かゆいところに手が届く便利SEOツール7選

superficial

SEOのツールには大きく分けて3種類がある。


1.外部施策・内部施策を自動化するツール
2.SEOにおける問題点を分析するツール
3.作業負荷を軽減するツール

この中で1.のアクセスアップ系のツールはおすすめできるものはないと言っていい。
代表的なものとしては下記のようなものだ。
・自動的に被リンクを獲得するツール
・相互リンクを自動化するツール
・掲示板に自動的に書き込みを行うツール
・コンテンツをかき集めて大量にページを自動的に生成するツール
これらのツールは有害である。
さて、共通点があることに気がついた方も多いだろう。
共通点は「自動的に」という言葉が含まれることである。
省力化そのものは悪ではないが、これらを自動化するということは検索エンジンが求めているものに反することになる。

・被リンクは人気度の指標であるから、これを自動化することは検索エンジンを騙すことになる。
・有用なコンテンツを表示させるのが検索エンジンの目的だから、他からかき集めたコンテンツには価値がない。

ということである。
これらのツールを使うことは、検索エンジンの求めることと正反対になるため、常にスパム判定の危険がつきまとう。
手を出さない方が懸命である。

さて本題であるが、2.3.のツールはどんどん使うべきだと思う。
とはいえ、SEOのツールは大量に存在しており、役にたつもの、あまり役に立たないもの、玉石混淆である。
その中で私が役に立つと思い、日常的に使っているツールを紹介したい。

1.Google ウェブマスターツール
言わずと知れたツールであるので、説明は不要かと思う。
私は実はこれを一番見るのだが、ロングテールSEOをコツコツ実践していると、検索キーワード数が増えていく、これ励みになるのである。

2.Mozbar
松尾茂起氏もお勧めしているツール。
日本語化されていないのだが何でもありの超多機能。無料版でもかなり使える。
サイトの分析においては、follow/nofollowのリンクの箇所を蛍光ペン状に見せてくれたりとか、metaや、h1/h2、bold、altなどのテキストが一目瞭然に見ることができる。隠しリンクを見つけたりとか、そんな使い方も可能。
一番すごい点と思うのが、こんな感じで検索結果で競合サイトの簡易的な比較ができる点である。
mozbarでの競合サイトの分析例
とにかく多機能、一つ一つの機能について見ていくことで、SEOの勉強になるぐらいである。

3.SEO Site Tools
seo site toolsキャプチャ画面
Chromeの拡張機能である。ページランクが見られるし、SeoMoz Linkscapeの数値がワンクリックで見られるのが非常にいい。
被リンクが見られなくなったのでだいぶ利便性が下がってしまったものの、それでも便利なツールである。
よい紹介記事があるので、詳しくはこちらをご覧いただけたらと思う。

4.Website Explorer
Website Explorerキャプチャイメージ
これまた超多機能のサイト分析ツール。Windows上で動作するフリーのソフトウェア。Macintoshなどでは残念ながら動作しない。
サイト内のページの一覧、階層構造の表示、各ページの文字数の一覧、内部・外部のリンク切れのチェック、リダイレクトされているページのチェックなどが一瞬でできる。
また、以外に利用価値があるのがsitemap.xmlの生成機能。
数千ページ、数万ページあろうが生成が可能。フリーのsitemap生成ツールは、ページ数の制限があるがWebsite Explorerは制限がない。
大量のページ数のあるサイトのsitemapを作成する必要がある場合は、利用してみるといいだろう。

5.Another HTML-lint gateway
これまた有名なツール。
HTMLのチェックを行い、減点法で点数表示をしてくれる。
間違ってはならないのは100点満点を目指す必要はないことだ。
しかしながら、-9というポイントは致命的なエラーであり、検索エンジンが正しく解釈できない可能性があり修正を行う必要性がある。

6.Lynx
テキストベースのWebブラウザ。
検索エンジンはテキストだけを基本的に解釈する。したがって、テキストだけを見るブラウザで見たほうが、実際の検索エンジンが解釈する内容に近い。
Lynxで見ると通常のWebブラウザで見てわからない、ペナルティになりそうな内容がわかるときがある。知らず知らずのうちに埋め込んでしまった隠しリンク(ブログパーツなどによくある)、グローバルナビがキーワード詰め込みに見えるなど様々なことがわかる。
お勧めなのである。
また、Webブラウザで見られるサービスとして、seo-browser.comがある。
これは簡便なのでこちらのほうが便利かもしれない。

7.Sitemap.xml Editor
sitemap.xmlの生成ツール。
モバイルのサイトマップも簡単に作れる。
パラメータの指定もできる多機能(それ自体あまり意味はなく、デフォルトのままでもほとんど問題はないが)。
たまに手でxmlファイルを作っている人もいるが、はっきり言って時間の無駄だ。こういったツールでサクッと作ったほうがいいが、多数ある中で私はこれが一番使いやすいと思っている。


さて、ここまで紹介してきたが、ツールは無理して使う必要はない。
ツールは使うもので使われるものではないからだ。
しかし、上記ツールで使ったことがないものがあれば利用をお勧めしたい。新しい発見があることうけ合いである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました