経営者・ホームページ管理者向け | ホームページの目的を明確にし達成目標を決める


今回は、経営者層及びホームページの管理者、あるいは個人商店で自分でホームページを運用している方に向けて書いた記事である。なので極力専門用語を使わずに平易に書くつもりである。

さて、今回私が言いたいのは、

そのホームページは何のために作ったのか?

なのである。そのそもそも論に立ち返って、何のためにホームページを作ったのか?を再度確認し、やるべきことを明確にすることをお勧めしたいのだ。
経営者層や商店主などには是非読んでもらいたい記事である。
また、ホームページの運営担当者が読んでも気づきがあるかもしれない。

システム開発の話になるが、迷走するプロジェクトには共通して大きな問題があることが多かった。
目的を明確にしていないということである。

プロジェクトが始まる時に、このプロジェクトの目的は何かを簡潔に表現したスローガンみたいなものを全員で合意し、共有する必要がある。これがないプロジェクトは破たんすることが多い。
プロジェクトの目的はこんなレベルで簡潔に作成する。

例えば、

「月次決算の省力化の実施。月次決算を2日で完了させ、経営判断の迅速化、事務コストの削減を図る」
「顧客管理の一元化の実現。顧客対応履歴の担当者・部門間での共有による追客状況の可視化で売上向上を図る」

こんなレベル感である。
プロジェクトの目的があり、目的が達成されることによりどういう恩恵を受けるのか?
が明確である。

これがないと、「会計システムの刷新」といった抽象的な文言だと、各部門や担当者がそれぞれ違うことを期待する。
全く違ったことを期待しながらプロジェクトが進んでいく。
全部実現しようとしたものの予算が足りず中途半端なシステムになったり、大幅に予算も開発期間も超過してしまったり、ろくに使いもしない機能を多数盛り込んで無駄なシステムを作ってしまったり。といったことが発生する。

実はこれはホームページにも当てはまることなのだ。
ホームページ制作も一つのシステム開発のプロジェクトであり、同じような失敗が起こる。
個人商店といったレベルであっても、規模感の差こそあれ同様だ。

ホームページは何のために作るのか?その戦略的な位置づけは何なのか?

ホームページの位置づけを大きく分けると、以下の通りになるだろう。
もちろんこれは一つである必要はなく、これとこれを実現したいといった複数の位置づけでも可である。
達成すべき目標はあくまで概要なのだが、このようなレベルで考えればよいということだ。

  1. 会社案内として使いたい
    達成すべき目標:会社案内パンフレット程度の情報を盛り込んで作成し、社名なり屋号なりで検索して検索の上位に表示される
  2. 来店してもらう
    達成すべき目標:実店舗に来る可能性のあるユーザーを集客し、来店したい欲求を喚起する。
  3. 会社の知名度を高めたい
    達成すべき目標:ホームページに広くユーザーを集め、覚えてもらうようにする
  4. 引き合いを増やしたい
    達成すべき目標:ホームページに見込み客を集め、商品やサービスの魅力を余すことなく伝える
  5. EC・コンテンツの売上を増やしたい
    達成すべき目標:ホームページに商品を欲しい客、あるいは潜在客を集め、購入してもらう
  6. ブランド力を高めたい
    達成すべき目標:自社・あるいは自社ブランドを知っているユーザーを集め、信頼感・親近感・高級感・購入意欲といった感情を高める

結局ホームページの目的はこの5つにほぼ集約されるであろう。
ホームページはこれら全てを可能にし得るメディアである。
だからこそ、ホームページを作る場合において、何をしたいかを明確にしなければならないのだ。

明確にしないままだといずれの目的も達成できない中途半端なホームページが出来上がる。
まさしくシステム開発と同じなのだ。

大企業で予算が潤沢にあるものの焦点が定まらず、いずれの目的も達成できていない例もあるし、中小企業や零細企業では目的を達成するための予算、あるいはかけられる人的資源が足りず目的が達成できていないことが多い。

私は特に中小零細企業についてはこの点を強調しておきたいのである。
ホームページから引き合いをとることは非常に手間のかかることだ。
SEOといった手法によって検索エンジンから集客する、リスティングといった手法で集客する、ソーシャルネットワークからファンを増やし集客する・・・、といった様々な方法があるが、いずれも簡単なものではない。非常に手間がかかるのだ。

もし、ホームページを営業マンだと考え、それ相応に人的資源を投入することができるのであれば、集客を狙うのは営業戦略の上で考慮すべき戦略だ。
しかし、中途半端にしか手間をかけられないのであれば、会社案内だと割り切った方がよい。中途半端に投入した手間は無駄になる。

目的を考えることは最重要であり、その上で目的を達成するために必要な資源が捻出できないのであればきっぱりあきらめる。これは重要なポイントだ。

ホームページを作っただけで引き合いが来ることはごくまれにあるが、それは職業別電話帳に掲載して引き合いが来るぐらいの珍しいことだと思った方がよいだろう。

SEOについて誰に質問すれば正しい回答が得られるか


私は色々な人から直接SEOの質問を受けるし、またインターネット上の掲示板などでも気が向くと回答したりしている(最近は忙しくてその暇がないのだが)。

さて、私も実はSEOについて全てわかっているわけではまったくない。
私にとってもこの質問は重要だったりするのだ。

さて、では誰に聞くのがいいのだろう?
ちょっとした簡単な質問であれば・・・、と書こうと思ったのだが、

そもそもどんな質問が簡単な質問なのか?

