アフィリエイトは何故嫌われてしまうのか?


私自身はアフィリエイトを否定するものでは決してない。
むしろSEOを勉強する過程において、アフィリエイトを学ぶことから得られる実践的な知見は大きい。
だからむしろ推奨したいと考えているのである。
SEOだけでは、そこからコンバージョンに至る大部分の過程を学ぶことができない。ところが、アフィリエイトをやることで自分でなんらビジネスを所有していなくても、コンバージョンに至るかなりの過程を実践で学べる。だから、アフィリエイトそのものを推奨したいのだ。

さて、今回の話は、私がアフィリエイトを嫌っているのではなく、

何故世間の人々の多くがアフィリエイトを嫌ってしまうのか?

ということを論じているというわけであるので、誤解のないようあらかじめ申し上げておきたい。

さて、アフィリエイトにはこのような大きなメリットがある。

  • 広告主
    コンバージョンが発生して初めて費用を支払うことができるため、広告の費用対効果が明確である。
  • アフィリエイター
    自分で在庫負担などの金銭的な負担なしで、様々な商品やサービスを売って(紹介して)利益を得られる。

さて、少々話は外れるのだが、近江商人の話をしてみたい。
商才に優れていたと言われる近江(滋賀県)出身の商売人は近江商人と呼ばれた。
成功した近江商人はがめつく商売をすることを嫌い、真っ正直に商売をすることで消費者から信頼を得て成功したと言われている。

近江商人は様々な商売哲学を残したが、その中で最も有名な哲学を体現した言葉が

「三方良し」

である。

・売り手
・買い手
・商売に関わる社会の人々

が全て満足する商売が良い商売であるというのである。
私もこの考え方に賛成である。
これを正しいビジネスのありかたと私は定義している。

アフィリエイトは広告主・アフィリエイター共にリスクの少ないビジネス、販促手法である。
アフィリエイトはWinWinのビジネスモデルであると言われるゆえんだ。

しかし、広告主・アフィリエイターともに売り手側である。

買い手、およびそれに関わる社会の人々にとってもよいのか?

と考えてみるとどうだろう?

まず買い手にとってのメリットとは何か?
消費者自身が気がついていなかった商品やサービスに対する発見を与えることである。

知らないモノを知ったことによって購入の選択肢が増えた。
あるいは、あるモノを買うつもりだったのだが、それとは別のモノの長所を知ったことでよりよい選択をすることができた。
といった場合だ。

商品を提供する売り手自身が気がついていない、消費者視点からみたメリットの紹介。
様々なメーカーを横断した比較といった切り口。

これらはアフィリエイターなればこそできる切り口と言えるだろう。
価格.comなども広告収入で成り立っているわけで、アフィリエイトとも言える。この種のアフィリエイトビジネスは消費者の利益の著しい向上につながっている。

最後にそれに関わる社会の人々についてどう影響があるか?

様々な影響があるが、サーバー業者といった産業の売上が増えたりするといった周辺産業への波及効果があるであろう。

さて、こう書くとアフィリエイトには何も批判される理由はないように見える。
しかし、実際のところアフィリエイトのメリットの本質は、

売り手とアフィリエイターがWinWinであることである。
そこに消費者やその他の人々に対する利益という観点が考慮されていないことが多いのだ。
一言で言うと売る側の都合だけしか考えられず、結果として誰かに害をなすということである。

その結果こういうことがおきる。

1.公平性が考慮されない

アフィリエイトで何かの比較サイトを作る場合を考えてみよう。
商品A、B、Cがあったとして、実際はAが最も価格が安く品質も良かったとする。
その次に良いのがBで、Cは値段も高く品質も悪いとする。

ところが、商品Aにはアフィリエイト広告がなく、Bには広告があるものの広告単価が低い、Cは広告単価が高いとする。

こんな場合、多くのアフィリエイターはCを最も高い評価を与え、Bは相対的に低く評価し、Aは紹介しない。
本来は消費者に対してはAを紹介するべきなのだが、アフィリエイトというビジネスの構造上そういうことにはなりにくい。

