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零細企業のSEO
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レコメンデーションこそ検索エンジンの本質だ
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零細企業のSEO

今回のテーマは、

零細企業のSEO

である。

これは難問だ。
中小企業ではない、零細企業の場合である。
家族だけで運営している商店のECサイトなどの場合だ。

典型的にはこんな感じだ。

私一人ですべてやっているので店舗の運営だけですでに疲弊しています。
商品の更新だけは何とかやってます。
でもほとんど売上出ませんし、正直ホームページで利益を出そうなんて無理な気がしています。

これに対する解決策を述べてみたい。
最初にお断りしておきたいのは、特効薬といえるような解決策は決してないというということである。

小売店をやっている方なら肌身にしみてわかっていることだろうが、店舗の運営のレベルが下がると売上が下がる。
言い換えると「手を抜くと売上は下がる」ということだ。
不思議なものでコンビニエンスストアといった、運営業務が定型化された業種であっても手を抜くと売上は大きく下がるのだ。

実はホームページでの販売もこれと同じである。

まずあまり売上が上がっていない場合は、そもそも手を抜く以前に店舗としての体をなすほど力を入れていない場合がある。
それでは売上が上がるわけがない。
私は時々ふざけて、こんなことを言うときがある。

SEOの8割は愛でできている

半分面白おかしくしているのではあるが、半分は真面目である。
人為的な被リンクという手法が有効性を失いつつある現在において、よいコンテンツこそが生命線である。
SEOは文字数だけをただダラダラ多く書けばいいというものではない。
SEOしたいキーワードに関する濃いページを作る必要がある。
キーワードに関する濃い情報があるページは、検索上位に表示されやすい。

参照:共起語SEOをもう一度解説してみる
※この記事内ではSEOの手法として書かれているが、実際は手法を意識しなくてもよいコンテンツを作ろうとすれば自然にそうなる。

さて、よいコンテンツを作る原動力とは何か?

それは情熱である。

自分がPRしたいものに対する想いを真摯に書くことだ。
換言すればPRしたいものに対する愛である。

真摯に想いを綴るのはある意味恋文に似ている。
そんなわけでSEOは愛だと思うわけだ。

さて、次に実際にどうやってSEOすればいいのかについてある程度具体的に書いてみたい。

まず一番大切なことを書こう。それは、

1.時間を確保する

これが一番重要である。

小売店を運営していたり、ごく少人数で会社をやっていたりすると仕事がうんざりするほどある。
その中でどのように時間を捻出するかが鍵だ。

繁盛しているECショップは間違いなく手間をかけている。

接客の合間の隙間時間などを活用して、商品撮影・ブログの更新といったことをこまめにやっている。
隙間時間を積み重ねると結構時間が取れることもある。
そのように時間を確保しているという繁盛店は結構多い。

「そんなことを言っても時間を取れない。」

という意見もあるかも知れない。
そういうのであれば、ホームページには会社パンフレット以上のことを期待しないことをお薦めする。
中途半端にエネルギーを費やすぐらいなら無駄だ。

2.コンテンツを増やす

商品の更新といった業務は最低限である。
しかし、商品の更新を行なっていくだけだとコンテンツの量は増えていかない。
売り切れになった商品のページを削り、新規商品のページを作っていくだけだとコンテンツ量は増えない。
コンテンツを増やすことが大切なので、増やせるコンテンツ構成が必要だ。

もっとも簡単なものは日記であるが、単に日常を綴っただけでは駄目である。
検索エンジンはホームページの中のテーマを認識している。
PRしたいことと無関係のことを綴っていくと、テーマが散漫になるので検索エンジンからは集客できない。
日記を書くのであれば、

・PRしたい事柄に関係するコンテンツ
・面白く興味を引く内容

を書く必要がある。
そのようなコンテンツを増やしていくことで、

・コンテンツが増え様々なキーワードで検索されるようになる
・ページ数が増えることで検索エンジンからも内容が充実したサイトであると評価されるようになる
・面白いコンテンツであれば紹介されたりして直接的な集客が見込める
・ナチュラルな被リンクが発生しサイト全体が検索エンジンから評価されるようになる

といったメリットが見込める。
このようなコンテンツを増やす考え方は、松尾茂起氏の下記の記事に詳しい。

SEO小説「五郎と怪傑ホワイトハット」

帽子屋と営む店の主人の趣味である盆栽をもとにして、帽子に関するコンテンツを発想するという記事である。
コンテンツの作り方に関するヒントがある良記事だ。

3.技術的な話

最後に2つだけSEOの技術的な話をしよう。

1.独自ドメインにするかショッピングモール内に出店するか

もし自社でPRしたいものが、一般的に販売されているものの場合は注意すべき点がある。
楽天などのショッピングサイトそのものは集客力がある。
しかし、検索エンジンから直接自社の販売ページに集客するのは難しいかも知れない。

もし、楽天内に同一商品を売っている他社ページが多数存在したら、検索結果に表示されるのが難しい。
検索エンジンは検索結果の多様性を重視する仕組みになっている。

検索結果内に楽天のページばかりが並ぶということがないように作られているわけだ。
楽天内に同種の商品が多数ある場合は、SEOでの集客は難しくなる。
その場合は独自ドメインを取得して、自社のホームページを立ち上げたほうが良いかもしれない。

とはいえ、独自ドメインを取得して自社の販売サイトを作るというのは、誰もいない野原に店を開店するのに似ている。
当初の集客は相当苦労することを覚悟する必要がある。
それに比較して楽天内に出店するのは、ある程度人通りのある商店街に店を出すのに似ている。

どっちにするかは熟考が必要だ。

2.コンテンツは自社ホームページ内に作る必要がある

コンテンツを増やすことで、検索エンジンから充実した情報があるホームページであるという評価を得ることができる。
そのためには自社ホームページ内にコンテンツを作らなければならない。

アメブロやFC2といった無料ブログを使うのは避けたほうが良い。
もしそれが人気コンテンツになったとしてもSEOの効果はあまり得られないからである。


まとめよう。

・ホームページを書く時間を確保して
・自社ホームページ内に自由にコンテンツを追加できる仕組みを作り
・PRしたい内容にまつわるコンテンツを追記していき
・充実したホームページを作ることを目指す

ということである。
迂遠なようであるが、これしかないのである。
とはいえ、大企業であろうとこの戦略は変わるところがない。誰にでも機会は開かれていることは間違いない。

