今ペナルティでなくてもリンクの否認を行うため被リンクのチェックはすべきなのか?


今回は気になる問題について考察してみたい。

人工リンクを行っていなくても
被リンクのチェックはすべきか?

これである。
近年被リンクのチェックを行う必要性が高まっている。

本来であれば、人為的な被リンクを自サイトに対して行ったためにペナルティを受け、これを回復するために行うのが被リンクのチェックの目的だ。
しかし、人為的な被リンクを貼ることによって、競合サイトの検索順位を下げることができることを、Googleは近年では暗に認めてしまっている。

もしあなたが〇〇な状態であれば、否認ツールを使いましょう
マニュアルアクションとられていなくても、おかしなリンクを発見したら否認ツールを使うべきですか?

Googleのアルコリズムについての広報を行っているマット・カッツ氏は、これらの記事に書かれているように、

「ネガティブSEOが自身のサイトに行われていると感じた時」
 もリンクの否認が有用であると述べている。

本来こんなことはWebマスターの仕事ではなく、Googleにやってもらいたいのだが現実を考えれば已むを得ない。

とは言え、リンクの否認を行うことを前提にリンクのチェックを行うべきサイトは決して多くはないと私は考えている。
では、どんなサイトがこれを行うべきか?私が考えるのは3つのケースである。

1.Webサイトからの集客の重要性が高いか?

業務を行うことは人件費が発生することだ。
一般論としては人件費の使い道として優先度は低いものの、Webサイトの重要性が高くなればなるほど重要になると考えなければならない。

重要なサイトであれば、1ヶ月に1回程度は見ても良いと思う。
特に競合が激しい分野、つまり検索キーワードが直接ビジネスに直結するような分野、例えば金融関連などでは重要である。
被リンクによるネガティブSEOなんてあり得ないと言い張っても、万が一ではあっても被害が出てからであれば遅い。

実際、この手のネガティブSEOが成功させることは難しいのであるが、ネガティブSEOを狙ってリンクを貼ること自体は容易である。
たいてい自動化されているため、数万というリンクを一度に貼ってもコストはたいしてかからない。
しかも、リンクは低品質であればあるほど低価格である。

低品質なリンクを数万、あるいは数十万も貼られれば、たいていのサイトは大丈夫とは言い切れない。
成功率は低いものの攻撃する側としては比較的低コストでできるから、こんな人の道に外れたことを誰もやらない保証はないのだ。

2.人為的な被リンクを行っていたことがあるか?

人為的な被リンクをこれまで行っていたら、サイトの状況は危険水域にあるかもしれないと思っていたほうがよい。
被リンクによるペナルティは、堤防と一緒である。
ある程度の水位までは耐える。
しかし、ある一定の水位を超えると一気に決壊する。

人為的な被リンクは今現在は確かに検索順位の上昇に貢献しているかもしれない。
しかし、確実に水位を上げている。
一番いいのは人為的な被リンクをやめることなのだが、やっているのであれば特に注意せねばならないだろう。
中古ドメインを使っているといったケースも同様だ。

3.スパムペナルティを受けたことがあるか?

このようなサイトはブラックリスト入りしていると考えたほうがよいと私は思う。
憶測にしか過ぎないのだが、私がもしGoogleだったら、かつてペナルティを与えたサイトについては特に警戒する。

会社の金を横領したという過去がある人物がいたら、収監されて処罰を受けて帰ってきたとしても私だったらお金を任せる仕事はさせない。
私だけではなくて、多くの人もそうだろう。

こういうふうに疑いの目で見られるわけで、恐らくはその人物は終生そう思われる。

Googleもこれと同じだろう。
永遠に猜疑心は消えることなく持ち続けると考えたほうがよいと思うのだ。


さて、上記の3つのケースを除きリンクの否認のために、被リンクのチェックをする必要はないと私は考えている。

最後に、どのようなリンクを否認しなければならないのかについて書いておこうと思う。
実際にGoogleから警告が来た場合は、疑わしきリンクは全て外すなり、否認するのが原則である。