消費者の判断を歪める原因になりやすいのである。

2.ステルスマーケティングの温床になりやすい

アフィリエイターの目的は自分が広告するものを買ってもらうことである。
なるべく不利な情報は書きたくない。
まあ、それだけならいい。
嘘八百が並ぶことが多い。

そもそも、ほとんどのアフィリエイターは商品についての知識など一切持ち合わせずに適当に書いている。
数万円もするようなものをいちいち買って評価するなんてことは普通はやれない。
数万円どころの話ではなく、数百円のものだって買うことは稀だろう。

知識を持たずに、売りたいがためにデタラメ、嘘八百の誇大広告を書いた記事は有害以外の何ものでもない。

この手の記事が増えると、逆に売り手にとっても悪い影響が出る時がある。

あまりにもあからさまなステルスマーケティングの記事が増えると、企業姿勢を疑われる可能性が出てくる。
一般消費者はアフィリエイトというビジネスモデルを知らない。
企業が組織ぐるみでステルスマーケティングをやっているって思われたりもする。

だからブランドイメージを大切にする企業はアフィリエイト広告という販促手法を取らないことが多い。

売り手にとっても、買い手にとってもこの種のステルスマーケティングは嫌われるのだ。

3.二次情報が氾濫する

前述のとおり、多くのアフィリエイターは自分でその商品なりサービスなりを実際に使ってみることなく、誰かが書いた情報を元にリライトしたり甚だしきはそのまま丸写ししてコンテンツを作る。
これは何ら新たな価値をネットの中にもたらしていない。
それのみならず膨大な二次情報を生み出すことで、本来必要な一次情報を埋もれさせてしまう。

何かについて調べた時に、アフィリエイトサイトばかりが検索結果に表示された場合のガッカリ感はかなりなものである。
何故そんなにがっかりするのか?
それは、

「そこに自分が欲しいナマの情報があると思えない」
「どうせ似たようなことしか書いていない」

と思えるからである。

4.詐欺が多い

特に情報商材である。
情報商材のアフィリエイトは単価が高いため、かなりメジャーなアフィリエイトの分野の一つであるが、インチキな情報が氾濫している。
このインチキな情報をまき散らしているのがアフィリエイトだ。
アフィリエイトがもし存在しなければ、大多数の人はその種の詐欺的な情報商材を目にすることはないだろう。

またアフィリエイト自体が情報商材のネタとして使われていて、

「何もしなくても、毎日5万円入金される驚異のアフィリエイト」

みたいないかがわしいキャッチコピーで流布している。
見るからに怪しい。この手のキャッチコピーにひっかかるまともな人はまずいない。
ギャンブルのような射幸心をあおる詐欺、それがアフィリエイトであるという図式が多くの人の頭にある。

また、この種の詐欺はアフィリエイターが被害者になる。
射幸心を煽る悪のアフィリエイターが、情報弱者のアフィリエイターをカモにするのだ。
カモにしようという気持ちが溢れまくっているので、アフィリエイトイコールいかがわしいというイメージになるのだ。

5.楽をして稼げるという誤解がある

「何もしなくても、毎日5万円入金される驚異のアフィリエイト」
といったこの手のフレーズがいまだになくならないのは、それがある一定確率で信用されているからだ。
いくらこんなフレーズで引っ掛けようにも引っかかる人がいるというのは、それを信じる人がいるからである。

人は他人が羨ましい生き物だ。
毎日働いていても大して給料をもらえるわけでもない。
それ故に、働きもせずにいい暮らしができるなんてけしからん(実際は羨ましい気持ちの裏返し)!