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2012/05/14 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:superficial

当ブログのSEOの現状について


今回は完全に私的な記事である。
ここから何か読み取れることがあれば幸いであるが、何もなかったら申し訳なく思う次第である。
そんなわけで今回のテーマであるが、

当ブログの現状について

である。
当ブログについて初めてご覧になる方もいると思うので、簡単にまとめておこう。
ブログを開始したのは2011年の8月で現在10ヶ月目である。
タイトルの通りSEOをテーマにしており、主に初心者向けに記事を月曜日の未明、新しい記事を掲載している。
ブログには運営上の明確な目的はない。まあ、単に趣味のブログと言っていい。

一応はAdsenseは貼ってはいるが、ほとんど収益はない。
サーバーとドメイン代がまかなえればラッキーというぐらいの期待感で広告は貼っている。
収益は毎月500円ぐらいなので、まさしくその程度という感じである。
(本当は稼げれば嬉しいのであるが、稼ぐことが目的ではないのまあいいかと思っている)

SEOのブログであるのでSEOの状況について書いてみよう。
趣味のブログなので、特段SEOらしいことは何もやっていない。
SEO対応のWordPressのテンプレートを使っているぐらいのものだ。
人為的な被リンクは全く貼っていない。
100%ナチュラルなリンクのみである。

Google Analytics直近3ヶ月の日別アクセス数の折れ線グラフ
※クリックすると拡大します

順調に増えているのであればいいのだが、実はずっと横ばいである。

ブログ開始当初からの月別のアクセス数の推移

Analytics月別推移
※クリックすると拡大します

増えも減りもしていない感じである。
ちなみにブログ開始にアクセスが多かったのは、

Googleペナルティ判定フローチャート

上記記事がたまたま人気を博したためである。
(これを超える記事は多分もうこのブログからは生まれない気がしている)

ここから読み取れそうなことは、更新日はアクセスが増えること、普通の日のアクセス数は少ないこと。
直帰率が70%を超えるというのは、最新記事しか恐らく読まれていないということが考えられる。
もっとサイト内の回遊性を高めれば、直帰率は減るはずだがそれもしていない。

記事数を増やしてもそうそう簡単には総アクセスは増えない。
1週間に1回しか更新しないのでこのような結果である。
ロングテールでアクセスを集めるためには、40記事ぐらいではまだまだ足りないということだ。

次にウェブマスターツールでのキーワードの認識状況など見てみよう。

ウェブマスターツールの状況
※クリックしたあとに表示される画像を再度クリックすると拡大します

Googleから認識されているキーワードの数1162件は、多いとは言えないだろう。
当ブログはSEOブログであるにも関わらず、SEOらしいことをやっていない。
ロングテールキーワードでのアクセスを意識するならば、様々なキーワードを意識的に使ったほうがいいのである。
「Webサイト」「ホームページ」といったような言い換え表現を、ページ内に自然に盛り込んだほうがロングテールから集客できるのであるが、面倒だし、読みやすさや一貫性を優先しているためやっていない。

ロングテールSEOというキーワードでは上位表示されていたりするのであるが、それは被リンクのパワーが効いていると思われる。
(そもそも大したキーワードではないけど)
様々な方にリンクしていただきまして感謝である。
あと面白いのが、ブラックハットSEOというキーワードでそこそこ上位表示されていること。
実はブラックハットなブログ?

最後に被リンクの状況の一部を見てみよう。

被リンクの状況

※個人運営のページはモザイクをかけてあります。

この中ではてなブックマークだけさらに詳しく見てみよう。

はてなブックマークに登録されているページ

ほとんどが下層ページにリンクされていることがわかる。
ナチュラルリンクはこういう感じだということだ。


今回はほとんど結論らしきものはないのだが、ナチュラルリンクだけだとどんな感じになるか?
というようなことがちょっとだけわかるかも知れない。といった記事である。
御参考までに。

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2012/05/07 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:superficial

小売業の戦略とSEO

今回のネタであるが、

小売業の戦略とSEO

というテーマである。
小売業の戦略とSEOは実に似ているということを今回は書いてみたい。

Googleウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムには時折、Googleに対する不信や反感をあらわにした書き込みがなされる。

そのような書き込みにこのような主旨のものがあった。

GoogleはYahoo!(YST)に比べて中小のサイトに対して不当に評価が低い。
Yahoo!は中小サイトに対してもきちんと評価をしてくれた。
しかし、Googleはamazonといった大規模サイトばかりを不当に優遇している。
これでは、予算が潤沢にあるサイトばかりが生き残るという事態になってしまう。

といった書き込みである。
それに対する賛同の意見もネット上には時々見られる。

私は決してGoogleが全て正しいとは思ってはいないが、上記のような意見は間違っていると考えている。
間違いと考えるポイントは3つ。
そのポイントのうち後の2つにはSEOの戦略を考える重要なヒントが隠されている。

1.Yahoo!は中小のサイトであっても正しく評価をする

Yahoo!はスパム判定のアルゴリズムがGoogleより弱かった。
スパム判定アルゴリズムの欠陥をついてやれば、上位表示できるという場合があったのだ。
スパム判定アルゴリズムの欠陥をつくというのは、スパムSEOで上位表示をするという意味である。

上記の書き込みをしていた人は、スパムSEOを意図していたわけではなさそうだった。しかし、結果的にそのような施策を行なっていた状態になり上位表示していたと考えられる。
これは、Yahoo!は中小サイトを正しく評価していたわけではないのである。

このようなだましはGoogleには通用しないので、結果的に順位が下がったにも関わらず文句を言うのはお門違いだ。

2.Googleは大規模サイトばかりを優遇する

さて、ここからが本題。

大規模サイトが優遇されるのは当たり前なのである。

私は検索エンジンの性質をこう例えることにしている。

検索エンジンはタクシーの運転手のようなものだ

タクシーの運転手に、
「買い物をしたいんだけどどこか連れてって」

と頼んだら、百貨店とか大型スーパーに連れて行くだろう。
具体的なニーズが分からなければ、とりあえずどんなニーズにも対応できるような選択肢を提示するのがプロの仕事だ。
その結果タクシーの運転手はそんなところに案内する。

