サイト構成が重要だ


今回のテーマはロングテールSEOと並んで、内部施策の最大のポイントであると考えている。

これがわかれば内部施策のかなりの部分を理解できたと言っても過言ではないかもしれない。

人間にとってわかりやすいサイトは
検索エンジンにとってもわかりやすい

ということを今回は書きたいのだ。

では、検索エンジンにとって「わかる」ということは何を意味するのか?
ということについて考えてみたい。

検索エンジンは人間と違って知識をWebから得ようとしているのではない。
一つ一つのページが、検索キーワードに対してどれだけの価値があるかだけを判定したいのだ。

しかし、その価値判定は人間から見たわかりやすさとかなり合致する。

検索キーワードに対する情報の濃い薄いが人間にとって重要であり、検索エンジンもこの観点で基本的には判断する。
情報の濃い薄いは一つのページの中においても重要であるのだが、サイト内においても非常に重要である。

情報の濃い薄いは一つのページだけで判断できるものではない。
該当のページからたどれるページにどのような情報があるかも重要なのだ。

わかりやすい例を挙げてみよう。

トップページ自体の情報量は少ないのが普通である。甚だしいケースであればFlashの動画しかなかったりする。
会社名がページ内に含まれているという意味では、会社概要のページの方が適切だと考えられないだろうか?
それにもかかわらず会社名などで検索した時に、トップページが表示されるのは何故か?

それはトップページが、その会社名のキーワードについての情報の基点だからである。

「会社名 + 採用」といったキーワードで検索された場合は、当該会社の採用情報のページを検索結果に出せば良い。
しかしながら、会社名で単に検索した場合は、その会社についての何を知りたいのか?という具体的ニーズは不明である。
トップページからは会社についての様々な情報に容易にアクセスすることができる。だからトップページを検索結果に表示させるのだ。

これでわかるであろう。

具体性のあるキーワードは特定のページ
ニーズの曖昧なキーワードは関連情報への基点となるページ

が上位表示されやすいのである。

実際の例を挙げるのは差し控えるが、
(差し控える理由はスパマーに真似をしてもらいたくないからである)

・サイト規模 5ページ~20ページ程度
・新規ドメイン
・被リンクまったくなし

そんなサイトでありながら、激戦キーワードで上位表示されているケースをたくさん目撃している。
これほど極端ではないが、適切な例を一つだけ挙げてみよう。
Howtoサイトのnanapiは「Facebook」という超ビッグキーワードで上位表示を実現している。

CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」についてレポートしてみる(後編)にレポートしたが、SEOコンサルタントの辻氏はnanapiを徹底して構造化したと述べている。まさしく、今回のテーマで言いたかったことだ。

実際にnanapiのFacebook(フェイスブック)の使い方ガイドのページを見ていただけると一目瞭然だ。
まさしくFacebookの様々な関連情報が豊富にあり、その情報の基点となっているわけである。

図にしてみよう。

一見極端な例のように見えるが、実際にこのようなケースも存在する。
サイトの企画段階で将来的な見通しを立てずに、コンテンツを付け足していったり、異なる担当者や部門が連携を取らずに更新していったりしているケースだ。

※クリックすると拡大します
画面遷移改善前

レシピのページがサイトの中で分かれていることがわかるだろう。
タラバガニのしゃぶしゃぶのレシピのページがあっても、別ドメインの海産物ギフトのページを見ているユーザーには見えない。ユーザーにはこの情報を見ることはできない。
従って検索エンジンから見ても評価できない。

上記の例はサイトそのものが異なっているが、サイトが一緒だとしても駄目な例だと言える。

画面遷移改善後

こちらが改善した例である。
ユーザーから見てコンテンツの構成がわかりやすくなったと言えるし、検索エンジンから見ても同様に理解しやすい構成である。

私はこれまでロングテールSEOのことを多く論じてきたが、関連性のあるコンテンツを作るだけでは充分ではなく、最初の計画も重要だということを書いておきたいのである。


参考サイト
SEM/SEOの新たなポイント、それは「情報アーキテクチャ」

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2013/01/07 | コメント/トラックバック(6) |

カテゴリー:essence

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