という気持ちを持っている人がいるわけだ。
実際のところ、アフィリエイトって何もせずに稼げるわけでもないので誤解なのだが、その種の誤解を生み出す表現を日々アフィリエイターが生み出しているのでいつまでたってもなくならない。

6.スパムの温床である

アフィリエイターの多くは、手間をかけずに儲けたいと考えている。
また、ブランドイメージを損なうなんてことを考える必要がない。
だから、スパムに走ることが多い。

検索エンジンスパムは、検索ユーザーの利便性を損なう。
人工リンクを中心としたSEOをゴリゴリやるこで、上位に表示させようとするウェブマスターが多くなると検索エンジンは機能しなくなる。
この検索エンジンの機能不全に大きく一役かっているのがアフィリエイトだ。

上位表示させるためには手段を選ばない。
最悪ペナルティを食らっても、ドメイン移転すればいいやぁみたいな戦略は企業は取り得ない。
企業と異なりいくらでも検索結果を汚染するようなサイトを作ることができる。

またメルマガアフィリエイトみたいなものは、スパムメールの温床になる。
スパムメールはインターネットのトラフィックの多くを占めており、ネットワークの負荷の大きな原因になっている。

7.社会通念上許容しがたい商材を扱う

出会い系などはこの最たるものだ。
「女子高生と出会える」みたいなこんな反社会的な広告を作ったりするのはアフィリエイターである。
いくら出会い系サイトを運営していたとしても、業者自身はそのような広告を作ったりはできないから(本音のところは売上が取れれば万々歳)事実上アフィリエイターを黙認する。


アフィリエイトが嫌われてしまう原因を書いてきた。

私は色々書いてきたが、アフィリエイト自体が悪だと言うつもりはまったくない。
アフィリエイトというビジネスは消費者を軽視しがちになりやすい性質を持っているってことを論じてみただけである。

実際に自分が扱う商品なりサービスをきちんと研究して、分析をし独自の視点からユニークな記事を書いているアフィリエイターも多い。
それは結局のところ消費者の利益にもつながり支持を得られるし、最終的にはそれで稼いでいるアフィリエイターもいる。

消費者視点でのコンテンツを作るアフィリエイターが増えて欲しい。アフィリエイターの社会的認知は向上するだろう。
元々の売る側が気が付かなかった視点での記事を作ることは誰にとってもプラスになる、三方良しのビジネスであるはずなのだ。

さて、最後に付け加えておくと、世の中キレイ事じゃないってそんなことぐらい私だってわかっている。でも、

「キレイ事じゃないんだよ!」

って居直るってことは悪だと思われることを肯定していることに他ならないと思うのだ。
嫌われるのが嫌である、あるいは誤解であると思うならば、消費者の視点からアフィリエイトのビジネスを展開して欲しいと切に願う次第である。

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2014/01/27 | コメント/トラックバック(7) |

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ブラックハットSEOは修羅の道を選択する困難な戦略である


ブラックハットSEOは苦しい戦略である。

大規模サイトを数多く手がけていることで有名なSEOコンサルタントの辻正浩氏は、

実験を続けてアルゴリズムを追いかけるのは修羅の道である

という内容を講演で述べていた。

参照:CSS Nite LP, Disk 29「SEO 2013」についてレポートしてみる(Part.4)

ブラックハットSEOというのはまさしく修羅の道である。
SEOが専門ではない人にとっては、この辻氏の発言からブラックハットSEOが修羅の道である命題を導く意味がわからないと思う。
だから今回はこの意味を述べてみたいと考えた次第である。

まず

修羅の道とは何か?

であるが、修羅道とは仏教の用語で、争い続ける苦しみが絶えない世界であると言われる。
修羅の道を往く(行く)と言えば、常に戦い続ける非常に苦しい道を選択することを指す。

アルゴリズムを追いかけることは、苦しい戦いを続けることを意味している。
では誰と戦うのか?