それが分からないのがSEOの初心者である。
実はすごく簡単なことなのに重大ですごく難しい質問だと思ったりする。
この業界では有名なコンサルタントが書いているブログのコメントに、しょうもないSEOの質問を書いているのを見ることがある。
そういうのを見ると一種のやるせなさみたいなものを感じるのだ。
彼らは重大な思い違いをしており、その思い違いに気が付かないことにがっかりすると言うのが正しいだろう。

その思い違いとは

知識・技術は財産である

ということを知らない、あるいは軽視していることである。
多くの人は形のないものに対価を払いたがらない。

知識や技術は最も重要な財産だ。

1週間かかってやっとやれることが、知識があれば10分でできたりする。
技術がない人が挑戦しても達成できないビジネス目標を、技術があればやすやすクリアできたりする。
このような知識や技術の提供に関してはそれに応じた金銭と、敬意を払うべきだ。

お金を払うのは当然である。
それにプラスして敬意を払わねばならないと思っている。
金を払う者が偉いわけではない。
相手から得た報酬を上回る価値を提供する者が偉いのである。
価値あるコンサルタントは確かに高いコンサル料金を取るかもしれないが、対価を大きく上回る価値を提供するから敬意を払われる。
(対価を下回る価値しか提供しないコンサルタントに敬意を払う必要はない)

もし自分がやったら1ヶ月かかったことを、たった1日で解決してくれたとする。
それに対して10万円の対価を払ったとしても、大いにメリットがあり感謝しなければなるまい。
こう考えれば、全てのプロフェッショナルに対して敬意を払わねばならない理由がわかるだろう。
余談になるが、私は飲食店の店員などに対して横柄にふるまう人物が大嫌いである。

さて本題に戻るのだ。

高名なSEOのコンサルタントに対して敬意を払うどころか、金銭的にも対価を払うことなく質問をする人物に対してそんなわけで嫌悪するのである。
敬意を払えば当然無料で質問しようという発想が起こらないはずである。

だから原則的には、

お金を払いましょう

である。
自分が質問をしたいと思う人物は、相談に足る人物だと思っているのだろうから、敬意が必要でお金は大前提である。

敬意があれば、

「おいくらお支払すればご教示いただけますでしょうか?」

という表現になるだろう。
自分のビジネスの規模はごく小さいものなのでこの程度しか払えなくて心苦しいのですが、この金額で教えていただけますでしょうか?
というのはありだが、金を支払うのが嫌だというのであれば、SEOを専門にやっている人に聞く資格はないと思う。

さて、金を払うとして次の問題である。

誰に聞けば正解を教えてくれるのか?

これが意外に難しい。
選択肢としては、

  • SEO業者(上位表示対策が主業務)
  • SEO業者(SEOコンサルティングが主業務)
  • 個人のSEOコンサルタント
  • SEOのブログを書いている人
  • 無料の掲示板

SEOの全ジャンルについて網羅的に知っている人は非常に少ない。
アルゴリズムの全容をつかんでいる人も存在しない。
ポジショントークからあえて嘘を教える人もいる。
正確な知識を持たず間違ったことを教える人もいる。

「知らない」と言ってくれるのならまだいいのだが、嘘を教える人も多くいるのがこの業界の特徴だ。
まあ、SEOに限らず、コンサルタントってものがそもそもそういうものだったりもする、本を書いているから正しいことを言っているとも限らないのも、コンサルティングビジネスの特徴でもあるし。

何を聞きたいかによって答えは変わってくるだろう。

上位表示をするための裏技を知りたければ、上位表示対策を行っているSEO業者出身のフリーのコンサルタントがよい。
料金は業者に頼むより安いし、手持ちのリンク資産を持っていないため上位表示対策を押し売りされる危険性も少ない。
被リンクの危険性の判断やペナルティ解除についても、このような出自のコンサルタントがお勧めである。

アルゴリズムやについて聞きたい場合は、Google社のウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムで聞いてみるのがいいと思う。
しかし、あくまで回答者はボランティアなので、正確な解答ではないかもしれない。
時間がかかってもよいなら、賢威フォーラムがいいだろう。賢威というテンプレートを購入した人だけが質問できる掲示板だ。賢威は安価であるため、フォーラムを使うためだけに購入しても損はない。
回答者の松尾氏はSEOに関する知識においては国内屈指のレベルであり、直接回答をもらえることを知っておいて損はないだろう。
(上記リンクはアフィリエイトリンクではないし、ステマでもないことをお断りしておくのである)

Webサイトの構築全般にかかわること、SEOとそれ以外の要件のトレードオフが発生してどっちを優先すべきか?
といった質問は難問である。確かな正解がなく、コンサルタントによっても見解が分かれる質問だ。
SEO以外についても広範囲な知識が求められるので、一部の抜きん出たコンサルタントか、SEOだけでなく様々な問題に対応できるコンサルティング会社しかない。

自信をもってお勧めできるのは住太陽氏辻正浩氏アイレップ社アユダンテ社ぐらいだと思う。
この中で、辻正浩氏は新規の案件を請けていないので(忙しいふりという営業トークではなくて本当に請けてない)、個人レベルでやっているのは住氏だけである。

住氏は日本のSEOの草分けであり、スキルを高めてSEOが自分自身でできるようになるコンサルティングを実施しているのでお勧めできる。

他はどうかというと、

SEOの情報の集め方

この記事中に自分の好きなブロガーがいれば前述のように聞いてみるのもいいと思うが、ほとんどの方がSEO業者の中の人だったりする。
(上記のブロガーがすべてこの難しい問題に答えられるわけではないが、わからないことはわからないと言ってくれるはずだ)
この手の質問はそれ相応の金額を払って、それ相応のコンサルタントに依頼するしかないって月並みな結論に落ち着くのである。

SEOの性質と限界・他の販促手法


SEOさえできれば、いや、上位表示さえできればWebサイトなんてなんとでもなると思っている方は多いと思う。

確かに、SEO、その中でも上位表示さえできればできることは多くある。
Webサイトにとっては最も必要なことの一つである。

Google Analyticsのコンサルタントとして有名なカグア氏と少しだけお話をさせていただいたことがあるのだが、

「検索上位になるとものすごい金が動くじゃないですか」

と言っていた。

何でもない言葉なのだが、アクセス解析の専門家の発言として、これはすごく重いなってその時改めて思ったのだ。
ロングテールSEOばっかりやっていると忘れがちなのだが、検索数が多くユーザーのモチベーションに直結するキーワードでの上位表示には、とてつもない金銭的価値がある。

しかし、これはあくまである程度SEOがわかってきてから改めて考えればいいことである。
初心者はビッグキーワードでのSEOなど一旦は忘れたほうがいいと思う。
ほとんどは幻想だからである。