検索エンジンもこれと一緒だ。
ビッグキーワードで検索をした時にはそれに関連する情報や、関連ページが多数存在する大規模サイトを上位に表示するのは当たり前であり正しいのだ。

ところが、もっと具体的なニーズを提示された場合を想定しよう。

「洋服を買いたい。」

とタクシー運転手に頼んだら大きな洋服屋に連れていくだろう。

更にもっと具体的に、
「カジュアルな洋服を買いたい。」

と頼んだら、カジュアル衣料の店に連れて行くだろう。

さらにもっともっと具体的に、
「ジーンズを買いたい。」

と頼んだら、ジーンズの専門店に連れて行くかも知れない。

小型店は品揃えで、大型店を凌ぐことはできない。
小型店は品揃えを絞り込むことで、初めて大型店にない特色を出すことができる。
自分の店が、近隣の大型店の100分の1の面積しかなかったとしても、何かに絞り込めばそこに勝機がある。

特定のアイテム(ジーンズだけとか)に絞り込むとか、客層を限定するとか、価格を限定する(全て1000円均一とか)とか、といった戦略である。

SEOもこれと同じである。
小さい特定のキーワードであれば、大規模サイトに対して勝機を得ることが十分可能である。
この点においてGoogleは実に公正に扱おうとしている。
先ほどのタクシー運転手と同じような考え方、言い換えればアルゴリズムで作られているのだ。

3.予算が潤沢にあるサイトばかりが生き残る

予算が潤沢にあっても、全てのキーワード、全てのテーマを網羅することはできない。

その昔、小売業の間では「包み込み理論」という言葉が流行した。

競合店が自分の店よりも小さい場合である。
競合店にある商品を全て自分の店に揃えてしまえば、それプラスαが自分の店にはあるので競合店に必ず勝つという理論である。
この理論は一時期かなり正しいと考えられ、百貨店などは大型化し、競合他店の品揃えを真似るようになった。

しかし、これは間違っていたのである。
結果として、大型店の品揃えは似たり寄ったりになった。
顧客層やアイテムを絞り込んで魅力的な提案を行う専門店に対して、大規模店は太刀打ちできないという事態を招いたのである。

SEOもこれと一緒だ。
キーワード全てを大規模サイトが網羅しようとしても、1つのテーマに特化した個人レベルの小規模サイトに太刀打ち出来ない。

また、更に言えばGoogleはこの点については公平であり、同一ドメインで検索結果を占めてしまわないように配慮をしている。
小規模サイトに対して広くチャンスを与えていると考えられるのだ。

自サイトの規模を考えて、適切な規模のキーワードやコンテンツを狙っていけばいいのである。
大規模サイトにない作りこんだ魅力的なコンテンツにより、その分野では大規模サイトを圧倒することは容易だ。
この点においてGoogleは非常に公正であり、実際の人間の行動に近いアルゴリズムとなっている。


今回は小売業の戦略とSEOの類似点について述べてみたが、小売業はマーケティングそのもので成り立っている産業である。
SEOはマーケティングである以上、小売業との類似があるのは当然と言えよう。

参考記事
この時代に知る「身近マーケティング」入門|Life Style MODELS

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2012/04/30 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:essence

レコメンデーションこそ検索エンジンの本質だ


今回は検索エンジンの本質について書いてみたい。
タイトルであるが、

レコメンデーションこそ検索エンジンの本質だ

とである。
インハウスSEO担当者として有名なSEO村さんの「レコメンド欄が教えてくれた思考法」という記事を読み強く思うことがあったのだ。

ちなみにレコメンデーション(リコメンデーションとも言う)とは、オススメといった意味である。
Webの業界においては、今、何かのコンテンツを見ている人に対して、「これもどうですか?」というコンテンツなり、商品を表示することを一般的に指す。

※インハウスSEOについてもついでに説明すると、広報活動の一環として社内の人がSEOを行うことである。
ほとんどが長期的視点からSEOに取り組んでおり、SEOの効果がビジネスに直結しているゆえに、実践的な知識を持っている担当者が多いのが特徴である。

SEO村さん上記の記事は検索エンジンの本質を非常に深くついているのだが、この記事を読んだ人のほとんどは重要性に気がついていないと思う。
なので私はこのことについて改めて書いてみたいと思った次第なのである。

さて、できれば元記事をご覧頂きたいのだが、ここでは記事を要約してみよう。


amazon.comで折りたたみ自転車を見ると、レコメンデーションにハードディスクが表示される。
これはなぜか?
コンピューターシステムの運用担当者は、システムに障害が発生したときは現場に行かなくてはならないことが多いが、その際に自転車で行くのが最も確実な手段であったりする。
そのため折りたたみ自転車を買う人の多くは、システムの担当者が多い。
システム運用担当者はハードディスクを買うことが多いので、結果的にレコメンデーションにハードディスクが表示されるということだ


ここからユーザーの気持ちから発想しようという結論が導かれる。

さて、これを読んでどう思われただろうか?

Webでのマーケティングに限らず、全てのマーケティングにこれは言えることである。
また、SEOはマーケティングの一手法なので、SEOに適用するとどうなるのか?というのが私の述べたいテーマである。

実は、検索エンジンはレコメンデーションに他ならないというのが前からの私の考えである。

このキーワードに対しては、このページがオススメです

という、Web全体を対象としたレコメンデーションエンジンが、検索エンジンであるということだ。
そこで、検索エンジンをレコメンデーションエンジンだと考えると、明らかになってくることがある。

一般的にレコメンデーションを行うアルゴリズムには2つある。

1.ルールベース

この商品を見た人に対しては、このような商品をページを見せるというルールを、運営者側が手動で設定してレコメンデーションさせる。
例えば、

・「タラバガニ」を見た人に対して「ズワイガニ」や「帆立貝」を設定する
・「学習机」を見た人に対して「ランドセル」を設定する

といったような感じでルールを設定するというアルゴリズムである。

2.協調フィルタリング

この商品を買った人はまた別のそれを買っていることが多いという統計を取り、それをレコメンデーションする。
例えば、

・「タラバガニ」を買った人は、統計的に「ポン酢」「日本酒」を買っている人が多いというこれまでの統計があったとすれば、「ポン酢」「日本酒」が自動的に設定される。
「タラバガニ」を買った人の中で「ランドセル」を買った人がほとんどいなければ、「ランドセル」はレコメンデーションされない。といったわけだ。