それはGoogleとである。


こうすれば検索順位が上がるという法則を
実験や観察から導いて
それを自サイトに適用する

これがアルコリズムを追うSEOだ。
誰でもできることではない。

この要因が検索順位に影響するであろうという仮説を立て、
膨大なURL、キーワードを日々追跡し、
仮説を検証し検索順位の推移からから法則を導く。

そこから法則が導けることもある。
しかし、これは生半可な戦いではない。
今日通用した法則が明日も通用するとは限らない。

Googleは年間に数百のアルコリズムの改変を行っているという。
それだけの変更が行われているのだ。
だから、多大な労力を費やして得た知識はいずれ役に立たなくなるのだ。

私の友人の話であるが、彼はSEO会社でアルコリズムを研究しており、得た知識をノートにまとめていたそうだ。
久しぶりに前にまとめたノートを見てみたら、その中に書かれていた手法のほとんどは現在役に立たなくなっていたという。

アルコリズムの変化とはそんなものであり、現在の知識で一時も安住することはできない。
常に新しい実験による仮説の検証、法則化が必要となる。
これが辻氏の言う修羅の道だ。

ブラックハットSEOとは、検索エンジンのアルゴリズムの欠陥を突いて上位表示させるSEOの手法を指す。
アルコリズムの欠陥を突くというのは、アルゴリズムの隙間を探し出してそれを利用することだ。

常に隙間は塞がれていく。
だから新しい隙間を見つけ出さねばならない。

また、欠陥を突くという行為に対してGoogleは冷酷である。
Googleは欠陥を突こうとするものに対して、ペナルティという罰を与える。
この罰は天の神が地上の者に下す雷(いかずち)に等しい破壊力を持っている。

一度ペナルティという雷を受けたWebサイトは、検索エンジンからのトラフィックを絶たれ事実上死ぬ。

ブラックハットSEOは神ともいえるGoogleからの怒りを受ける恐怖と背中合わせに、アルコリズムの隙間を突き続ける絶え間ない戦いなのである。
修羅の道そのものなのだ。
SEO業者、インハウスSEO、専業アフィリエイター・・・、この修羅の道には果てしない数の屍が転がっている。

いつ路上の屍と成り果てるかわからない。それが修羅の道。

では、

この道を往くのが嫌ならば、Googleに従わなければならないのか?
この道を放棄することは、Googleに敗北することなのか?

答えは否である

Googleに従う必要などない。
Googleなんか本当は無視してもいい。

Googleと戦おうとするから修羅の道を往かねばならないのである。
戦おうとするものは常に相手を考えなければならない。

戦うのではなく忘れてしまえばいいのだ。

Googleを一旦忘れて、どんなサイトがユーザーにとって良いサイトなのか?
それだけを考えて作ってみれば良い。

  • 誰もが納得するクオリティの品質の記事
  • わかりやすく明快なユーザーインターフェース
  • 論理的に正しいマークアップ

これを目指せばよい。
少しずつこれらの観点からサイトをブラッシュアップして行くのだ。
Googleのためではない、あなたのサイトの情報を必要とするユーザーのためである。

Googleっていうのは、特殊ではあるがユーザーであることには変わりない。
ユーザーのために作ればその過程においてGoogleから自然に評価されるのである。

Googleという特定の1ユーザーを欺いて評価されようと考えるからSEOは困難な道になる。
誰に対しても良いサイトを目指すことは、手間こそかかるが楽で平和な道である。

私は倫理的な意味においてブラックハットSEOを断罪するつもりはないのだが、それは困難な手法だからやめておくべきだと言いたいのである。

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2014/01/20 | コメント/トラックバック(0) |