私もSEOを学び始めた頃は幻想を抱いていた。

「ターゲットキーワードで上位表示されればサイトは収益化する」
「収益化しないのはターゲットキーワードで上位表示されないからだ」

これらが単なる幻想であったことに気が付いたのは、だいぶSEOをやったあとである。

上位表示されたとしても、
ほとんどの場合1キーワードだけで充分な集客は得られない

からである。

SEOについてよくわからないまま、単独のキーワードでの上位表示にこだわっている方がいらっしゃるのであれば、こんなものだってことを知って欲しい。
また自分がSEOをしているのではなく、業者にSEOを依頼している場合や依頼しようとしている場合が特に問題である。

無理に上位表示させたものの、支払った金額に見合った見返りがないなんてことはごく普通に発生する。
SEO業者に月に何十万円も払っているのに、引き合いが1件もないなんてこともあるわけだ。
なので、SEO業者に頼んで上位表示を依頼する場合は、そのキーワードの有用性を判断してからにして欲しい。
その判断ができないのであれば、SEOを外注すべきではない。

さて、ここまではいうなれば前置き。

特定のキーワードでの上位表示だけではなく、ここから先はSEO全般の話だ。

SEOには限界がある。
その限界とは

検索行動を起こさないユーザーには訴求できない

という当たり前すぎるほど当たり前の真実だ。

「SEO業者であるならば、テレアポなんかしないでSEOで集客すればいいではないか?」

ということはよく言われるが、これは100%正しいわけではない。
Webサイトに集客したいと思っていても、検索エンジンでSEOのことを調べたり、集客の方法について調べたりすることはまずない。

極端な例を挙げてみよう。
政府機関が申し込むだけで10万円相当の電化製品を無料でプレゼントするってキャンペーンをやったとする。
サイトに集めることさえできれば、コンバージョンすることはほぼ間違いないが、SEOで集めるのはすごく難しい。
こんなにニーズがあって、競合が少ないビジネス(実際には存在しないけど)であっても非常に難しいのだ。

この手のとにかく人々に認知させることが重要なビジネスにおいては、インターネット外を除けば「ソーシャルメディア」「ディスプレイネットワーク」「純広告」「Facebook広告」といった手法が第一選択肢となる。

私は様々なWebサイトのGoogle Analyticsのデータを見る機会がある。
ソーシャルメディアがとてもうまく回っているサイトを見ると、大量に集客して、そこからコンバージョンに数多くつながっていたりする。
そういうサイトを見ていると、

「SEOや検索連動型広告なんてたかだか知れてるなあ」

ってしみじみ思う。

SEOは確かに重要な集客手法で、多くの場合で使える。しかし、野球で例えればヒットしか打てない戦略で、ソーシャルメディアはホームランが打てるかもしれない戦略である。
どっちも重要で、「使い分ける」「併用してどっちも狙う」といった戦略が必要だと思うのである。

アフィリエイトと企業のSEO戦略はどう異なるか


スーパーアフィリエイターという人々がいる。
月に数百万円以上の収益をアフィリエイトから得て生活しているような人々である。

このような人々とソーシャルネットワーク上でやりとりをしたり、たまにではあるが実際にお会いして話をすることもある。
話をしてみると、SEOの知識の深さに舌を巻く。

そんじょそこらのインチキSEOコンサルタントなんかとはレベルが全然違う。
アフィリエイターにとっては理論とか倫理とかは割とどうでもよくって、結局のところ「儲かるか儲からないか」が重要だ。
きれいな言い方をすれば「ビジネスとして有用であるかないか」と言ってもいい。

でもそんな言い方はどうでもよくって、私は儲かるか儲からないかがSEOにおいては重要だと思っている。
ホワイトハットを推奨しているのも長い目で見ればその方が儲かるからで、別に倫理的にうんぬんしているわけではない。

アフィリエイターは集客で食っているわけであって、集客できなくなれば食えなくなる。
SEOは死活問題なのだ。

それに比べるとSEO業者のSEOの業務は正直かなりぬるいと思う。
日本のSEO業者のビジネスモデルの多くは成功報酬型のSEOである。

上位表示できれば課金するが、上位表示できなければ課金しない。
このビジネスは一見SEO業者にとっては真剣勝負に見える。

しかし、実際はぬるいのである。
たくさんのキーワードを受注すれば上位表示することもあるので、高めに成功報酬を設定しておけば時おり上位表示したキーワードから多くの収益を得られる。
それで会社の経営としては成り立つのだ。

あるいは月額固定のリンク提供であれば、上位表示しなくても収益が得られる。

SEO業者のほとんどはただリンクを張るだけで生きてきたのだ。
なので、その中で仕事をしているSEOコンサルタント(と名乗る多くのSEO担当者)は、リンクを貼る以外のスキルを必要とされてこなかった。
しかも、絶対に上がらなければならないというプレッシャーもない。

そのような環境で仕事しているSEOコンサルタントとアフィリエイターでは差がつくのは当然だ。

SEOコンサルタントがお公家さんだとしたら、アフィリエイターは野武士のようなものだ。
アフィリエイターは日々戦って生きている。
SEOの知識、技術が並はずれているのは当然すぎるほど当然なのである。

では、

アフィリエイターが企業のSEOをやったらどうなるのか?