この協調フィルタリングはamazon.comで有名な手法で知っている人も多いだろう。

この商品を買った人はこんな商品も買っています
という表示である。


レコメンデーションは先程述べたように、様々なマーケティングに内包される考え方だ。
そして、レコメンデーションの考え方はどのようにSEOに応用されるか?である。

1.キーワードの選定手法

1)集客したいテーマに関連するキーワード単位で、検索エンジンからの集客を狙う。

いわゆる普通のSEOである。

言い換えれば、自サイトに関連する特定キーワードでGoogleからレコメンデーションされるように狙っていくということ。
これは一般のマーケティングでもごく当たり前の手法だ。

例えば、テントを売りたい会社があったとして、アウトドアの情報誌に広告を出すようなものである。
これは普通のルールベースのレコメンデーションの考え方に近い。

2)直接は関係がないキーワードによって、検索エンジンからの集客を狙う。

協調フィルタリングに相当する考え方を取り入れて行うSEOである。
先ほどの例で言えば、折りたたみ自転車に関するキーワードで集客して、ハードディスクを売るといった手法だ。

1992年に紙おむつを購入する人は、ビールを購入する人が多いという有名な記事が発表された。
参照:おむつとビール - @IT情報マネジメント用語事典

この記事はマーケティングの関係者に広く流布した。それだけインパクトがあったということである。
紙おむつとビールという2つのアイテムの間には、先ほどの折りたたみ自転車とハードディスクのような関連が見出されなかった。それゆえに、統計手法によらなければ関連性は見出されないと考えられたからである。

現在は、紙おむつとビールについては、関連がないという検証データが提出されておりほぼ否定されている。
しかし、この記事がもたらしたインパクトは現在も生きているのだ。

2.コンテンツの作成内容

これも同様に、
1)集客したいテーマに関連する記事を作成する
2)直接は関係がないテーマの記事を書きそこに導線を貼る

といったことが考えられる。


後者の協調フィルタリングに相当する手法による集客は、少ない費用・労力で済む場合がある。
超激戦キーワード・分野でSEOを行う場合は競合が多く、かなり労力や費用がかかったりする。
ところが、この手法を使えば少ない労力で集客できコンバージョンが狙えるはずだ。

いわゆるブルーオーシャン戦略である。
競合者の多い、血みどろの戦いではなく、競合がいないオンリーワンの地位を築くことが可能となる。

では、具体的にはどうすれば、このような隠れた関連があるキーワードや、コンテンツを見出すことができるのだろうか?
これは非常に難しい問いであり確実な方法はない。というか、あったら誰も苦労しないのである。

と言うわけで、ヒントを挙げるにとどめておく。

1.行動ターゲッティング広告

これはまさしくこの理論を利用した広告手法であるが、狭い意味でのSEOからは外れてくるので今回は論じない。

2.ネットショッピングのレコメンデーション

これはSEO村さんの記事に書いてあるとおりだ。

3.マスメディアから情報を得る

テレビCM・雑誌などに掲載されている広告から情報を得ることができる場合がある。

製品のアンケートなどに、
「どんな雑誌を見ているか?どんな番組が好きか?」
といった解答欄を見たことがないだろうか。

これに基づいて、テレビCMや雑誌などに広告を出す場合がある。
全く違ったジャンルの雑誌などに一見場違いな広告が掲載されていたとしたら、それはこのようなリサーチの結果である可能性を考えてみるとよい。
これを利用するのはまさしく協調フィルタリング的手法であると言えよう。

4.ユーザーのネット上の行動履歴を用いる

自社が大規模サイトを運営している場合は、一人ひとりのユーザーの行動履歴から分析できる場合もある。
しかし、そのようなデータを使うことはできないのが普通である。
そのようなわけで、マーケティング会社が提供しているデータを試してみるのも一つの手だ。

月間の検索数を調べるといった用途で有名な、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・キュビットが提供するマーケギアといったシステムは使える可能性がある。
利用者の属性検索、流入流出ドメイン調査といったデータを読み解けば、ヒントが得られるかも知れない。


SEOにおいて協調フィルタリング的な手法を応用することは難しい。
しかしながら、ネットだけではなく広く情報収集のアンテナを張り巡らせることで、ブルーオーシャンにたどり着ける可能性がある。
挑戦してみる価値はあると思う次第なのだ。

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2012/04/23 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:essence

6つのSEOを外注してはいけない場合


今回のテーマはまたしてもSEO業者に関する話題である。

SEOを外注してはいけない場合

である。
SEOを外注してはいけない場合はかなりあるものだ。
私は様々な人からSEOの相談を受けるが、
「それならSEOを発注してはいけません」
とアドバイスをせざるを得ないようなケースである。
意外にあるものだ。

1.何のためにSEOをするか目的が定まっていない

嘘のような話なのだが、目的が定まっていないという場合がある。
Web担当者がいなかった会社が社外から担当者を引っ張ってきた当初、
まずはSEOしなくては・・・。
などと意味がわからないことをWebの担当者が言い出すケースもある。

SEOの目標を明確にする必要がある。
あるいはSEOをする必要がないこともあるので熟慮が必要だ。

私は全てのWebサイトにおいてSEOが必要だとは考えていない。
取引先を新規で開拓する意図がないといった場合であれば、強いてSEOを行う必要はないのである。

2.サイトができていない

自サイトに訪問者があったとしても、アクションに繋がらない場合。

  • デザインやコンテンツの質が低い
  • サイト全体に信頼感がなくユーザーに不安感を抱かせる
  • 提供する商品やサービスの長所が明確になっていない
  • 申し込みフォームが正常に作動していない

色々なケースがあるが、上記のような欠点がある場合が代表的なものである。
嘘のような話だが、申し込みフォームが正常に作動していないなんてケースもままある。
これではいくら集客しても意味がない。
SEOを行う前にサイトは改善されなければならない。

3.SEOすべきキーワードを理解していない

キーワードの検索数を把握していなければ、SEOを外注しても意味がない。
お金をドブに捨てるようなものだ。
これまた笑い話のような感じだが、実際にあることだ。

「うちは、調理器具メーカーだから、調理器具ってキーワードで上位表示して欲しい。」

って言われるようなケース。
そんなキーワードで仮に上位表示したとしても、自社の顧客になる人は来ませんから・・・。

もう一つ、

「高性能 パソコン ってキーワードで上位表示して欲しい。これは我が社のブランディングのために必要。」

っていうような要望。
ほとんど検索数ないので、売上増にも、ブランディングにもつながらない。
やるだけ無駄ですから・・・。

極端な例のように感じられるが、実際あることだ。
(とはいえ、上記の例は実際の質問と少々ずらしてはある)