しかし、上記のような場合はあくまで予防であり、危険水準に近づいた水位を下げることが目的である。
ナチュラルなリンクを残さねばならない。

誰が見ても確実にSEO目的のリンクだとわかるようなリンクをはずさない限り、水位を下げる効果は小さい。

手っ取り早く水位を大きく下げるためには、アンカーテキストに着眼するのがよいと考えている。
SEO目的の被リンクは、アンカーテキストにSEOしたい文字列が非常に高い確率で含まれるのが特徴だ。
だから、それに着眼すればよいのだ。

ウェブマスターツールにはどのページから、どのアンカーテキストでリンクされているかチェックする機能が残念ながらない。
ダウンロードしたURLについて、どのようなアンカーテキストでリンクされているかチェックするといったツールを作ることは、ちょっとプログラムを作れれば難しくはない。

こんなものを作って、重要キーワードに焦点を合わせてチェックすることが有効だ。
重要キーワードでの、低品質なページからのリンクを減らしてやれば、安全性はぐっと高まる。

これはお勧めである。

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2013/11/25 | コメント/トラックバック(0) |

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順位保証による成果報酬型SEO業者の金額設定


いまさら被リンクについて書くのも何なのだが、いまだに被リンクはSEO業者の飯のタネである。

SEO業者が書いているSEOブログの中に、

「Googleのガイドライン違反は危険なのでやめるべきです」

と書いておきながら、サービス案内には順位保証型のSEOが掲載されていたりなんかして、実に香ばしいっていうか・・・
人間には本音とタテマエがあって、本音は隠すことが多いのにここまでくると潔いっていうか、厚顔ぶりにシビれる。

ある程度SEOを知っているのであれば当たり前のことなのだがもし知らないのであれば、覚えておいて欲しい。

順位保証型SEOはGoogleのガイドライン違反なしに成立しない

のである。
順位をあげるために確実性のある方法は2つしかない。

  1. コンテンツを充実させる
  2. 人為的に被リンクを貼る

この2つしかなく、順位保証型のSEO業者が取りうる選択肢は後者のみである。

前者は、不可能ではないのだが不可能に近い。
コンテンツを充実させることで検索順位は上昇するが、ビッグキーワードで一般的な順位保証型のSEOの成果基準となる10位以内にまで達することは非常に難しい。
あまり上がらないこともある。
コンテンツを充実させると、ロングテールキーワードでの集客は取れるようになることは間違いないのだが、順位が上がるかどうかはやってみなければわからない。
しかもコンテンツの充実のためには多大なコストがかかる。

成果が出るか出ないかわからない施策のために、SEO業者自身がリスクを負ってコンテンツを投入することはできない。
また、SEO業者はあくまでSEO業者にしか過ぎないので、自分でコンテンツを作り出すことができない。
というわけでコンテンツを充実させるといった、順位上昇施策によって成果報酬を得る施策は現実的には不可能なのだ。

というわけで後者の人為的な被リンクを貼るという施策しか選択肢はない。
人為的な被リンクはGoogleのガイドライン違反であり、違反を冒さない順位保証型SEOっていうものは存在しないのだ。

「Googleのガイドライン違反は危険なのでやめるべきです」

と言いながら、順位保証型SEOを社業として行うことは矛盾以外の何ものでもない。
私は以前「SEO人のポジションとポジショントーク」という記事の中で、ブラックハットを倫理的に否定するつもりはないと書いた。
ブラックハットを否定するのではないが、この種のポジショントークは否定しなければならないと思っている。
これは明らかに騙しであり、騙そうとする対象は検索エンジンではなくクライアントであるからだ。

「ガイドライン違反はいけません。
でも当社の順位保証型SEO施策は違反ではありません。」

こんな嘘はある程度知識があれば一瞬で見破れる。
しかし、私が憤りを感じるのは正しい知識を持たない素人を騙そうとしていることがミエミエだからである。

熱く語ってしまったが、順位保証型SEOとはイコール人為的被リンクであるということがここまでのおさらいだ。

さて、それでは

順位保証型SEOの金額設定はどのような考え方で行われているのか?