であるが、必ずしもいい結果をもたらすとは限らない。

というのが今日のテーマだ。
アフィリエイトと企業のSEOは完全に真逆の戦略であると私は考えている。

一言で表現すると、

アフィリエイトは狩猟民の戦略
企業のSEOは農耕民の戦略

である。

アフィリエイトはここで戦わなければならないという場所の制約がない。
まだ競合が少ない場所をいち早く見つけて、スピード勝負で刈り取る。
新しいビジネス領域や、競合が少ないキーワードを発見していち早く殺到し、ガツガツっとサイトを作って競合より先に収益化する。
ペナルティを受けるというリスクもあるが、そのリスクとスピードの損得勘定を秤にかけたらスピードが優先されることが多い。
最悪サイトを放棄してもいいからだ。

これとは逆に企業のSEOは戦う場所が決まっている。
自社の商品なりサービスなりを売らなければならない。
スピードは大切ではあるが、リスクは最大限に考慮されなければならない。
ペナルティを受けることは場合によっては死を意味する。
.co.jpドメインをペナルティにしてしまうといった事態は絶対に避けねばならない。

スーパーアフィリエイターという人に企業のSEOを依頼すること自体は悪い選択肢ではない。

しかし、注意せねばならないのが発想方法である。

アフィリエイトの発想で企業のSEOをやることは避けねばならない。
安全第一に発想を切り替えてくれるのであればとても心強い味方になってくれるだろう。

しかし、被リンクでまずガツガツ上げていこうって発想でやられてしまうと、とても困ったことになってしまうかもしれない。

リスクをとるSEOがあってもいいと私は思っているのだが、リスクの回避策、軽減策として何を考えているかを納得いくまで質問したほうがいいだろう。
それが充分であり、信頼に足ると思えばやってもらえばいい。
でも、不安であれば依頼しない方がいいし、不信感がある中で業務を行っていくことはお互い(アフィリエイターにとっても)を不幸にすることであるので、やめておくのが賢明だとアドバイスするのである。

知識不要!誰でもできるライバルを蹴散らす究極のSEO(エイプリルフール特集)


今日のテーマは、

SEOなんて簡単だ

である。
他のサイトの順位を下げて、自サイトの順位を上げればいいだけだ。
ただそれだけのことで、別に難しいことなんて何一つありはしない。
それでは下げる方法、上げる方法についてそれぞれ書いてみよう。

1.他サイトの順位を下げる方法

1)ブログのコメント欄やトラックバックを活用する

ペナルティを受けているサイトに対して(自分の管理しているサイトでなくてもいい)ブログのコメント欄があれば、そこからリンクを張ってやる。
見るからにスパムっぽいサイトだと、承認されないから一見真面目っぽくやっているサイトを使うのがコツである。

全部コピーしてパクったサイトをあらかじめ作っておき、ペナルティ警告が来たことを確認してから使ってもよい。
こっちの方が面倒かも知れないが、こっちの方が確実であろう。

同一IPからこれをやると、スパムとして避けられてしまうのでIPを分散させる必要がある。
これを回避する方法としては〇〇〇〇〇などを使うのがよい。

ひとたび発注してしまえば、お金さえ突っ込めば作業者がいくらでもやってくれる。

2)上位表示しているサイトの直帰率を上げる

狙っているキーワードでまずは検索する。
上位表示している他サイトをクリックして、一瞬でブラウザバックで検索結果に戻り自サイトをクリックしたのちに、数ページ見たりしてしばらく滞在する。
自分一人でやっても効果がないので、これもまたIP分散させる必要がある。

3)競合サイトのコンテンツを更新直後にパクリ、自分が管理する別のサイトに掲載する

PubSubHubbubを使い、Googleへのインデックスを急ぐ。
自分の管理下の別サイトの方がインデックスが早ければ、その記事は残し、相手側のインデックスが早かった場合はあきらめて記事を消す。
自分の管理下のサイトを多数作り、あたかも競合サイトが多数のサイトから記事をパクってきているかのようにするのである。

4)競合サイトのサーバーのレスポンスを極端に悪化させる

DDoSという攻撃手法ある。
サーバーに対して大量のリクエストを送り付けて、サーバーが処理できなくしてしまうのだ。
大量のリクエストを送り付けるといっても大量のコンピュータが必要なわけでもない。

ボットネットワークというものがある。

外部から操作することを目的として作られたコンピューターウイルスがある。
このようなウイルスに感染したコンピューターは、ウイルスの作者の意のままに動かすことができる。

このように感染したコンピューターを貸し出すサービスがある。
お金を払えば1万台でも10万台でも使うことができる。

そのようなコンピューター群から一斉に競合サイトに連続してアクセスすることで、競合サイトのサーバーの処理能力を超えさせて全くアクセス不能にさせることができる。
Googleのクローラーもまた競合サイトにアクセスできなくなるため、これが長期間続くと競合サイトの検索順位は下がってしまう。
この手法の強力な点は、サーバーを移転したとしても、ドメインが変わらない限り逃れられないことだ。

2.自サイトの順位を上げる方法

1)直帰率を操作する

1.2)に説明した直帰率の操作を使う。
他サイトの直帰率を上げ、自サイトの直帰率を下げるのだ。

2)SEO業者からタダで被リンクをもらう

被リンクは買わなくてもいい。
タダでもらえる方法がある。
しかも大量に。

その方法は、

ネット上で悪い評判が発生している会社や有名人について、
都合のいい・あるいは中立的な情報を自分のサイト内に書く

これだけである。

なんでこれで被リンクがもらえるのか?
悪い評判を消そうとして、逆SEOという対策を行っている会社は数多くある。

逆SEOとは検索上位から悪評サイトを排除するサービスである。
都合のいい、あるいは中立的な情報が掲載されているページにリンクを張ることで検索順位を上げて、相対的に悪い評判が書かれているページの検索順位を下げることを指している。

だから、これを利用するのだ。
自分のページ中にリンクを張られることを期待して、悪評のある会社や個人についての良い話題を書くと、リンクを張ってもらえるかも知れないわけだ。

一つの会社や一人の個人だけではだめで、多くの会社にや個人について書いてやると、リンクをもらえる確率は書いた数に比例して高まる。

人工的リンクを、自分で張らずに他人から張ってもらうという安上がりな技だ。


※追伸

これらについて私はやったことはない(当たり前である)。
無効な手法もあるし、有効かもしれない手法も業務妨害罪・著作権法違反といった犯罪になる。
絶対やらないようになのである。

ナチュラルリンクを獲得する基本的な考え方


Googleは被リンクを評価しなくなったというデマ情報が出回ったことがあるが、決してそんなことはない。
被リンクはSEOにおける位置づけが低下しているという考え方もあるが、これもまた正しいとは言えない。

