SEO業者はこうして倒産した


これはフィクションであり、登場人物や出来事はすべて架空のものであることをあらかじめお断りしておきますなのである。

住太陽氏がSEOの寓話という面白い記事を書いていたので、自分もSEOについてフィクションを書いてみたくなったのだ。

とは言え、私の話は住氏と違って役に立ちませんけどね。


「すいません、2週間後にはお支払いします。」

綾瀬は電話口で、見えぬ誰かに向かって頭を下げていた。
彼女は私が入社した頃からすでに経理担当の役員だった。
私が入社したころはいつも真新しいルイヴィトンのバッグを持って、かかとが10㎝はあろうかというハイヒールを履いて出勤していた。

しかし、最近は融資の依頼のために金融機関を回るのでかかとのないローファーで毎日出勤しているし、地味なノーブランドのビジネスバッグである。

「はい、大丈夫です。ご迷惑かけて申し訳ありません。・・・では失礼します。」

追い打ちをかけるようにまた電話が鳴る。

また電話口で彼女が謝っている。
今日は月初日なのだ。
うちの会社の支払いサイトは月末締めの翌月末支払である。
今回は心なしかそれ程でもないのだが、毎月この日の彼女は辛そうだ。

私は机に座って受話器を手に取って躊躇する。
テレアポは嫌なのだ。

そもそも自分は営業で入社したのではなかったし・・・。
テレアポなんかすることになるのならSEO会社に入社なんかしなければよかったと後悔することしきりである。

電話が鳴ったので取る。
テレアポするよりマシなのでちょっとだけほっとする。

「もしもし金町不動産です。お世話になってます。取締役いらっしゃいますか?」

見まわしてみるとさっきまでいたのにいなくなっていた。

「綾瀬はいま席を外しているのですが」
「そうですか、先月の家賃いつ払ってもらえるかわかります?」
「申し訳ございません、私ではわかりかねるのですが・・・。」
「じゃあ、伝えてもらえます?その事務所の大家さん、御社の事務所の家賃で食ってるのね。大家さんの奥さんは人工透析で大変なんですよ。
 御社からの家賃が入らないととっても困るんです。他の支払いを後にしても家賃は先に払って欲しいんですよね。」

「はあ、お伝えしておきます・・・」

確かに大家さんも大変だろうけど、自分も給料が欲しい。
今月も給料は遅配で、10日遅れで半分だけ支給されたが残りはいつ支給されることやらである。

綾瀬が戻ってきたので、電話のことを伝えた。

「そうよね。私も分かってるんだけどね。でもねえ。お金ないのよ。私だってね、役員報酬ろくにもらってないんだから。もう会社に300万も貸してるのよ。」

一応伝えましたって感じであるが、これじゃあ難しいかも知れんな。

テレアポに戻る。

「はい、当社のSEOは絶対順位が上がります。ホワイトハットという安全な手法を取っているので大丈夫です・・・」

今日もアポが取れない。
ガチャ切りである。

前であれば電話が終わってすぐにかけていたが最近はやる気が出ないので、意味もなくGRCを眺めて気を紛らわせている。
しかしまあ、どれもこれも上がってないわw

電話が鳴る。

「羽鳥商店ですけど、お宅に頼んでたキーワードなんだけどさ、まったく検索に出なくなっちゃったんだけどどうしたの?」

またこれか・・・。確認するまでもないがGRCを確認するとやはり圏外に飛んでいる。

「それですね。一時的な下落だと思いますので、あともうしばらくお待ちいただけますか?」

何とかとりあえず事なきを得た。

また別の電話。

「あのさ、待てって言われたから2ヶ月待ってみたんだけどさ、全然順位回復しないよ。どうして?」
「アルゴリズムが変わった影響なんです。当社としても対策をしてますので。」
「おたくさぁ、成功報酬より月額固定の方が得だからお勧めですよって言ったじゃん。でも全然上がらないよね。詐欺だと思うんだけど。」
「すいません、何とかしますので・・・」

私も本当は成功報酬のほうがクレームにならなくていいと思う。
自分だって好きで月額固定を勧めたわけではない。

「上がらないから固定報酬にするんだよ。」

と社長から押し付けられたからである。

ペンギンアップデートの前から上位表示の勝率はすでに下がりまくっていて、課金できるキーワードは2割を切っていた。そして、アップデートを境にして壊滅的に順位が下がり課金できるキーワードは1割を切るまで低下した。

