幹となるキーワードを強くする必要がある

essence

私は基本的に検索エンジンから集客するために、上位表示にこだわる必要はないと思っている。
しかしながら、特定のキーワードについてはある程度上位表示を狙っていかなければならないと考えている。

メインのキーワードについて意識してコンテンツを作る必要がある

ということである。
現在、Googleはページのテーマとなるキーワードの解析力に優れてきており、キーワードの出現頻度と検索順位にはそれほど大きな関連は見られなくなった。
とはいえ、ある程度上位表示したいキーワードについては意識的にSEOする必要がある。

さて私は、

ある程度

という言葉を繰り返し使っている。
これはあえて使っているのである。

普通は上位表示と言えば、1ページ以内に表示させることを指す。
一般的に成果報酬型SEOを販売しているSEO業者は、1ページ目に表示して課金というケースが多い。
これには意味がある。

2ページ目と1ページ目では全くクリックされる確率が違うからだ

下の表はGoogle検索順位別のクリック率である。

Google検索順位1位~41位順位別のクリック率

有名な調査結果なので何度も目にしている人もいるかと思うが、検索2ページ目は軒並みクリック率は1%を切っている。
なので、1ページ目でないと集客効果がないと言えるわけだ。
(とは言え、検索順位10位ぐらいなら効果は今ひとつではあるが)

さて、私がある程度という言葉を使っている意味である。
検索結果2ページ以下ではあまり意味がないという調査結果と矛盾しているがこれでもいいのである。

ある程度、上位表示させるという意味はロングテールSEOのためなのだ。

毎回タラバガニの例で恐縮なのだが、今回もタラバガニの販売のためにホームページに集客したいというケースを考えよう。
※余談であるが「カニ SEO」というキーワードで当ブログは検索順位2位である。まあ、どうでもいいことだが・・・

ロングテールで集客するとしても、核となるキーワードがある程度上位表示しないと、2語・3語といったand検索でも上位に表示されないのだ。

以前、下記のページでロングテールSEOのキーワードを見出す方法を述べた。
ロングテールSEOの基本 No.3

また、予期しないキーワードから集客する手法についても述べた。
キーワードを意識しないロングテールSEO手法

しかし、この手法だけでは充分ではない。
ページ内の重要なキーワードを検索エンジンに伝えることなく、散漫な状態ではいくらロングテールキーワードとはいえ、上位表示ができない可能性が高いといえる。
なので、2語・3語検索の片側のメインとなる側のキーワードに焦点をあわせてSEOをある程度行う必要があるのだ。
ある程度行なっておけば、2語・3語の検索では上位に表示される可能性が高くなる。

この概念を示したのが以下の図である。

キーワードを樹木に見立てた概念図。タラバガニをSEOしようとした場合の例

タラバガニの販売に関するキーワードで集客したい場合、このような感じになる。
タラバガニというキーワードがしっかりとした幹となることで、他の枝の先にあるそれぞれのキーワードとのand検索が上位表示されるということだ。

この場合「タラバガニ」というキーワードに対するSEOは、外部施策は不要である。
内部施策で可能なレベルでよい。
無理のない施策でできるレベルで可能なので、これを意識してコンテンツを作ってみることをお薦めする次第である。

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