被リンクの重要性は全く変わっていない、あるいは逆に高まっているのかもしれない。
位置づけが低下したのは人工的な被リンクである。

2012年ぐらいまでは人工的にリンクをバンバンつければ、バンバン順位が上がったので、SEOと言えばほぼ人工リンクのことだったと言っても差し支えなかった。

なんだかんだといいつつも、コンバージョンが取れるビッグキーワードでの上位表示は、人工リンクによるSEOに占められていたわけだ。
(私自身の見解としては人工リンクはSEOではない。ユーザーにとって不必要なコンテンツが検索上位に表示させようと企てることは最適化の真逆だと思う)

現在は人工リンクでの上位表示が難しくなってきた。
とはいえ、被リンクの重要性が下がっているとは言えない。
今でもGoogleはコンテンツの重要性を判断するための最終的な決め手として、リンクの評価に頼らざるを得ない。
コンテンツの正当性を判断する術がないからである。
内部だけ判断しても、正しいかどうか判断しようがない。

タラバガニ1匹を殻ごとキッチンタイマーで叩いてつぶします。
つぶしたタラバガニを電子レンジに移します。
生クリーム200cc・卵2個・砂糖大さじ5・オリーブオイル300cc・パン粉100gを加え、
湯煎しながらトロリと角が立つまでよく混ぜます。
一口大に丸めて串に刺し40度の油で120分揚げます。
皿に盛って青のり、ハバネロソース、細かくちぎったキッチンペーパーをたっぷりふりかけて完成です。

Googleにはこんなデタラメなレシピの情報があったとしても、これがデタラメかどうかなど判断し得ない。
共起語などもたくさん含まれるので、それっぽくGoogleには映るだろう。

これは極端な例としても、内部だけでコンテンツの正当性を評価するのは不可能なのだ。

弱腰外交でナチスの勃興を助けてしまったネヴィル・チェンバレンの後を受けて、未曽有の国難の時にイギリスの首相になったウィンストン・チャーチルは、

「民主主義は最悪の政治形態であると言える。
ただし、これまで 試されてきたいかなる政治制度を除けば」

という有名な言葉を残している。

リンク評価はこれに非常に似ている。

「リンクは最悪のコンテンツ評価指標と言える。
ただし、これまで 試されてきたいかなる評価指標を除けば」

と言ってもいい。
Google登場前までは数多くの検索エンジンが存在し、内部要因だけでコンテンツを評価していた。
しかし、Googleが導入したリンク評価のアルゴリズムによって、ぼぼすべての検索エンジンは淘汰されるに至った。

確かにリンクはスパムの温床であるのだが、それよりもましな評価指標が存在しないのである。

当面リンクが重要であることは変わらないはずだ。

これまでは人工リンクでも容易に上がったので、天然リンクをわざわざ獲得する必要は低かった。
しかし、人工リンクでは上がりにくくなったり、リスクが増えた結果として天然リンクの価値の重要性はむしろ上がっているとも考えられる。

なので、被リンクは積極的に獲得しに行かねばならないと私は考えている。

どうやってリンクを獲得すればいいのか?
そのキーワードは、

「心を込める」

ことに尽きると思う。
言い換えてみよう。

「愛すること」

でもある。
他のブロガーの記事を読んで、

「面白かった、ためになった。」

といった、感嘆の念や感謝の気持ちがあれば、それを素直にソーシャルネットワークや自分のWebサイトに書く。
良質だと感じたコンテンツに対して、率直に心から感想を述べること。
このような文章は元々のコンテンツを作った人の心を動かす。

私のブログにも時々ピンバックが飛んでくるのだが、内容のいい悪いはともかく記事をよく読んだ上での感想や、補足などがあったりするととてもうれしく感じる。
本当にうれしいのである。

もちろんピンバックを受け入れて、こちらからもリンクするし、相手のブログも読みに行くし、そこに気になる記事があれば紹介したくもなる。
「にんげんだもの」
って相田みつをばりにそう思うわけだ(意味不明)。

逆に、記事について何の言及もなくただピンバックだけ飛ばしてくるようなサイトに対しては、好意を持つどころか逆にスパマーに対するいらだちを感じさせる。
これもまた「にんげんだもの」ってことである(なんのことやら・・・)。

心を動かすには愛がいる。

批判も同様だ。

上辺だけのでは心は動かせない。
愛の反対は憎しみではなく、無関心だという。
相手に対して無関心であることは字面からでも伝わる。
無関心であるにも関わらず、リンクを求められることほどつまらないことはない。

良い記事を書く人を敬愛し、コメントやピンバックを送る。
拡散している記事だけど間違っていればそれをきちんと指摘する。

このようなことを繰り返すと、誰でも結果として品質の高いリンクを得ることができる。
手あたり次第ピンバックするのではなくて、自分が紹介する価値があると確信するWebサイトからだけリンクがもらえるのだ。

遠回りのようだが、被リンクは安全性が重要でリスクを考えれば100本のごみリンクより、良いサイトからの1本のなリンクが重要なのである。
良いサイトからの正当なリンクをもらうためには、他の人のサイトのコンテンツに敬愛の念を持ち紹介することだ。

人間には二つの耳があり、一つの口があるという。

他人の言うことを二つ聴くうちに、一つしゃべるぐらいがちょうどいいという比喩だ。
たくさん他の人のコンテンツを読み、良いと思ったコンテンツを紹介する。
自分が主張したいことよりも、他人の意見をたくさん読む。その結果として、

「これは本当に素晴らしいコンテンツだな、是非紹介したいな」

と思ったコンテンツを紹介する。これが被リンクの極意だと思うわけなのだ。

何も知識がないのに企業のホームページ担当になってしまったら


知識が何もないのに、企業のホームページ担当になってしまうというケースはよくあることだ。
零細企業であれば、たいていホームページ担当者は最初はそんな感じである。

従業員の数が50人ぐらいいるようなそこそこ大きな会社であってもえてしてこんなことが起きる。
単にパソコンが得意だからっていう理由でホームページの担当者にさせられてしまうのである。

パソコンが得意だ。

といってもYoutubeの面白い動画をよく知ってるとか、Yahoo!オークションでものを売り買いしているとか、パソコンの自作が好きとか、そんな理由でパソコンが得意という評価になったりする。
パソコンの自作をするなんていうと、一般の人から見てとてもとてもすごい技術だと勘違いされるかもしれない。
実際はねじ回しだけ以外不要の組み立て家具よりも簡単だ。
こんな理由でホームページ担当にさせられてしまうことはあり得る。

まったくホームページの知識がなくて
担当になった場合どうすればいいのか?