これはSEO業者の立場に立って考えるとわかりやすい。

一見割安に見える料金設定も、業者の都合であることが多いことがわかるだろう。

大手業者であれば何も施策を行うことなく、順位が上がった時だけ成果報酬を取ろうとすることはない。
(順位保証型であれば、所定の順位に達すれば課金が発生するため、実際はほとんど何も施策をしないインチキ業者も存在する)
大手業者や良心的にやっている被リンク系の中小零細業者はボッタクる意図ではつもりはやっていない。

なのになぜ高いか?

その理由は

成功確率にかかっている

のである。

ビッグキーワードになればなるほど、課金金額が高くなるのもこれが理由だ。
いくら被リンクを貼ろうと何をしようと、ビッグキーワードになれば上位表示は難しい。

とにかく1サイトあたり月額30,000円もらいたいと考えたとする。
(これくらいの金額はSEO業者としては割りと普通の設定である感じ)
成果に関係ない固定課金だったら月額30,000円もらえばよい。

ところが、競合サイトとの兼ね合いによって上位に食い込める確率が変わってくる。

上位表示できる確率が5分の1ぐらいしかなさそうと推定したら、30,000円では受注できない。
この場合だと金額を単純計算すると5倍する必要があり、150,000円という金額が適正な金額になってくる。
(実際はこの計算は正しくはない。コインを投げて2回投げても表が100%出るとは限らないのと同じである)。

上位表示できる確率が10分の1であれば、10倍して300,000円が適切であろう。
順位保証による成果報酬型SEOは高く見えるのだが、このような理由で致し方がないのだ。

さて、最近(でもないか)、1キーワードではなく、3キーワードとか5キーワードとかでも上限金額が同じであることが多い。

1キーワード上位表示しても、150,000円だが、5キーワード全て上位表示した場合でも150,000円という設定。

このように割安な感じになる。一見するとお得な気がするがどうしてこうなるのだろうか?

1キーワードだけだと上位表示できる確率は5分の1というケースであれば、5キーワード設定することができれば単純計算で100%の上位表示確率になる。
(実際はいずれのキーワードでも上位表示しない確率は、0.8の5乗となり、32.768%の確率でどのキーワードも上位表示しない。どれかのキーワードが上位表示する確率は67.232%となる)

5キーワード施策しても手間が5倍になるわけではない

どのみち、キーワードは分散させなくてはいけないので、分散させるキーワードについても成果報酬対象キーワードにすればいいだけである。
例えば、「タラバガニ通販」というキーワードで上位表示させようとさせる場合でも、全てアンカーテキストを「タラバガニ通販」にしてしまうわけにはいかない。
全て同じアンカーテキストにしてしまうと、アンカーテキストが不自然にかたよるため順位が上がりにくくなったり、ペナルティになる危険性が著しく増えるからだ。
だから、アンカーテキストはバラけさせなければならない。
そのバラけさせる中に、

「タラバガニ激安」
「タラバガニお歳暮」
「カニ 訳あり」
「お歳暮 カニ 通販」

といった、成果対象キーワードを含めればアンカーテキストが分散して安全性が増す(安全性が増すってだけで、安全になるわけではない)。

なので、施策の手間はさほど増えず、成功率は上がるのでキーワードが増えると安くなったりするわけだ。

とはいっても、これは別にSEO業者がクライアントを騙しているわけではなく、それでクライアント側が納得するならばお互いの利害が一致したということであろう。
運が良ければ複数のキーワードで上位表示することもあるわけだし。

この料金設定は業者・クライアント双方にメリットがあるため、順位保証による成果報酬型SEOとしては最も合理的な料金設定であると思う。

でも、2つ気をつけてもらいたいと思うことがあるので最後に書いておこう。

1.どのキーワードであっても
  上位表示された場合は課金されてしまう

ビジネス的に有用性が低いキーワードでも課金されてしまう。
月間検索数が少ない競合の少ないキーワードが混ざっていると、そのキーワードだけ上位表示されて課金されるという嬉しくない事態が起こり得る。というか、こんなケースが普通に起こる。このリスクを納得した上で施策を依頼するか、全てのキーワードがビジネス的に費用対効果に見合うことを確認するべきである

2.ガイドライン違反なので
  当然ペナルティの危険がある

これは前述したとおり。
リスクを甘受することができるか?
ペナルティを受けた場合の対応策があり、ビジネスに与えるダメージを食い止める策があるのか?