4割ぐらいのキーワードは圏外に飛んだ。
本当であればうちの会社のSEOなんかやらない方がいいと言いたいのが本音である。
この業界の中でも評判が悪い某社や某社や某社のリンクの方がうちよりマシだ。

「何とかするってどうするの?」
「優良なリンクを徐々につけていますのでそのうち回復すると思います。」
「いつ回復するの?」
「あと1ヶ月ぐらいお待ちいただけますか。」
「あんた先月も同じこと言ったよね!」

回復なんかするわけないってわかってる。
何もしてないし。
回復してくれないかなって祈っているだけだ。

「いいよ。もう解約するから!」
「でもまだ御社の場合はまだ3ヶ月契約が残っておりますので・・・」
「なんだよ。まだ払えっていうのか。ふざけんなよ。お前じゃ話にならん。社長を出せ社長を。」
「社長はあいにく不在でございまして。申し訳ございません。」
「いつだったらいるんだよ。」
「さあ、わかりません。」
「わからないって何なんだよ!」

本当にわからないのである。
最近はほとんど会社に来ていない。ふらっと会社に現れて、いつの間にか消えているのである。

「申し訳ありませんが、わかりません。」
「何なんだお前の会社は」

電話は切れた。良かった。

とりあえずインスタントコーヒーを淹れて飲んで一息つく。
テレアポしたくないのでGRCを見ながら気分を紛らわす。

騙しであることは最初は抵抗感があったが慣れた。しかし、受注が取れたとしてもクレームになるだけだからモチベーションが上がるわけもない。

ではなんで辞めないのか?

事務所にいるのは綾瀬と私だけ。
最後の施策担当者も辞めてしまって施策ができるのは、もともと営業担当だった私しか残っていないからである。

いや、それは違うな。

一番社員が多かったころは20人以上いたのだが、大量離脱事件があったり、その後も櫛の歯が欠けるように少しづつ社員が減っていって社員で残っているのは私だけ。
営業部長といえば聞こえはいいが部下は誰もいないし、手取り給与23万で部長って切なくて笑える。むしろ、役付ではない時の方がずっともらっていた。徐々に給料は下がっていき、部長職を拝命した時には入社前より給与が下がったのである。

でも、いまだに私がこの会社にいる理由は・・・

また電話が鳴った。よく電話が鳴る日である。

珍しいことに社長だった。

「今持っているドメインやブログ売却することになったから、ログイン情報まとめて俺にメールしておいて。」

はい?って感じである。

「え?廃業するんですか?」
「違うよ。今の被リンク上がらないだろ。よそからマシなリンクを買うことにしたんだよ。そうすりゃあ、もうちっと課金できるんじゃないか?」
「そうかもしれませんね。」

どこにそんな金があるんだよ。
そもそもこんな腐ったリンク買うやついるのか?

色々疑問ではあったがまとめて社長にメールした。

そんなこんなでろくすっぽテレアポもしないうちに昼休みの時間になった。

「友部さん、もう上がってもいいわよ。」
「え?まだ昼ですけど。」

「社長からは黙っていろって言われたんだけど言っとくね。
実はね、この会社今日で終わりなの。今まで本当にお疲れ様。

残りの給料も退職金も払えないから、事務所にあるもので欲しいものあったら好きに持って帰って。」

いつか来るとは思っていたが、それが今日とは。
ある日会社に出勤したら、会社の中のものがすっからかんになっているとか、借金取りが押し寄せているといったドラマチックな出来事を少し期待していたので、少し肩透かしを食らった感じだ。

欲しい物か・・・。ここにあるパソコンやサーバーってもう5年ぐらい前のものだし、ページプリンタもメンテナンスしてないからかすれて汚れた横筋が印刷される代物だ。

欲しい物か。
綾瀬がずっと世話をしていた机の上の小さなサボテンの鉢植えは可憐な花を咲かせていた。

「これもらっていいですか?」
「え、これが欲しいの?」
「はい。」
「べつにいいけど。」
「ありがとうございます。」

「友部さんはこれから大変だよね。どうもしてあげられなくてごめんなさいね。」
「綾瀬さんはどうするんですか?」
「再来月結婚するの。」
「マジですか?」
「マジです。」
「おめでとうございます。」
「ありがとう。」