である。
ホームページに関する技術は非常に広く、そして深い。

デザインをするデザイナー、デザインをホームページとして実現するコーダー、検索から集客する技術としてSEO、検索連動型広告から集客するSEM・・・、ホームページに来訪した人の行動を分析して改善計画を作るアクセス解析・・・

といったように、ホームページをビジネスとして成立させるために必要な技術の要素は多岐にわたり、それぞれその分野だけで食っている専門家が存在している。
全ての分野において専門家になるのは不可能だし、一つの分野だけでも極めるのは容易ではない。

ホームページをビジネスとして成功させようとしたならば、容易ではないにもかかわらずこれらのスキルがすべて必要だ。
大手企業ではこれらの技術を持った専任担当者をそれぞれ雇っていることも普通だ。

中小零細企業であったとしても、大手企業でもホームページに求められるものは同じである。
結局のところどのレベルを求めるか?という差であろう。
しかし、中小零細企業であったとしてもすべて大手に劣っていていいわけではない。

中小零細企業も大手企業も同じ土俵で戦えるのがインターネットの世界だ。
創意工夫と努力によって大手と対等に戦いうる。
全ての分野では対等に戦えなくても、限局化した局面では大手企業を圧倒することも可能だ。

実は大手企業であってもすべての要素において、優れた運営をしているわけではないことがほとんどであり勝てないということはない。

とは言え、全然知識がなければどうすればいいのか?

最も重要なのは

ホームページに対してどれだけの期待を会社は寄せているのか

を見極めることだと思うのだ。
たいてい中小零細企業のホームページ担当者というものは、他の業務と兼任である。
総務や経理といった事務業務と兼務だったりするだろう。

現在の仕事だけで余裕がなければ、ホームページの運用まで手が回らないはずだ。
ならば、運用の業務についてはそれがうまくいかなくても、責任が自分に及ばないようにするのがまず第一選択肢だと思う。
でも、それを気にする必要はない。しょせんその程度しか会社は期待していないのだ。

ユーザーからの問い合わせメールにだけはきちんと対応するが、それ以外は業者に丸投げして、自分が非難されないようにするべきだろう。
消極的に見えるが、そもそも主業務をおろそかにしたら怒られてしまうのであれば仕方があるまい。

※自分のスキルアップのためにサービス残業して頑張るというのであればそれはそれでいいと思う。

それとは逆に会社が期待をしており、ホームページの運営業務にそれなりに時間を与えてくれ、成果を出すことが自分の評価になるのであればやらねばならない。

そんな立場になってしまった人に伝えたいことがある。

「ホームページの運営っていうものは成果が見える楽しいものだ」

ということだ。
自分がやったことが成果として反映する面白い業務であるということをまず知ってほしい。
やらされ仕事と思ってやると苦痛だが、自分で主体的に取り組めばこれほど面白い仕事っていうものもなかなかない。
創意工夫が自分の成果として反映する、そんな仕事はあまりないだろう。

私ならこういうことを担当者にお勧めするのだ。

1.ホームページの運営にかかわる全ての分野についての全体像を把握する

このような本はおすすめである。
上記のようなホームページの運営に必要な様々な基礎知識をたった1冊に凝縮して解説した本である。
6人の共著からなるのだが(ほとんど大阪人なのは単に偶然・・・ではないだろう)、著者がその分野の第一人者であり、網羅的に解説された良書だ。
この本をまずは読むことをお勧めしたい。

2.他社のホームページを多数見て自分なりに感覚を養う

デザインのどこが気に入ったか?気に入らなかったか?
様々な情報に対してスムーズにたどり着けたか?

といった点を簡単に文字としてまとめながら見ると、漫然と見るよりも自分なりの視点が養われるようになるだろう。
毎日同業者や、他業者でも自分の会社と同じぐらいの規模の会社などを見たりすると得るものがあるはずだ。
ずっと継続すると、力がついていくだろう。

3.HTMLとCSSは最低限勉強する

1冊でいいのでHTMLの本を買って勉強しよう。
少しはホームページを自分でも作れないと話にならない。
外注するにしても、少しはわからないとまったく業者の仕事の良否の判断が全くできない。

4.SEOとリスティングを勉強する

SEOに関しては無料のいい情報源がある。
Google 検索エンジン最適化スターターガイドというコンパクトにまとまったGoogle社の公式のガイドブックがある。
これを読めば正しい基礎知識を得られる。
怪しい有料の情報源を読むよりはるかによい。

多忙な企業のホームページ担当者はこの程度知っていればまずまず充分だろう。
これを読んで、ホームページを増強すればそこからアクセスを集められるようになるはずだ。

リスティングは少々費用は掛かるが、月間10万円程度予算をかけられるのであれば、即効性のある方法である。
1ページだけでもきちんと自社の製品やサービスの他社にない良いところをきちんとアピールするページを作り、そのページにリスティングで誘導すれば成果が出るのが早い。
日々、改善することでどんどん良くなるのがリスティングの面白いところで、まるでロールプレイングゲームみたいな感じだ。


1.~4.までの過程にはどれくらい時間をかければいいのか?
一通り勉強するのに3か月程度だろうか。

3か月後には、リスティングなりSEOなりで集客するための施策を始められるのではないかと私は思っている。

大変だと思うのだが、これほど手ごたえがあって面白い仕事っていうものもなかなかないと思う。
是非頑張ってほしいと思う次第である。

参考ページ:

やる夫が企業サイトのSEOに挑戦するようです
4年前の記事だが、マンガになっており面白くわかりやすい。今読んでも十二分に通用する内容である。

零細企業のSEO

SEOコンサルティングの営業と契約はどうあるべきか


今回はSEO業者やコンサルタント向けの記事である。
しかしながら、クライアントにも読んでもらいたい記事でもある。

ホワイトハットSEOのコンサルティングをする場合の重要なポイントだ。

被リンクゴリゴリの外部施策しか提供しないのであれば、別に考える必要はない。
提供する内容が契約前にクライアントにわかったとしても、クライアント自身で実施できないからだ。