当然ながら最も重要なポイントである。
私は基本的には人為的な被リンクはおすすめしないのだが、ビジネス的なデメリットを理解した上でこれをあえてやるという選択肢はあり得ると思っている。
しかし、デメリットは非常に大きいのでお勧めはあまりできないというのが私の考えではある。

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2013/11/18 | コメント/トラックバック(1) |

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コンバージョン達成プロセスの阻害要因を確認する9つのポイント


タイトルは釣りっぽいが釣りではない。

今回はSEOよりも基本的で、かつ重要な話である。
基本的なことなのに、意外にできていないサイトがとても多いためにこのような記事を書いてみたのである。

Webサイトの目的を達成するには、

  1. Webサイトへ集客する
  2. 目的となるページヘ誘導する
  3. コンバージョンする

といったおおまかに3つのステップが必要になる。
その中の一つのステップでも問題があれば、目的を達成できない。

一連のステップは一本の鎖のようなものだ。
鎖は一番弱いところの強度しかない。

一箇所が弱いと、他がいくら丈夫でも意味がない。
Webサイトもこれと同じだ。
例えば、いくら集客力のあるサイトであったとしても、問い合わせフォームが正常に動作しなければ全くコンバージョンは上がらない。

では、前述のステップに沿ってチェックすべきポイントをまとめてみよう。

1.Webサイトへ集客する

Webサイトへの主な集客チャネルとは何だろう?

  1. SEO
  2. リスティング
  3. ソーシャルメディア

他にも様々あるが、重要なのは大体はこの3つである。順番にポイントを列挙しよう。

  1. SEO
    1-1:検索結果ページに正常に表示されるか?

    サイト名、ブランド名といったキーワードで表示されることを確認する。
    これらのキーワードで検索結果に表示されなくなってしまっていたら、検索エンジンからの集客はほぼゼロだ。
    スパムを行っていなくても、このようなことはたまに起こりうる。

    1-2:検索結果をクリックして正常に自サイトに来られるか?

    来られないケースで多いのは、ウイルスチェッカーに引っかかってしまったケース。
    自サイトをクリックしたにもかかわらず、全く別のサイトに飛んでしまうケースがある。
    昨今このようにWebサイトをクラッキングされてしまうケースが激増しており、一般のWebマスターにとって無関係な出来事とは言えなくなった。
    私も自分の管理下のサイトで何度も痛い目を見ている。

    1-3:ネガティブな事象が起こっていないか?

    上記の2つが大丈夫でも、集客力が著しく低下しているケースがある。
    っていうか、集客力が著しく低下しているケースの大半が上記の2つが大丈夫な場合である。

    重要なサイトであれば最低でも週に1日程度は確認したい。
    ウェブマスターツールによる確認が最も簡便である。「表示回数」の折れ線グラフを確認すれば、検索結果への露出の増減が一目でわかる。
    これが激減していれば、緊急に手を打たねばならないことがわかる。

    スパムを行った結果ペナルティを受けた結果、突然ガツンと下がることは珍しくないのだが、スパムでなくても何らかの事象により大きく下がることはあるので注意しなくてはならないのだ。

  2. リスティング
    広告が表示されているか?

    リスティング業者に運用を丸投げしている場合は特に注意しなくてはならない。
    特に問題なのが少ない予算の会社で、業者はまともな運用をしていない場合が多い。
    月間の予算が30万円ぐらいしかなければ、手数料が金額の20%だと6万円にしかならないので、だいたい1日程度しか手間を割くことができない。
    予算が10万円であれば、2万円にしかならないので3時間程度しか割けない。
    小予算の外注ではきっちりとした運用を期待するのは無理がある(それでもちゃんとやっている会社もあるようだが)。

    本当は小予算であれば自社で運用すべきなのだろうが、それができないならば最低限広告が表示されていることは日々確認すべきだ。

    予算切れだけではなく、その気はなくてもガイドラインに抵触したり、抵触したと誤解されて広告が止まってしまうことがある。

    リスティングのアカウントが開示されない場合は、Analyticsを使って確認しておくべきだろう。

  3. ソーシャルメディア
    ソーシャルメディア運用の目的は定まっているか?