キーワードの有効性についてまったく理解がないのであれば、SEOの外注を行うべきではない。
※キーワードの選定から含めてコンサルティングしてもらうのであれば、良いかも知れないがそれでもあまりお勧めはしない。

4.現在のアクセス数・コンバージョン数を把握していない

これらを把握していなければ、費用対効果を測定することができない。
SEOを行なっても費用対効果に見合わなければ、施策を止めることを検討しなければならない。
しかしながら、現状把握ができていなければそれすらもできないのである。

5.Googleのウェブマスターツールについて理解していない

GoogleはWebサイトの運営者に対し、ウェブマスターツールという無償のサービスを提供している。
スパム的な施策を行ったとGoogleが認識した場合に警告を送ってくれたり、自サイトが検索結果に何度表示されたかといった情報を教えてくれる非常に便利、かつSEOにおいて基本となるサービスだ。
Webサイトの運営者はこれを日々使って、Googleから自サイトがどう評価されているかを把握する必要がある。
これをまったく使ったことがないならば、自サイトが現在どういう状況になっているか把握できていない状況にある。
まずは、ウェブマスターツールを使いこなさなければならない。

参考:Googleウェブマスターツールは基本だ

6.SEOスパムについて理解していない

SEOを外注した場合に、SEO業者が採る対策は千差万別である。
その対策がスパムかどうかを判断できなければ危険だ。
SEO業者はたいていSEOのプロであるが、顧客のサイトが成功するかどうかというところに責任を負ってはいない。だから、いい加減な対策を行なってしまうことも残念ながらある。
いい加減な対策の結果、上位表示すれば成果報酬をもらうことはあっても、ペナルティを食らって顧客のサイトが壊滅的な打撃を受けたとしても罰金を払う会社はまずない。
だからこそ、Webサイトの運営者は自衛する必要があるのだ。
下記の参考URLの記事を読んで、担当者が理解出来ないのであれば、場合によってはWebサイトの制作業者などに下記の観点に基づき助力を仰いだ方がよい。
自社の利益を第一に考えてくれて、助力してくれる人もいなければSEOを外注してはいけない。

参考:
SEO外注契約の8つの注意点
SEO業者の選び方
Google社公式記事 検索エンジン最適化(SEO)


SEOは金だけ出せばうまくいくというものでは決してない。
Webサイトの運営者側が主体的に関わる必要がある。
そもそもWebサイトというものは、運営者が主体的に関わろうとしなければ100%成功はありえない。
SEOはWebサイトの根幹をなす大きな要素だ。それゆえに、主体的に関わらなければSEOもうまくいかないのである。

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2012/04/16 | コメント/トラックバック(5) |

カテゴリー:introduction

ホームページリニューアル時に考慮すべきこと


今回のテーマは、

ホームページリニューアル時に考慮すべきこと

である。

・ホームページ制作業者の方
・ホームページ制作業者に発注される方

には是非ご覧頂きたい記事である。

さて、まず強調しておきたいのは、

ホームページリニューアルはSEOに取り組むいい機会

であるということだ。
ホームページをリニューアルする理由は様々あるだろうが、せっかくの機会なのでSEOを考慮してリニューアルすることを強くお勧めする。

デザインと集客力はホームページをビジネス的に成り立たせるための両輪だ。
集客力の要はSEOである(リスティングやソーシャルもあるが、今でもSEOは最も重要)。

ホームページ制作業者がホームページを作ることが多いが、正しいSEOの知識を持っていない。
えてしてホームページ制作業者は、デザインという観点のみからホームページを作ってしまう傾向がある。
すると集客力が得られず、ビジネスの目標を達成できない。

発注側がSEOの知識を最低限身につけて、要望する必要があるのだ。

ホームページのリニューアルを企画していて、SEOのことをご存じない方には特にこの記事の内容をご理解頂きたいと思う次第である。
(これがSEOに対する考慮の全てではないが、かなり失敗は防げるだろう)
今回の記事で書くことはサイト制作後では修正が難しく、制作前に充分に考慮しておかなければならないことを列挙してみた。

1.ロングテールキーワードでの集客を考慮する

これが一番重要かつ、最も難しい部分。
そのために必要なことは以下の3つだ。

1)集客の要としたいキーワードを検索エンジンに認識させること

例えば自ホームページで扱っている商材がコーヒーメーカーであれば、「コーヒーメーカー」というキーワードが重要であるということを認識させる必要がある。
ロングテールSEOは検索されるキーワードを自然に文章内に盛り込んでおけば、検索対象となって集客できるという理屈なのだが、

参考:ロングテールSEOの基本 No.3(記事難易度:易)

以前私は上記の記事を書いたのだが、ロングテールを意識して書くだけでは実際はあまり集客できないことがある。

「コーヒーメーカー」というキーワードをある程度強くしておく必要がある。
ある程度強くすることで初めて、

「コーヒーメーカー 急な来客 早く」
「コーヒーメーカー 作りたて 簡単」

といった組み合わせキーワードにおいて上位に表示されるようになる。
この程度の複合キーワードによる検索であっても、核となるキーワードをある程度上位表示されるようにしておかないと上位表示されないのだ。
これは内部対策だけで可能なレベルであるが、逆に言うなればある程度キーワードを狙って内部施策を行う必要があるということを意味している。

・自然な形で文章中に盛り込む。
・グローバルナビなどのアンカーに入れる。
・hnタグなどの中に入れる。

といった対策は必要だ。
このような作業まで、制作業者はSEOスパムだと考えてしまうことがあるが、それは間違いである。
サイトのテーマを検索エンジンにきちんと伝えることは、ユーザーの利便性のために必要であり、正当な行為なのだ。