ところがホワイトハットSEOというものは誰でもできる。
誰でもとまで言うと語弊があるが、Webサイトのコーディングができる人であれば誰でもできる。
もし、コンサルティング契約前に、

「このような点を改善します」

ということをすべて明かしてしまうと、場合によってはすべて終わりになってしまう。
SEOのコンサルタントができて、Webサイトの制作業者にできないサイト改善は何か?それは、

どのようすればSEOの観点から正しい実装になるか

であり、現時点のWebサイトと理想のあり方のギャップがどこにあり、どうすれば理想に近づけられるかの判断である。
これができるからSEOのコンサルタントは飯が食える。

昔の話なのだが、売上高1兆円をはるかに超える大手企業からSEOの提案が欲しいと言われたことがある。
発注することはほぼ確定だから、できるだけ具体的に改善ポイントをまとめて欲しいという要望だった。
なので、時間をかけてサイトを分析して、レポートをまとめたのだが、

「この内容でしたら、自社のコーダーでできますね」

って言われて結局分析しただけ丸損だった。
後日その会社のサイトを見てみたら、私がまとめた内容に基づいてサイトの改善がされていたという腹立たしい経験である。
自分自身が甘かったのが悪いと言わざるを得ないのだが、ではどうするのが正解だったのだろうか?

1.企画段階で準委任契約をまず締結すること

準委任契約とは、成果を明示しない契約と考えればいい。
弁護士に依頼する場合は報酬を払うが、勝訴を確約するものではない。
この種の依頼をする契約が準委任契約だ。

システム開発などの場合では、設計のフェーズではまず準委任契約を締結しておき、設計がきちんと固まってどれくらいの作業量になるかが確定したら、請負契約に切り替えるといった契約形態が正しいとされている。

ところが、SEOのコンサルティングにおいては準委任契約しか普通はあり得ないし、準委任契約を契約する以前をどうするか?なので、こういうわけには普通はいかない。

2.秘密保持契約で縛りをかける

秘密保持契約(NDA:Non-disclosure agreement)は正式契約前に交わすことが多いので、提案を許可なく流用してはいけないという文面を入れて牽制するって方法はある。しかし、これも確実なものではない。

基本的にはSEO施策を無断でやられてしまった場合、盗用であることを立証することは非常に困難で、裁判に訴えるとしても費用がかかるため厳しい。
(本当に裁判は金がかかる。スラップ訴訟という言葉があるが、資金力がある企業側が個人や中小企業を恫喝するために、自らの非を顧みず嫌がらせ訴訟を起こすことである。個人は負担に耐えかねてたいていギブアップしてしまう。結局は金がないと戦えないのである)
しかし、相手が大手であれば、マスコミのネタになることを恐れることもあるだろうし、秘密保持契約でとりあえず守っておくという選択肢は無効とも言えない。

3.結果のみを提示する

Aという改善を行えばBという効果が得られる。
という内容をすべて提案書に入れるのではなく、Bの部分のみを明示する方法である。
まあ、当たり前っていえば当たり前だ。
典型的なのが、情報商材のセールスレターである。

こんなにいいですよ。
って書いておきながら、核心部分は完全にぼかしてある。
本当にBという効果が得られるのかどうか怪しいのが多くの情報商材だ。

情報商材はそれでも信じて買う人だけ買う。

SEOのコンサルティングもこれと同じでいいと思う。

私を信じるのか?信じないのか?

である。
内部施策は一つ一つの施策は効果があるかどうかが確約できるものではない。
積み重ねて初めて成果が出るが、どの施策が実を結んだのかはわからないかもしれない。
あるいは最初は全く成果が出ないかもしれない。
それでも信じてくれるか?である。

それでも信じてくれるクライアントだけが契約してくれればいいと割り切ってしまうのも良い方法であると思う。

4.一部だけ具体案を提示する

確実に効果がありそうな一部の施策についてのみ営業段階で指摘し、効果が検証できたら契約するという方法である。
基本的なSEOの考慮が全くできていないところなどには有効な方法である。
これができれば3.の信頼ができるので、その後スムーズに進めることができるだろう。
理想の一つであるが、いつでも有効とも限らないので万能の営業手法でもない。

5.契約前には一切何もやらない

「提案には最も金が要る。」これを納得してくれるクライアントとだけ付き合う。

最もいい方法である。

信頼にたるといかに思わせるか?3.よりも更に難しいが、最高無上の方法である。
これができるようにするにはどうするか?

ブランド力を高めるしかないのである。

厳しい道のりだが、日々積み上げていくしかないだろう。


最後にクライアント側の方に向けて一言書いておきたい。

ブランド力には本物と偽物がある。
一見ブランドっぽいものにもたくさんフェイクがあるのがSEO業界だ。
それを正しく見極めるのはどうすればいいかについて書いておこう。

真に自信のある人は自分を大きく見せようとしないことに留意してほしい。
SEOの世界における第一人者の多くにお会いしたことがあるが、皆すべて謙虚である。
彼らは自分を飾る必要がない。

虚勢を張っている感じがあればそのブランドは偽物であると疑ってかかったほうがよいだろう。

捨てることも含めたコンテンツSEOに必要な戦略とその考え方


Content is king

という言葉そのものはSEOにおいて定着したが、正しい理解がなされているとは言い難いと思う。

「Content is King にまつわる誤解と真実という住太陽氏の記事にいかにこの言葉が誤解されているか?について詳しく書かれているが、私もほぼ同感である。

私なりにこの記事の内容を踏まえて、それ以外に色々思うところもあってこんな記事を書いてみる次第なのだ。

コンテンツには戦略がなくてはならない

これが私の言いたいことである。

戦略とは目的を達成するための、大枠での考え方だ。
戦争での勝利には戦略と戦術の2つのレベルがある。

個々の戦闘で勝つための方策を戦術という。

これに対して戦略とは戦争に勝つために、どのような方面に戦力を集中してどこを取りにいくか?
といった高い視点から考えることである。

戦術は現場指揮官が考え、戦略とは国家指導者レベルが考えるものだ。

コンテンツは戦略であるというのは、

1.コンテンツはビジネスの中でどのような位置づけであるのか?