    曖昧であれば、運用の目的を定めるまで運用を停止した方がいいかもしれない。

    無目的にソーシャルメディアは運用してはいけない。
    労力というものは非常に貴重な資源である。漫然とソーシャルメディアに時間をつぎ込むのは罪悪であるといってよい。

  4. 2.目的となるページヘ誘導する

    2-1 スマートフォン、タブレットで見た場合に適切に見られるか?

    WordPressを使っていると、スマートフォンやタブレットからのアクセスだと自動的にデザインが変わる設定になっていることがよくある。
    その場合の見え方については確認をしておかないと、場合によっては問い合わせフォームへの導線が著しくわかりにくい、あるいは存在しない場合すらある。

    2-2 目的となるページはそもそも存在するのか?

    ECサイトだとコンバージョンは購入ということになるが、リスティングなどで集客した場合に、在庫切れになっているなどで実質的にページが存在しないといったケースもある。
    重要なアイテムがずっと在庫切れ表示になっているといったケースも散見されるので、注意せねばならない。

    3.コンバージョンする

    3-1 問い合わせフォームは正しく動作するか?

    問い合わせフォームが正しく動作しなければ、いくら集客してもまったく意味がない。

    3-2 問い合わせフォームに不要な入力項目はないか?

    入力項目が多くなると、コンバージョンは減ることが知られている。
    できる限り入力項目は減らすべきだ。

    私の経験であるが、入力の必須項目の選択肢でどれを選んでよいかわからず(適切な選択肢がなかった)、やむを得ず離脱したことがある。

この程度のことは最小限の確認事項であり、必須なのだができていないケースが多々ある。
もし確認していないのであれば確認することをお勧めしたい。

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2013/11/11 | コメント/トラックバック(1) |

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SEOで有利なポジションを獲るWebライティングの急所


SEOで有利になる書き方とは何か?

これが本日のテーマだ。

title、h1といったタグにはこのページの最重要テーマとなるキーワードを含める。
共起語を文章中に盛り込むといったテクニックは、一般的なSEOのノウハウとして語られることである。

しかし、今回はこういったタグや共起語の埋め込みといったSEOのテクニカルな手法ではなく、文章技術としてのSEOのライティング技術について書いてみたいと思う。

SEOにおいて現在ではコンテンツが最重要視されてきている。
しかし、コンテンツはどうあるべきか?
について書かれている記事はあるものの、コンテンツを生み出す最も重要な材料であるライティングと、SEOの関係について書かれた記事はあまり見たことがない。

ライティングとHTMLのコーディングは別のモノである。
ライティング側の人にとってSEOを考慮すべきポイントは何か?について書いたものがあれば、有用であろうと思ったのでこんな記事を書いてみたわけだ。

しかし、SEOとライティングは関係ないという意見もある。

関係ないという意見は「正しい」

矛盾するではないか?
と思われそうなのだが、矛盾はしない。

人間が読んで、品質が高いと感じるライティングはSEOで有利なポジションを獲ることを可能とする。
つまりSEOがあろうとあるまいと、品質の高いライティングを心がければいいということなのである。
しかし、品質の高いライティングとは何なのか?