2)ユーザーが検索するであろうキーワードを予測してコンテンツを作る

前述のURLの中にも述べたように、ユーザーのニーズを満たすためのコンテンツを作ることが重要で、それがひいてはSEOにつながるわけだ。

3)コンバージョンにつながるコンテンツを強化する

アクセス解析を行ない、コンバージョンにつながっている割には検索順位が低いキーワードがあれば、それを強化する。
キーワードが含まれているページのコンテンツボリュームを質・量ともに強化するのである。
質というのは、独自性のある情報を詳しく盛り込むことだ。
量は、ページ数を増やすあるいは、ページ内のボリュームを増やし詳しくすることである。

2.重複コンテンツをできる限り排除する

意図してほぼ同じコンテンツを作るのは論外だ。
例えば、地名だけを変えて、

「世田谷区 ピザ宅配」「杉並区 ピザ宅配」「中野区 ピザ宅配」

といった類似ページである。中身がほぼ一緒で、地名だけ違うといったページを作ってしまうというケース。
中途半端にSEOの知識をつけるとこういうことが起きる。当然これは駄目だ。

また、意図してなくても重複コンテンツが大量にできてしまう場合がある。
ページ遷移などを検討して、ほぼ同じ内容で別のURLのページができないかを詳細に検討する必要がある。
意識していなくても重複コンテンツが起こってしまうケース、対応方法については、下記の記事が参考になる。

Googleウェブマスターツールヘルプ 重複するコンテンツ(記事難易度:やや難)

この記事はSEOの初心者にとっては難解であるが、非常に要領よく簡潔に書かれているので理解するべきである。この内容は特にホームページの制作会社、CMSを構築するシステム会社にとっては知識として必須だと思う。

3.ディレクトリ構造を考慮する

基本的にディレクトリの深さと、上位表示のしやすさには関係がない。
しかしながら、ディレクトリはコンテンツのまとまりを表現したほうがよい。
同ディレクトリ内には、同種のコンテンツをまとめることで、検索エンジンに対してテーマをより明確に伝えることができる。また、その後のホームページのメンテナンス性を向上させることができる。

参考:理想のディレクトリ構造とは(記事難易度:易)

4.コンテンツに対してのリンクを浅くする

トップページからリンクを何度もたどらないと、たどり着かないコンテンツに対しては、検索エンジンもたどり着けないケースがある。
当然ユーザーもそのページにたどり着きにくく、利便性も悪い。
利便性、検索エンジンの到達しやすさ、この2つの観点から、なるべく少ない回数で全てのコンテンツに辿りつけるように考慮しよう。
できればトップページから3クリック以内で到達できるように工夫したい。

5.消滅したコンテンツのページランクの受け渡し

リニューアル後、なくなってしまうページについては、301リダイレクトを行い、消滅するページがもともと持っている評価を新しいページに受け渡さなくてはならない。
301リダイレクトを行わずにページをなくしてしまうと、そのページがせっかくもっていた評価が消滅してしまうことになる。とてももったいない。

参考:正しいSEO相談室 | サイトのリニューアルやサーバーの移転時にチェックしておきたいSEO要件とは(記事難易度:普通)
サイトリニューアル時のSEO Tips(記事難易度:難 SEO初心者は読まなくてもよい)

6.CMSの導入の検討

これからのSEOはナチュラルリンクを抜きにしては語れない。
ナチュラルリンクのためには、オリジナリティのあるユニークなコンテンツが必要になってくる。
そのためには、ブログのように気軽に追記できるページをサイト内に作っておく事が、選択肢として真っ先に考えられる。リニューアル時には同一ドメイン内でCMSの導入を検討しよう。
これは必ず同一ドメインでなくてはならない。
無料ブログを使った場合、もし人気コンテンツができたとしても、評価が上がるのはその無料ブログを提供しているサイトそのものであり(例:アメブロ、ライブドアブログ)、自サイトの評価にはつながらない。

もし、現在使っているWebサーバーがCMSの導入ができないといった場合は、移転も検討しなくてはならないかも知れない。
5年ぐらい前から同じWEBサーバーを使っているという場合、容量が非常に小さく、値段も割高で、かつCMSの導入もできないというケースがある。このような場合はWebサーバーを引っ越すことにはメリットが非常に大きい。但し、問い合わせフォームなどがそのままでは動作しなくなったりするので、熟慮は必要である。


ここまで書いてきたが、考慮が面倒だと思われただろうか。
確かに面倒ではある。しかし、これはいい機会なのだ。リニューアル時しかこれらの改善を行うことは難しいからである。
ここで手間をかけただけの見返りは必ずあると断言するのである。


参考:
サイト構造の設計
内部施策に詳しい片川創太氏の記事であり、ホームページリニューアル時の考慮がかなり網羅されており必見である。

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2012/04/09 | コメント/トラックバック(2) |

カテゴリー:superficial

更新日変更のお知らせ

当ブログSEOとその周辺ですが、毎週月曜日の午前中に更新を行なっております。
しかし、今回はエイプリルフール企画、

SEO小説 カニのオマージュ

を4/1(日)に掲載したので、月曜日の掲載はありません。
是非、「SEO小説 カニのオマージュ」をご覧下さい。

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2012/04/02 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:AprilFool

SEO小説 カニのオマージュ


SEOコンサルタントという職業についているらしい好子はタラバガニだった。
コンサルタントとは何か彼女は知らなかったが、名刺には、

「株式会社ネット SEOコンサルタント 佐藤好子」

と書いてあるので多分そういう職業なのだろうと彼女は思っていた。

彼女は去年、北海道の海辺にある大学を卒業しそのSEO会社に就職した。
とてつもない就職氷河期である。
ましてや彼女はタラバカニだ。
約100社に応募し唯一採用されたのがその「株式会社ネット」だった。
そもそも彼女はSEOって言葉すら知らなかったのだが是非もなかったのである。

彼女はいまだにSEOとは何かよくわかっていなかった。

まず入社して初めての仕事は電話だった。
職業別電話帳をめくって上から順番に電話をしていく。
アポイントが2件取れるまでは帰ってはいけないというルールである。

朝9時から電話を始めて、アポイントが取れないと夜の12時までひたすら電話。

「そんな夜中に電話するって非常識じゃないですか!」
と、食い下がった新入社員もいたのだが、
「いつ何時、SEOしたいって思い立たないとは限らないじゃないか!
会社の宣伝会議が長引いてインターネットに力を入れようって結論が夜の11時にあるかも知れないぞ。
その時にうちが電話すれば受注が取れるじゃないか。翌日じゃ遅いかも知れないんだよぉ。」
「・・・」
「別に文句があるなら辞めてもいいんだよ。替りはいくらでもいるんだ。」