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コンテンツSEOの成果を定量的に評価する方法


私のスタンスは繰り返しにはなるが、

ブラックハットSEOを倫理的な意味で非難するつもりはない。
実利を考えるならホワイトハットSEOを行うことをお勧めする。

というものである。
とはいえ、

「力なき正義は無能である」

という言葉もある。
ホワイトハットSEOが正義だと言うつもりはさらさらないが、私は倫理としてのホワイトハットSEOが嫌いで偽善以外の何ものでもないと思っている。

やるからには成果を出さねばならない。

私は近年コンテンツSEOを中核技術において、成果を出すためかなりの試行錯誤を行ってきた。
最初は成果が出るケースと成果が出ないケースがあり、どうして成果が出るのか?出ないのか?が今ひとつはっきりしなかった。
成功の再現性が今ひとつだったのであるが、昨今ではかなり安定して成果を出せるようになってきた。

ホワイトハットで実利を取ることは可能だ。
そして、ガイドラインに抵触しないためいきなり飛ぶといった不安要素がないため、ホワイトハットSEOをお勧めしたいわけだ。

こう書くと、成果が出ないケースもあるってことは、ホワイトハットにも独自のノウハウが必要なのではないか?
と思われそうだが、そんなものは実はいらない。
今までこのブログに書いてきたことばかりである。ただ愚直にやったら成果がでるということがわかったのである。

ただし、一点難しい点がある。
コンテンツを作るための経営的資源(資金、人員)は限られているため、優先順位をどこに置くかが非常に重要だ。
またもし仮にいくら経営的資源が無限にあったとしても、SEOから得られる利益を超えて資源を投下することはできない。常に経営的資源は有限である。

コンテンツSEOがうまくいかない理由は、

  • 資源の投下が足りない(これが一番多い)
  • 自サイトに集客すべきユーザーとコンテンツがずれている
  • 優先順位の付け方が間違っている(資源の投下量が充分すぎるほどであっても赤字になったり、利益がほとんど得られないこともある)

このいずれかが大きな理由であると私は考えている。この3つが適正であり、最低限のSEOの考慮がなされていれば成果は出る

さて、私は「成果」という言葉を使ったが、それではホワイトハットSEOにおける「成果」とは何であろうか?
ホワイトハットSEOについて様々に語られているにもかかわらず、ホワイトハットSEOの成果とは一体何かについて詳しく述べられているのあまり見たことがない。
なので、私はこう考えているということを書いておきたいのだ。ということでやっとここからが本題だ。

SEOの評価基準は2つある。

  1. ファインダビリティ
  2. コンバージョン

この2つであり、これはブラックハットSEOであろうが、ホワイトハットSEOであろうが全く一緒だ。
ファインダビリティとはSEOにおいては、検索エンジン経由でどれだけ自サイトが発見されやすくなっているか?という意味である。

特にブラックハットSEOにおいては検索順位ばかりがクローズアップされるが、ビッグキーワードにおける検索順位はファインダビリティに非常に大きく影響するから重要なのだ。月間検索回数100,000回のキーワードでの1位表示は、検索回数100回の1位表示に比べて単純計算で1,000倍の価値がある。

SEOの第一目的はファインダビリティを高めることである。
だから、自然検索経由でどれだけアクセスを増やすことができたのか?
を測れば成果を比較的容易に測定できる。

コンテンツSEOの成果であれば、新しく作成したコンテンツをランディングページとするアクセス数をAnalyticsで測るのは容易だ。
そのコンテンツが存在しなければ得られなかったアクセス数である。これは確実に成果と言っていい。

もう一つがコンバージョンである。
結局のところWebサイトに集客するのはコンバージョンを取るのが最終的な目的だろう。
であるならば、コンバージョンを測らなければならない。

同じく新しく作成したコンテンツをランディングページとするコンバージョンをAnalyticsで測ればよい。
ただし、コンテンツSEOの評価を直接コンバージョンのみで評価すると判断を誤る。
アシストコンバージョンを必ず含めなければならない。

ページの種類には2つがあり、

  • コンバージョンを取るページ
  • アクセスを取るページ(コンテンツ)

