SEOに投資すべきか否かの現在と未来


SEOはすぐに結果が出るものではない。
そこを勘違いするクライアントが多いし、初心者のアフィリエイターも然りだ。

アフィリエイターのほとんどは、成果が出る前に挫折すると言われているが恐らくこれが理由だと思う(アフィリエイターではないので実はよく分かりません)。
特に個人のアフィリエイターはリスティングといったお金のかかる手法は最初から使うことができず、どうしても自然検索経由での集客がメインになってくる。
そうなると、ある程度記事を書いてみて、

「全然来ないわ」

というところで挫折してしまう。
以前、松岡修造氏の名言を紹介したことがある。

100回叩くと壊れる壁があったとする。
でもみんな何回叩けば壊れるかわからないから、
90回まで来ていても途中であきらめてしまう。

どれくらいまで頑張れば成果が出るのかわからないので、途中であきらめてしまうという比喩だ。

SEOで成果を出すことのできないサイトの多くはこれである。
90回どころか30回ぐらいであきらめているのではないか?
と思うのだ。

まずは気合の入った記事を100記事ぐらい作ってみましょうよ?
そうすれば成果が出る可能性が出てくる。

まともな記事を100記事作るには手間がかかるだろう。
その程度もできない、やりたくないのであればSEOで集客するのはあきらめたほうがいい。

と言っているのだ。
時間は金と同じく重要な資源だ。

その資源の振り分け先として、SEOにつぎ込まないほうがいいということなのだ。

中途半端につぎ込むのならばぼぼ無駄になる。

半導体の研究開発をする会社を作り、月間百万円の研究費を使うことに決めた場合を考えよう。

競合が数百億、場合によっては数千億とか投資しているような業界である。
たった百万円ぽっちを投資しても何の役にも立たない。

そんな業界に百万円程度しか投資できないのに参入するのは愚かな選択である。
でも、月間百万円投資できればできる事業もたくさんある。
百万でできる事業をやればいいのだ。

SEOもこれと同じだ。

SEOにつぎ込めるのであればやればいい。つぎ込めなければやらなければいい。
時間、あるいは資金をある程度潤沢にかけることができる。
ならばやることも選択肢に入れてよいだろう。

時は金なりというが、その逆に金で時間を買うこともある程度は可能である。

SEOのためには質のよいコンテンツが必要である。
質のいいコンテンツを作るためには、質のいいライターを確保する必要がある。

SEOに必要な質のいいライターとは、

「自社の扱う商材に関するテーマについて深い造詣があり、余すことなく表現できるライター」

を指す。
最も良いのは開発者やユーザーサポート担当者など商品について詳しく知っている人、最も良いのは会社の代表者といった詳しくてかつ売れ行きが利害に大きくかかわっている人であると言われる。
これは確かに正しいのだが、これらの人は一般的に多忙である。

コンテンツの企画は社内で行い、いいライターを選定して、しかるべき報酬を払ってやれば社外でも可能だ。

しかるべき報酬とはどれくらいなのか?は状況によって異なってくる。
報酬とは金に限らないからである。
自社サイトがすでに有名サイトと認知されていて、そこに原稿を掲載することがその分野での有名人の証とされるようなサイトの場合であれば金銭的には安くてもいいかも知れない。それまでに積み上げてきた信用こそが報酬である。その信用を得るまでにはやはり相当の投資が必要だ。

一般のサイトであれば報酬イコール金だ。
金を払ってコンテンツを作ってもらう。これは考慮すべき選択肢である。
金で時間を買うのである。
この場合は、十分な資金を用意する必要がある。

先ほどの半導体の研究開発と全く同じである。
十分とは全く言えない金額をかけても成果にはつながりにくい。

とは言え、やってみるまでどれくらい成果がでるのかが分からないのがSEOである。
費用対効果が予想できなければ投資することなどできない。
という考え方もあながち間違ってはいない。

そう考えるのであればSEOには投資をしないほうがいいのかも知れない。

しかし、私はこう問いたい。

「ではあなたの会社は費用対効果が確実なものにしか投資しないのですか?」

研究開発も失敗することがある。
広告も費用をかけても空振りするときがある。

しかし、やらなければ競合他社に敗れるだろう。
結局最後は不確実に賭けなければならないのだ。

SEOもまさしくこれである。

もし費用対効果が不明確だからといって全く投資しなければ、キーワード検索というWebマーケティングにおける最重要とも言える領域を他社に取られる。

それが意味することは何かを考えたほうがよい。

分からなければ10年前を思い出してみるといいだろう。

10年前インターネットで物を買うことはさほど一般的ではなかった。
10年前ネットでゲームをやる人は一部のマニアだった。
10年前新聞を止めてネットでニュースを見ようとは思わなかった。

と考えてみるといいだろう。

今はいいかも知れないが、10年後どうなんでしょう?と思うのである。

短期的にはSEOをやらないという選択肢はあるが、中長期的な戦略としてはSEOに取り組まなくてはならないというのが私の考えである。

※10年後検索エンジンがなくなっている可能性もなくはないが、その可能性は少ないだろう。またコンテンツに取り組むことは検索エンジンがなくなったとしても有用な取り組みであるはずであり無駄ではないはずだ。

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2014/07/14 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:essence

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