12時になると解放されるのだが、その後営業日報を書いてダッシュで終電に乗る。
しかし、そこはタラバガニの悲しさ、動きが遅いので乗り遅れることもしばしばだった。
そんな時は会社で仮眠をとり、そのまま翌日仕事。

「もしもし、株式会社ネットの佐藤と申しますが。
お世話になっております。
当社は御社のホームページをグーグルで検索した時に、
必ず上位に表示するというサービスを行なっております。
御社の知名度が上がって、
売上アップにつながるお話ですので、
ホームページのご担当者様をお願いします・・・。」

朝から晩までこんな感じで電話。
ほとんど話しを聞いてももらえず、結構ですと切られてしまう。

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2012/04/01 | コメント/トラックバック(2) |

カテゴリー:AprilFool

SEO業者についてネットから読み取れる情報

今回のテーマは

SEO業者についてネットから読み取れる情報

である。

SEO業者のホームページから読み取れることは実はかなりある。
それを調べることで、SEO業者のスタンスを把握できる。
また、実力についてもある程度把握できることがある。

どのSEO業者にSEOを依頼するかは、Webビジネスに対し死活的な程の影響力がある。
だから、SEO業者はよく調べるべきなのだ。
得られる信頼出来る情報としては以下のようなものがある。

1.SEO業者のカテゴリについて
2.上位表示の実力について
3.SEO情報を積極的に発信している
4.SEO業者の真の実力について

これらについて順番に見ていこう。

1.SEO業者のカテゴリについて

SEO業者は大きく分けて3つに分けられる。

1)成果報酬型
2)月額固定型
3)コンサルティング型

この種別がホームページでまずわかる。
※この3つのサービスを全て提供している業者もあるが、メインとなっているサービスはわかるだろう。

1)成果報酬型
キーワードが所定の順位に達した場合に、順位に達した日数に応じて課金するという形態である。
SOE業者としてはこの形態が多い。
一般的に金額は高いが当然である。
成果が達成できなければ料金が取れないリスクがあるため、高額にならざるを得ないのだ。
このタイプの業者は順位を上げるための手法に詳しく、従って被リンクによる外部施策だけでなく内部施策も詳しいことが多い。

2)月額固定型
1.に比べて当然ながら同程度のサービスであっても料金が安い。
リンク屋と俗に呼ばれる、被リンクのみを提供する業者も多い。

小規模な会社、あるいは個人事業主レベルが運営している場合が多いのも特徴である。

それには理由がある。
内部の施策も含めると顧客との折衝が生じたり、ホームページ内部の修正が発生する。
ホームページの修正ともなると、HTMLのコーディングを行う担当者が必要になり、ある程度の会社規模が必要になってくる。
月額固定でかつリンクの提供のみとなると、

・人件費が抑えられる
・確実に入金が見込める

ということで一番安い金額で提供できるというのがこの営業形態だ。

3)コンサルティング型
SEOは業務の一部であり、リスティングやLPOといった多様な集客手法を提案できる業者。
あるいは、SEOにおいても顧客から申し込みのあったキーワードの順位上昇を提案するのではなく、どのようなキーワードがビジネスにとって有用かを顧客と一緒に考えてくれる業者。またあるいは、どんな企画を行えばナチュラルな被リンクが集まるかという、突っ込んだ提案をしてくれる業者である場合もある。
金額においては個別見積もりになるのが普通だ。

2.上位表示の実力について

1)成果報酬型
2)月額固定型

この2つのサービスを利用するのであれば、ともかく上位表示の力が問題である。
というか、それがなければ話しにならない。
ビッグキーワードでの上位表示の実績をホームページ上に掲示してあったりもするが、これはまったくあてにならない。
いつの時点かわからないし、そもそも本当かもわからないのだ。

SEO業者で、ビッグキーワードでの実力を誇示したいのであれば、ズバリ、

「SEO」というキーワードでの上位表示

これに勝る証拠はあるまい。
今現在、SEOというキーワードでどの順位にどんなSEO業者がいるかは、晴練雨読というSEO情報の有名なWebサイトで調べるとよい。ただし、SEOを生業とするならともかく、企業のSEO担当者には晴練雨読を普段から読むことはお勧めしない。情報が多すぎて自分にとっての有用な情報をピックアップするのが大変だからだ。

さて、この晴練雨読の中の、SEO関係キーワードの検索順位情報を見ると、過去1年間のSEOというキーワードでの検索上位のページがどうであったかを知ることができる。
これで見て、過去1年間にわたって安定して上位にあれば、その会社はビッグキーワードでの上位表示の実力があることがわかる。

但し、ビッグキーワードで表示できる実力があるということと、良いSEO業者であるということはまた別の問題ではある。
詳しくはSEO外注契約の8つの注意点をご覧頂きたい。

参考:被リンクを増やす方法論 その1「画像のメリットを考え直す」 
松尾茂起氏のブログ 4コママンガにご注目である。

3.SEO情報を積極的に発信しているか

ブログなどでSEOに関する情報を定期的に発信している業者は信頼がおける可能性が高い。

公開している以上はいい加減なことは書けない。
SEOといった狭い話題で定期的に記事を書けるということは、普段から勉強・情報収集している証拠である。
更にTwitterで同業他社や、Web担当者などと普段から交流している業者であれば更に信頼出来る。
しかし、Twitterについてはよく見る必要がある。情報発信だけ頻繁に行なっているが、交流は全くといっていいほど行なっていないという業者もある。このような業者は、無視されているという可能性が高いので用心してかかったほうがいいかも知れない。

4.SEO業者の真の実力について

SEO業者の真の実力とは何か?
答えは実にシンプルなことである。

「顧客を満足させることができたか?」

これに尽きる。
顧客を満足させることができたか?はある程度ネットでの評判でつかむ事ができる。

「SEO会社名 + 評判」
「SEO会社名 + 2ch」

といったキーワードで検索すると、そのSEO業者の評判を読むことができる。
ネットにある評判はステルスマーケティング、逆ステルスマーケティング(同業他社をおとしめるために悪意のある評判を書き込むこと)、あるいは悪意を持った人間の誹謗中傷などもあり、正しくない情報に溢れている。しかし、書き込みには一面の真実があることも確かである。

