価で換算する。

●三澤氏
下記を想定して説明する。
・コンバージョン数
・CTR
まあ、想定と実際はあまり合わないのだが・・・。

●Bill氏
このキーワードではどれだけトラフィックがあり、自社サイトにどれだけ誘引できるかで説明する

3.マットカッツ発言の信憑度は?

●Bill氏
一般的には信憑度は高い。
コメントをした数日後に訂正することもあるが、それは発言によってパニックを起こしてしまった場合にフォローをする場合に限る。
後日内容が逆になる発言をすることはない。
その発言の内容が意味するところが自社のビジネスにどう影響するか?と考えればどう対応すればいいかわかるだろう。

●鈴木氏
マットカッツ氏はナイスガイだ。
片言の英語でも親切に対応してくれるし。
Google社の社員の中でも何人かがコメントを行なっているが、氏の発言が最も信ぴょう性がある。
以前に氏の発言が過剰に世の中に反響を引き起こしたこともあって、最近はあえてはっきり言わず言葉を濁しているのではないかと思う。

4.グループ内リンクと自作自演リンクの差は?

●鈴木氏
ぐるなびのフッターリンクはよくできている。
こういうのがいい。
安全なリンクかどうかは
「nofollowつけてでもリンクしたいと思うかどうか?」
と考えれば確実だ。
(作者注:「なるほど!」って思った)

5.どんなKPIを設定しているか?

●三澤氏
SEOの目的による。
インデックス数、CTR、ブランド名での流入、ファインダビリティなどいろいろだ。
順位、流入数、コンバージョン数を一覧できるツールがあるので重宝している。
報告資料は色を使ってグラフィカルに作成している。

●田中氏
注文数しか社内は気にしていない。経営陣はそれだけしか興味なし。
担当者はサイトカタリストを使って見ている。

●Bill氏
目的に応じたKPIを設定する必要がある。

●安田氏
そもそもそのサイトがなんのためにあるのか?
目的に応じたKPIを設定する必要ある。

6.これから日本でも流行りそうなSEOソリューションは何か?
(作者注:カタカナですいません・・・)

●Bill氏
Kloutはよい。
 社内のソーシャルチームで使っているツールが重要。
・コンダクター
・銀座メトリックス
・ブライドエッジ

●山田氏
・HubSpot
・ラジアンシックス
・Bloomreach
・スクリーミングフロッグ
・Bingのウェブマスターツールは競合のバックリンクも見られる 

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2012/10/01 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:superficial

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