共起語といったSEOの知識で説明ができないライティングの良し悪しの観点について考えてみる。

最も重要なことは

具体性の高い文章

を書くことである。

できる限り、文章の指し示す内容が具体的になるようにする。
代名詞、一般的な用語ではなく、できる限り特定の事物を指し示す言葉を用いる。

必要に応じて詳しく描写・説明する。
目の前で行われているかのように描写・専門家のように詳細に説明することができれば、内容についてはGoogleにも伝わる可能性が高いだろう。

タラバガニのWikipediaの説明を例に挙げてみる。

  1. タラバガニは日本近海などに住む肉食の生き物。
  2. タラバガニは日本海などの北太平洋だけではなく世界中にいる。
    日本の太平洋のかなり深い海でとれたという記録もある。
    肉食で様々な小動物を食べ、天敵は人間やタコなどがいる。
  3. タラバガニは日本海、オホーツク海、ベーリング海を含む北太平洋と北極海のアラスカ沿岸、ガラパゴス諸島、チリ、アルゼンチン付近に分布する。
    日本の太平洋沿岸では、駿河湾や徳島県沖の水深約850- 約1,100mの海域での捕獲も記録されている。
    食性は肉食で多毛類、貝類など様々な小動物を捕食する。一方、天敵としては、人間以外にもオオカミウオやミズダコなどがいる。

下に行くに従って具体的である。
1番めはほんのちょっと知っている。
2番めはまあ詳しい人ってレベル。
3番目の文章はほぼWikipediaの記述であるが、専門家レベルの記述である。

3番目の文章が人間から見ると明らかに最も価値が有ることがわかる。

SEOにおいても同様である。
それは2つの意味がある。

  • 専門用語が頻出することによって、Googleは専門性の高い文章であると認識する可能性が高まる
    人間もそのような判断をしている。あまり耳慣れない言葉が並んでいる文章は、専門的な内容が書かれていると思いやすい。
    検索エンジンも同じである。日常ではあまり使わない語彙が高頻度で出現するため、特筆すべき内容が記載されている認識されるかもしれない。

    そして、専門用語についてタラバガニに関係ありそうか?なさそうかをGoogleは認識している。

    専門用語であっても全く関係ない分野(例:熱交換器、玉頭位取り、円周率、霧氷、Python、デスメタル、クラッシャブルゾーン、形態素、フリック入力 等など・・・・・・などって書きすぎだわ)はGoogleはタラバガニに関係ないものとして、これらが多く出現しても、タラバガニの検索順位のための加点をしない可能性がある。
    これも人間の判断と一緒である。例に出てくる用語は何に関係する用語か知っていれば、

    「タラバガニに全く関係ないことばっかり書いてるわ」

    と判断がつくので、いくら専門用語が頻出したとしても無関係なものと判断することができる。
    これはコンピュータにもできる手法なのだ。

  • 様々な検索キーワードでの検索結果へ露出が増える

    タラバガニ日本海オホーツク海ベーリング海を含む北太平洋北極海アラスカ沿岸ガラパゴス諸島チリアルゼンチン付近に分布する。
    日本太平洋沿岸では、駿河湾徳島県沖水深約850- 約1,100mの海域での捕獲も記録されている。
    食性肉食多毛類貝類など様々な小動物捕食する。一方、天敵としては、人間以外にもオオカミウオミズダコなどがいる。

赤く示した部分が、専門性の高いと思われる用語。
これらは評価に影響するだけではなく、検索キーワードになりうる。

例えば、「タラバガニ 植生」「日本海 オホーツク海 分布」「多毛類 捕食」「徳島県沖 海域 捕獲」といったキーワードで検索されることもあり得る。

検索キーワードは、キーワードプランナーなどで検索回数が多いキーワードを狙うだけではない。

この手のニッチなキーワードに対して広く網を張ることも重要なのだ。 
詳しく専門的に書く、言い換えれば普段使わない用語を盛り込むことは、ロングテールキーワードを狙う王道の手法であるといえる。
これについては、キーワードを意識しないロングテールSEO手法に詳しく書いたので、ご覧いただけたらと思う。

専門的に詳しく書けば書くほど、検索への露出が増える意味でも有利になるのである。


記事の専門性を高めることはSEOがあろうがあるまいがやるべきことである。
それゆえに、SEOとライティングは関係ないとも言われる。

しかし、ライティングの質を高めることは結果的にSEOで有利なポジションを獲ることにもつながるのだ。

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2013/11/05 | コメント/トラックバック(3) |

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