私はもう来ることのない事務所を後にして、貯金もないしなぁ、手に職もないしなぁ、綾瀬さん結婚しちゃうんだぁとか色々な想いが去来しては、消えることなく頭の中をぐるぐると渦巻いた。

「全部終わった」

自分で自分に言い聞かせるようにそう呟いたのである。


もしも、この小説を気に入ってくださったのであれば過去にも「カニのオマージュ」というSEO小説も書いています。SEO業者に就職した営業担当者の悲哀を書いた迷作です。あわせてご覧いただければ幸いですw

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2014/07/22 | コメント/トラックバック(4) |

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SEOに投資すべきか否かの現在と未来


SEOはすぐに結果が出るものではない。
そこを勘違いするクライアントが多いし、初心者のアフィリエイターも然りだ。

アフィリエイターのほとんどは、成果が出る前に挫折すると言われているが恐らくこれが理由だと思う(アフィリエイターではないので実はよく分かりません)。
特に個人のアフィリエイターはリスティングといったお金のかかる手法は最初から使うことができず、どうしても自然検索経由での集客がメインになってくる。
そうなると、ある程度記事を書いてみて、

「全然来ないわ」

というところで挫折してしまう。
以前、松岡修造氏の名言を紹介したことがある。

100回叩くと壊れる壁があったとする。
でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、
90回まで来ていても途中であきらめてしまう。

どれくらいまで頑張れば成果が出るのかわからないので、途中であきらめてしまうという比喩だ。

SEOで成果を出すことのできないサイトの多くはこれである。
90回どころか30回ぐらいであきらめているのではないか?
と思うのだ。

まずは気合の入った記事を100記事ぐらい作ってみましょうよ?
そうすれば成果が出る可能性が出てくる。

まともな記事を100記事作るには手間がかかるだろう。
その程度もできない、やりたくないのであればSEOで集客するのはあきらめたほうがいい。

と言っているのだ。
時間は金と同じく重要な資源だ。

その資源の振り分け先として、SEOにつぎ込まないほうがいいということなのだ。

中途半端につぎ込むのならばぼぼ無駄になる。

半導体の研究開発をする会社を作り、月間百万円の研究費を使うことに決めた場合を考えよう。

競合が数百億、場合によっては数千億とか投資しているような業界である。
たった百万円ぽっちを投資しても何の役にも立たない。

そんな業界に百万円程度しか投資できないのに参入するのは愚かな選択である。
でも、月間百万円投資できればできる事業もたくさんある。
百万でできる事業をやればいいのだ。

SEOもこれと同じだ。

SEOにつぎ込めるのであればやればいい。つぎ込めなければやらなければいい。
時間、あるいは資金をある程度潤沢にかけることができる。
ならばやることも選択肢に入れてよいだろう。

時は金なりというが、その逆に金で時間を買うこともある程度は可能である。

SEOのためには質のよいコンテンツが必要である。
質のいいコンテンツを作るためには、質のいいライターを確保する必要がある。

SEOに必要な質のいいライターとは、

「自社の扱う商材に関するテーマについて深い造詣があり、余すことなく表現できるライター」

を指す。
最も良いのは開発者やユーザーサポート担当者など商品について詳しく知っている人、最も良いのは会社の代表者といった詳しくてかつ売れ行きが利害に大きくかかわっている人であると言われる。
これは確かに正しいのだが、これらの人は一般的に多忙である。

コンテンツの企画は社内で行い、いいライターを選定して、しかるべき報酬を払ってやれば社外でも可能だ。

しかるべき報酬とはどれくらいなのか?は状況によって異なってくる。
報酬とは金に限らないからである。
自社サイトがすでに有名サイトと認知されていて、そこに原稿を掲載することがその分野での有名人の証とされるようなサイトの場合であれば金銭的には安くてもいいかも知れない。それまでに積み上げてきた信用こそが報酬である。その信用を得るまでにはやはり相当の投資が必要だ。