を明確にし、

2.どのようなユーザーを集めたいのか?

を定めて、

3.集めたユーザーをどのようにコンバージョンにつなげるのか?

これを見定めて構築することを指している。
コンテンツを作ってもまったくコンバージョンが取れない、という失敗の多くはこの戦略がない。もしくは戦略が根本から間違っているのが原因だと私は考えている。

それでは1から順番に考察してみよう。

1.このコンテンツはビジネスの中でどのような位置づけであるのか?

ここがあいまいなサイトが多い。
根本が間違えると全て間違える。

売上を取りたいのか、企業や商品の知名度を高めたいのか、ユーザーからの信頼を得たいのか・・・

といった目的を定めることが最も重要である。目的は一つである必要はないが、明確に説明できる必要がある。

企業では何かを購入するときには稟議がたいてい必要なはずである。
稟議を通すには、決裁者が金を出すに値すると考える理由が要る。

コンテンツもそれと一緒だ。
コンテンツを作ることは、金を出すことと同義である。
もし、1つのコンテンツを作るために2時間かけるならば、少なくとも2時間分の時給分プラスアルファの金をかけるに足る理由が必要だ。

プラスアルファの額は大きい。
給与を払う以上の見返りがあるから、その人を雇っているのである。
給料分ピッタリしか稼いでいない人しかいなかったら会社は倒産する。

また、時給の他に家賃とか光熱費、諸経費といった様々な会社を運営するための経費も一人一人にかかっている。

時給が2000円の社員であれば、1時間の価値は4000円以上になろう。
2時間を要したならば8000円以上をコンテンツに投資したこととほぼ同義である。

これだけの金額を漫然とコンテンツ作成に投下するからWebサイトは失敗するのだ。

「日常業務が忙しくて、コンテンツ作成に手が回らない」

という言葉はよく聞かれるが当たり前だ。

日常業務とは給与以上の価値を会社にもたらすことがほぼ確実なビジネスである。

ところが、これに対して目的が明確でないコンテンツ作成は、ほぼ確実に赤字になるビジネスである。
日常業務を優先するのは合理的な判断だから、コンテンツ作成を行わないのである。

日常業務に優先する目的がない限り普通はコンテンツ作成は行われないし、行われるべきではないと私は考えている。
コンテンツ作成によるメリットは、効果が不明確であるがその投資に見合うリターンが見込めなければならない。

サイコロを振った時に、4以上が出れば1万円もらえるとする。
このサイコロを振るのに、4千円が必要であっても払ったほうが得である。
逆に6千円必要なら損である。

コンテンツを作って得られるかもしれない利益と、日常業務の重要度を上記のサイコロの例のように比較してやるべきなのか?を考えねばならない。

その結果、コンテンツを作るメリットが低いと判断したならば、いさぎよくやらないといった判断をすべきで、何でもかんでもコンテンツを作りさえすればいいってものではない。

※誤解しないために書いておくのだがコンテンツ作成は大きなメリットを、恒久的にサイトにもたらすものであることを最後に書き添えておく。

2.どのようなユーザーを集めたいのか?

サイトにユーザーを呼ぶだけでは目的を達成することは出来ない。
これは住氏の言うコンテンツとセリング(商品紹介)の関係から考えるとわかりやすい。
(セリングはコンテンツではないということ)

広告をどの雑誌に載せるか?

自動車の広告を載せるならば、自動車の雑誌に載せるとか、RV車であればアウトドアライフの雑誌に載せるといった考慮をするはずだ。

どの雑誌を選ぶかは死活的に広告効果に影響するので、誰でも厳しく厳しく吟味する。

かつ、雑誌の内容と広告で訴求する内容は連動しなくてはならない。

アウトドアライフの雑誌に自動車の広告を載せるならば、
「自動車のエンジン性能がこんなに優れている」といった切り口では駄目で、
「こんなに積める」「こんなに便利」「悪路を走れる」
といった訴求になってくるだろう。

ところが、自分でWebサイトでコンテンツを作る場合は雑誌の記事に相当する部分は自由裁量に任されているのに、広告とまったく連携していなかったり、訴求すべき内容とずれていることが多い。
被リンクを集める、バズを狙うといった明確な目的があればいい。それもなく、ずれがあったら無駄である。

3.集めたユーザーをどのようにコンバージョンにつなげるのか?

セリングのページにランディングしたユーザーは、コンバージョンにつながる可能性が高い。
しかし、コンテンツページにランディングしたユーザーは基本的には商品そのものに興味がない。

しかし、コンテンツに投資をする以上は、購入に結び付けなければならない。

2.のように個々のコンテンツに連動した訴求が必要である。
また、1回だけ見てもらうだけではなく、ソーシャルメディアやメルマガなどと組み合わせユーザーとの接触の質・量を高める。
リマーケティングなどと連携させLPと組み合わせてコンバージョンを取る。

といった様々な方策が考えられ、全て自由裁量に任されている。


非常にコンテンツ戦略は考えるべきことが多岐に渡り、簡単なものではないということが言いたかったのである。

最後に書いておきたいのだが、私はSEOにおいて必ずしも充実したコンテンツが必要だとは考えていない。
最低限、充実したセリングのページを作ることだけでもSEOは成り立つ。

充実したページを作ることによって、テキスト量が増えキーワードの掛け合わせが増える。
想定しないような2語、3語、4語・・・といったキーワードの組み合わせで検索結果に露出する可能性が増える。

そんなキーワードは競合がほとんどいない。
だから、コンテンツページを作るメリットが低いと考えたのであれば、セリングページだけを充実させる戦略はあり得るし、費用対効果を考えれば悪くない。

生半可にコンテンツに経営資源を投入するぐらいであれば、コンテンツSEOを捨てるって戦略もよい選択であろう。