書かれている情報を鵜呑みにする必要はない。
しかし、顧客に対してスパム的な行為を行なっているといった情報は要注意だ。

このような情報に対して、もしそのSEO業者を検討するのであれば、説明を求めることである。
うやむやにしたり、誤魔化そうとするのであれば実際にその業者は怪しい。
しかし、事実関係について納得するようにきちんと話をしてくれる業者であれば、問題はない可能性が高い。


結局最後は信頼するかしないかしかないので、100%はないのである。
それでもこれだけのことを調べてみれば、かなり危うい業者を使ってしまう可能性は減るだろう。

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2012/03/26 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:superficial

SEOの情報の集め方

今回のネタは

SEOの情報の集め方
である。

そんなタイトルをつけておきながら矛盾するのであるが、私はSEOの情報というものは別に集めなくてもいいと思っていたりする。
SEOのコンサルタントになるのであればともかく、自社サイトのSEOを行うという立場であるならばそれよりも重要なことは沢山ある。

何においても情報は集めすぎると失敗するというのが私の持論だ。
目的があってそれに沿って情報を集めるのであればいい。
しかし、情報を集めることそのものが目的になってしまっているのであれば、本末転倒である。

実はSEOに限ったことではない。
知識は行動にフィードバックする、行動に移さなかったとしても選択肢を広げるのであれば役立つ。
しかし、書籍をたくさん読みつつも、まったく行動に移すことなく読んで満足している人が存在する。まさに本末転倒、時間の無駄遣いだ。

実際のところ自社サイトで様々なSEOの知識が必要になってくるということは少ない。
だから、最小限の知識を身につけて、後はサイトの充実に力を注いだ方がいいと思うのだ。

Webサイトにかけられる人的な資源は限られている。
人的な資源は時間のことだ。
無駄に仕入れたSEOの知識は、Webサイトにかけられる資源を無駄遣いしたことにつながる。

SEOは少なく覚えて多く使うのがよい。
原則を覚えるのが第一だ。

参考:誰でもSEOを理解できる思考方法

さて、原則から判断がつかないテクニカルな問題は書籍やネットから調べることになる。しかし、書籍には個々の局面での対応法が載っているということは少ないので、ネットから情報を仕入れることがメインになってくる。

ところがネットにあるSEOの情報は玉石混淆だ。

半分ぐらい嘘があるといったら言い過ぎかもしれないが、ネットには真偽が怪しい情報が多い。
正しい情報に基づいてSEOを行えばよいのだが、間違ってしまうとマイナスに働く可能性が高い。
ではどうすればいいか?

1.掲示板で質問する

おすすめできる方法である。
ところが、掲示板は回答者のレベルにばらつきがある。

回答者のレベルが文句なく高いのは以下の2つだ。

Google ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム
賢威フォーラム

Google ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム

Googleが公式に運営している掲示板である。そのため粗雑な回答が非常に少ない。
また、回答者のレベルが高い。
海外SEO情報ブログ」で有名な鈴木謙一氏(ハンドル名 suzukik)いった超一流のSEOのコンサルタントなどが、無償で回答してくれる。恐らく、このレベルのコンサルタントにSEOのアドバイスをもらおうとした場合は、少なくとも数万円は払う必要があるだろう。
※私も気が向くと回答しています・・・。

最近の回答頻度が高く、レベルが5以上で信頼がおける人を以下に列挙してみる。
(2012年3月現在)

●トップレベル
・あうらゆうま氏
・マサさん氏
・dronpa氏
・癋見no氏
●レベル8
・suzukik氏
●レベル7
・den氏
・SEM-ADVISER氏
●レベル6
・aides氏

ここに紹介されていない人もレベルが高い人が多く、SEOの第一線で活躍されている方ばかりで層が厚い。
かつ、レスポンスが早いのが特徴である。

賢威フォーラム

SEOコンサルタントとして著名な松尾茂起氏が販売している、SEOが考慮されたテンプレート「賢威」のサポートの掲示板だ。
ちなみにこのブログも賢威を使って作られている。

回答は遅いのだが基本的に松尾氏が行なっており、その的確な回答に圧倒される。
待ってさえいれば必ず回答がつくのも特徴である。
ただし、当然のことながら賢威の購入者しか利用できない。

上記の2つ以外にokwave(教えてgooなども同一のシステム)は、運営者による管理が行き届いているので良回答が書かれていることが多い。

ちなみに、2ちゃんねるやYahoo!知恵袋はわざわざ他人の感情を逆なでするための回答や嘘が多い。
特にYahoo!知恵袋はステルスマーケティングが多いという特徴がある。知恵袋内で「SEO」と検索すると、それっぽい回答がたくさん見つかる。

2.検索して情報を探す

まずは、まっとうなことが書いてあるブログなのかどうかを見分けないとならない。
自分の中にSEOの原理が固まると、内容がまともなのかどうかが見分けられるようになるがそれまではどうするか?

以下に載っているブログは大体正しい内容が書いてあると思う。

TwitterでフォローすべきSEO関係者のリスト

twitterで普段から交流している人たちは誤った情報を流すと突っ込まれる可能性があるので、基本的にそれほどおかしなことは書かない。

上記の中では、


パシのSEOブログ
海外SEOブログ
SEOまとめ
SEMリサーチ
SEO村の徒然blog
モバイルSEOの勧め
世界へボカン通信
サクラサクSEOブログ
天照SEOブログ
SEO is DEAD
揺さBrain
e-search公式ブログ
ウェブ力学
コンサルタントブログ

このあたりが特にお勧めである。

晴練雨読というSEO関係者なら誰でも知っている、SEOブログの更新情報が集められているWebサイトがある。
ここに有用ブログというコーナーもあるがあまり有用でない、むしろ有害なブログもあるので気をつけたほうがよい(あくまで私の見解)。晴練雨読はSEOの情報の宝庫であるが、どれが正しいという基準をまだ持たない初心者は近寄るべきではない。

また、記事が書かれた時期を考慮すべきである。
2年以上前に書かれたSEOのテクニカルな記事は役に立たないと思ったほうがよい。

最後に強調したいことは鵜呑みにしないことである。
一度疑ってみることは大切だ。
違和感があったらその情報は間違っているかも知れない。この種の違和感は大切にすべきだというのが私の持論である。

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2012/03/19 | コメント/トラックバック(1) |

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