一般のサイトであれば報酬イコール金だ。
金を払ってコンテンツを作ってもらう。これは考慮すべき選択肢である。
金で時間を買うのである。
この場合は、十分な資金を用意する必要がある。

先ほどの半導体の研究開発と全く同じである。
十分とは全く言えない金額をかけても成果にはつながりにくい。

とは言え、やってみるまでどれくらい成果がでるのかが分からないのがSEOである。
費用対効果が予想できなければ投資することなどできない。
という考え方もあながち間違ってはいない。

そう考えるのであればSEOには投資をしないほうがいいのかも知れない。

しかし、私はこう問いたい。

「ではあなたの会社は費用対効果が確実なものにしか投資しないのですか?」

研究開発も失敗することがある。
広告も費用をかけても空振りするときがある。

しかし、やらなければ競合他社に敗れるだろう。
結局最後は不確実に賭けなければならないのだ。

SEOもまさしくこれである。

もし費用対効果が不明確だからといって全く投資しなければ、キーワード検索というWebマーケティングにおける最重要とも言える領域を他社に取られる。

それが意味することは何かを考えたほうがよい。

分からなければ10年前を思い出してみるといいだろう。

10年前インターネットで物を買うことはさほど一般的ではなかった。
10年前ネットでゲームをやる人は一部のマニアだった。
10年前新聞を止めてネットでニュースを見ようとは思わなかった。

と考えてみるといいだろう。

今はいいかも知れないが、10年後どうなんでしょう?と思うのである。

短期的にはSEOをやらないという選択肢はあるが、中長期的な戦略としてはSEOに取り組まなくてはならないというのが私の考えである。

※10年後検索エンジンがなくなっている可能性もなくはないが、その可能性は少ないだろう。またコンテンツに取り組むことは検索エンジンがなくなったとしても有用な取り組みであるはずであり無駄ではないはずだ。

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2014/07/14 | コメント/トラックバック(0) |

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5年後SEO業者は何をしているか?


Web&モバイルマーケティングEXPO2014春という東京ビックサイトの展示会があり、SEO業者も何社かブースを出しておりそれなりにまあまあ面白かった。
(リンクを張りたいのだが2014年のページとして適切なページがないので張らない。もう少し考えてほしいものである。もったいない)
被リンク一辺倒という業者はなく、ホワイトハットを謳い文句にした(実際は違うのかもしれないが)SEOサービスにシフトした感があった。

リンクでは飯が食いにくくなったことは私も色々なSEO業者から聞いており、

「いやぁ、最近は本当に上がりにくくなりましたよね・・・」

といった営業担当者の嘆きを聞いたりすることもある。
(どことは言いませんけどね)
今でも被リンクで上がることが多いのも事実であるが、ペナルティでガツンと下がるリスクを考えたら割が合わない。

私は色々なサイトの被リンクを分析したりしているが、ペナルティを食らったサイトを見ていると心配になることがある。
発リンクがある同じページから大量のリンクがあり、それ以外の様々なWebサイトへのリンクが張られている。

結構名前の知られている大手企業や、Webサイトを見ていると良心的な商売をしているような会社も多々ある。
それらの順位を調べていると必ずしもペナルティを受けているとは限らない。
ペナルティを受けてないことが多いのだが、ペナルティ予備軍であると言って差支えない。

コップに1滴ずつ水を垂らしていって、いつあふれるか?
あふれたらアウトだという状況に似ていて、これらのサイトは明日にもペナルティを食らう可能性がある。

実際にはペナルティを食らっていても気が付いていないのかもしれない。
いつも見ているサイトはGoogleでは検索結果上位に表示される(パーソナライズ検索)の働きがあるので、実際は順位が下がっていても気が付いていないのだけかもである。
心当たりがあったら一度確認されることをお勧めする。

さて、やっと本題。

5年後SEO業者は何をしているか?