がある。
コンテンツSEOで集められるユーザーは、ほとんどがすぐにはコンバージョンにつながらない性質を持っている。
だから、直接のコンバージョン数で評価するとほとんど効果がないということになってしまう。
しかし、もっとコンバージョンに至るスパンを長くとって見てみると面白いことに気がつく。

初めてサイトに来訪したのはコンテンツSEOのために作ったページであったとしても、数十日後にコンバージョンしているというケースが多く見られるのだ。
ユーザーとの初めての接点を作ったのがコンテンツSEOであったということである。

アシストコンバージョンを得るのが、コンテンツSEOの最終的な目的と言っても言い過ぎではない。
直接のコンバージョンと、アシストコンバージョンを測定して初めてコンテンツSEOの真の成果を評価することができるのだ。

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2014/01/14 | コメント/トラックバック(0) |

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SEOする前に考えるべき3つのこと


新年早々初めてのブログのテーマは

SEOする前に考えるべきこと

である。

こんなことを書いているのも、私自身がSEOそのもの対して興味があまりなくなってきていたりするせいもあるかもしれない。
SEOって結局のところビジネスの目的を達成するための一手法にしか過ぎない。
ビジネスを高い地点から俯瞰して、目的に到達する方法を色々考えることの方が楽しいと思えるようになってきたからだろう。

大切なことはビジネスの目的を達成することで、その方法の選択は各自に委ねられている。

SEOは目的を達成するための重要な選択肢ではあるが唯一無二ではない。

手っ取り早くコンバージョンを取りたいならLP+リスティングがいいし、露出を増やしたいならSEOだけでなくいかにして口コミを巻き起こすか?に知恵を絞った方がいいかもしれない。
そもそも、SEO以前に集客できたとしてもコンバージョン絶対しないだろうってサイトもあり、集客以前にボトルネックを解消しなくてはならない。

私が最近見た事例では、テレビCMなどに大量に販促予算を使っているにも関わらず、問い合わせフォームの入力が難しすぎた会社がある。
問い合わせフォームを改善しただけで、数ヶ月分のコンバージョンをわずか1週間で稼いでしまったということもある。

まずはSEOに取り組む前に、自分のサイトは何のためにSEOをするのか?
今のサイトは集客してコンバージョンする見込みがあるのか?をよく考えるべきだろう。

さて、今回は私なりにSEO以前に考えるべきことをまとめてみた。
これらをサイトの企画の時点、リニューアルの時点、SEOを行う前に考えて欲しいのである。どちらかというと戦略寄りの話しである。

1.サイトでPRしたいことは誰にとってメリットがあるのか?

実はここが最も重要だ。
いくら露出しても、誰のためにもならないサービスも存在する。
サイトの企画そのものがどう考えても失敗ってケースが多い。

ネットでそれを買いたい、その情報を知りたい人がいるのか?

そんな対象者が存在しないというケースが多い。

私はかつて様々なネット系のサービスの立ち上げに参画したり、その手のベンチャー企業に対しての投資の適格性を判断したりしてきた。
最初はその手のサービスを見聞きすると、心がときめいたりしたものだが、そのうちだんだんうんざりするようになったものだ。

「これはニーズがある。だからやりたい。だから出資して下さい。」

いい加減聞き飽きたわ。って感じである。

「じゃああなたはそれを自分の財布から金を出して買いたいと思う?」

って聞くと、

「いや、私は思いませんが、これを買う人はいるはずです。」

最もその商品なりサービスを知っているはずの人すら買わないものを、見ず知らずの誰が買うものですか?
である。

自分の生活と無関係のBtoB系のサービスだったとしたら、そのサービスを利用する対象者に聞いてみて、

「それ、あったら今すぐ買うわ」

って誰か答えただろうか?
ネットでは面と向かって説明するよりもはるかにメッセージは伝わらない。
面と向かって説明しても買うっていう人がいないサービスに利用価値は全くないのだ。

これは全く新しいサービスだけに限らない。
今まで世の中に普通にある商品やサービスについてもあてはまる。

なんの特徴もないティッシュペーパーを、値段も普通だったら誰が買うか?
と、考えてみればわかる。
こんな例だったらすぐ判断できるのに、いざ自分が普段売っているものだったりすると、思い込みがあるせいで、

「ネットでも売れるに違いない」

と思いがちである。
自分だったら買うか?を考えたほうがよい。

2.自分のサイトでなくてはならない理由があるか?