である。

  1. 完全成果報酬による被リンク販売

    これまでの主流であった完全成果報酬による被リンクを売っているSEO業者は恐らくはまだあると思う。
    完全にSEOスパムを除去することはその頃の検索エンジンにはできていないと私は予想しているのだ。
    しかし、検索順位が上がって成果報酬がもらえる確率が下がる、言い換えれば歩留りが下がってビジネスが難しくなる。

    今と比較して高価なサービスになるだろう。
    歩留りが下がったら一つ当たりの単価を上げるしかないからだ。
    また、進歩したアルゴリズムに対応するためには、被リンクの質を良くしなくてはならないので、これもまたコストの上昇につながる。

    価格帯的にアフィリエイターや中小企業が使えるサービスではなくなるし、かといってブランディングを重視する大企業は使わないだろう。
    ごく一部の高収益キーワードで売り逃げするようなWebサイトで使うか、旬の短い商品のための特設サイトを上げるためといったニッチな用途になってくると思う。

  2. 固定報酬制の被リンク販売
    成果報酬ではなく月額固定、あるいは初回1回のみといった被リンクサービスである。

    現在もこのようなサービスを提供してるSEO業者が多いが、こっちのほうがまだ完全成果報酬よりはビジネスとして残りやすいと思う。
    ペナルティを食らうほどの無茶な張り方ではなく、チョロチョロ張ることで順位はガツンとは上がらないが、

    「ほら、上がったでしょ」

    みたいな有用性の説明をする。
    80位が40位になりましたみたいな感じである。

    あるいは、単独のページではなく多数の下層ページに数本ずつリンクを付けていくといった、サイト全体の底上げといったリンク商品が生まれてくると思う。
    どのキーワードで上がるとも言い切れないので固定報酬制にならざるを得ないし、手間のかかるサービスになりそうなので比較的高額な商品になりそうだ。

  3. 内部改善のコンサルティング
    これで食うのは難しいだろう。
    5年後のGoogleはかなり精度が改善していると想像している。
    クローラービリティが悪くても、論理的にコーディングができていなくても、ページのテーマをそれなりに適切に認識して、相応の順位に近い順位を返すことがかなり多くなっているはずだ。

    よっぽど規模の大きいサイトや、ほんの数パーセントの検索トラフィックの増減が大きな金額の増減につながるようなサイトでもなければ、このようなコンサルティングを頼む意味はなくなっている気がする。

  4. コンテンツ制作業者
    本来検索順位は上げるものではなくて、しかるべき順位まで上がるものである。
    そのしかるべき順位とは、コンテンツの量・質に他ならない。

    制作業者としてのコンテンツの企画力・制作力・デザイン力といった総合力を高めてコンテンツ力でしのぎを削る時代になるのではないか?と思うのだ。
    こうなると、既にSEO業者とは言えないだろうが、これが本来あるべきSEOの姿と言えるかもしれない。

  5. 自社で運営するメディアで食う
    本当にSEOができるならば、自社でメディアを運営したほうが儲かる。
    何故ならば、SEO業者に支払うクライアントは、支払った金額の何倍も何十倍もそこから利益を得ているからだ。

    自社でメディアをもってSEOの力で食う。という方向へのシフトをどのSEO業者も模索していると思う。
    そのためには企画力や、資金力が必要だったりするので簡単ではない。でも、これが成功すれば報酬としてもらえる金額の何倍も何十倍も稼げるのでこれもSEO業者の進む先としては大本命かも知れない。

  6. 異業種に転換する
    SEOの経験や技術が役に立つ業種と言えばWebの制作会社ぐらいしか思いつかないが、この業種は超が付くほどのレッドオーシャンである。
    クラウドソーシングといった発注形態も増えており価格の下降圧力は激しさを増している。正直、Webの制作会社に転換して生き残れるとは思えない。

    むしろ全く違う業種に転換してしまったほうが生き残れるのかもしれない。

  7. 廃業する
    これが実際は多いのではないか?
    前述の全てに失敗したり、資金力がなかったりした場合はこうなる。

    大手は自社メディアの運営やSEO以外の事業の売上比率を増やして生き残り、中小のSEO業者は淡々と廃業していき5年後にはほとんど残っていないのではないか?

    そんな気がしているのである。


どんな業種であってもずっと安泰ということは基本的にはあり得ない。

SEOをやっている担当者は考えなければならないことがあると思う。
SEOというスキルに意味がなくなってしまったらどうなってしまうのか?

5年後を考えたときにどうするべきか?
遠いようで近い将来の話である。

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2014/07/07 | コメント/トラックバック(0) |

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