ティッシュペーパーであってもとても値段が安いとか、使い終わった箱を集めると何か面白いものが作れるといった「何か」価値があれば、ネットで売る意味が出てくる。
そして重要なこと、サイト内に、

「何か」

がきちんとアピールできているか?
が重要なのだ。
これがアピールできていないサイトにはほとんど会社パンフレット以上の意味はない。

あれもできます、これもできます、あれ売ってます、これ売ってます・・・

って書いてあるだけのサイトから何かを買ったり、問い合わせをすることはまずない。
このサイトでなくてはならない理由、それがきちんとアピールできているか?

「アピールすることがない」

と思っている人も多いかもしれない。
ならば、あなたの会社で売っているものはネットの世界において競争力が全くないのである。

独自のサービスを付け加える、今まで誰も考えなかった、ネットの中では好まれる、

といった「何か」が必要である。
抽象論を書いていてもしかたがないので、一つだけ例を挙げておこうと思う。

釣り船の一俊丸はまれに見る成功例だろう。
専門職だと考えられてきた釣り船の船頭さんを、サービス業に転換して大成功した例だ。
釣り船といった昔からあり、かつネットとの親和性が低そうな業種であっても工夫次第ではやれるということだ。

一つ考重要なことがある。

思い切りである。
この釣り船の例だが、禁煙にするといった変革を行ったそうだ。
それによって今までの固定客は全く来なくなったらしい。
今までの成功事例を頭の中から消し去る勇気が必要である。できないのであれば、ネットで商売するのは無理かもしれない。

下請けの工場に対して、

「5%コストダウンしろ、しないと別の会社から買うぞ」

と命じると、それまで散々コストダウンを行ってきた工場だともうコストダウンの余地がなく、ギブアップせざるを得ないことがある。
これとは逆に、

「30%コストダウンしろ、しないと別の会社から買うぞ」

と命じられると、30%のコストダウンは今までのやり方の延長上では不可能なので、根本からやり方を再考せざるを得ない。
やり方を根本から見なおすことで達成できたりする。

こんな無茶な要求の善悪はともかく、このような発想の転換が必要なのである。

3.コンバージョンを阻害する要因はないか?

1.2.がきちんとできているサイトであれば、サイトに集客することができれば、多分コンバージョンが得られるであろう。
しかし、阻害要因があれば話は別である。

記事の冒頭で述べたように問い合わせフォームが駄目だったりというのは論外なのだが、そんなケースも多い。
しかし、そんな論外を除いて重要なことは個人情報を預けるにふさわしい信頼感を感じられるか?
そこが重要だ。

信頼感の欠如は重大な阻害要因である。

サイトの作りが素人っぽい場合であっても信頼感のある作りというものはある。

「そのサイトを運営している人が信用できると思えるか?」

である。
例えば旅館のご主人が一生懸命作ってますって感じのサイトであれば、デザインが素人臭くてもさほど問題にならない可能性が高い。
2.がきちんとアピールできていて、それを欲する人がサイトに来訪したのであればコンバージョンするであろう。

有名な会社以外は、運営者の人となりであったり、会社が確かに運営されていることを最低限示さねばならない。


ここに3つの考慮事項をまとめてみたが、この3つは最低限である。しかし、最低限すら満たしていないサイトが実に多い。
まずは、新年にこの観点から自サイトを見なおしてみるというのはいかがだろうか?

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2014/01/06 | コメント/トラックバック(1) |

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