今回のテーマは、
様々なSEOブログで取り上げられているテーマなのだが、私も思うところがあって書いてみたいと思った次第なのだ。
効果があるとSEOの初心者は信じている(人が多い)が、実際は効果がないと言われているSEO手法についてである。
さて検証の前に、とある手法がSEOについて効果的であるかないかについての考え方を述べてみたい。
手法が有効か否かは原理原則論から考えれば答えは明らかになる。
Googleの構築の根本をなす思想は、
「必要な情報をできる限り速やかに発見できるシステムを提供する」
というものである。
そのためには必要な情報を提供しているページを上位表示するというのが原則である。
従って考えるべきは、Googleが目指している目標と合致しているか、合致していないかである。
基本的には作っているコンテンツがGoogleの目標と合致していればよいのだ。
ひょっとしたら、ディレクトリが浅いほうが上位表示しやすいのかもしれない。しかし、私の感覚としては検索順位とまったく関係ない。
「これ」というキーワードで検索してみよう。ヒット数、約1,860,000,000件という超ビッグキーワードである。
最上位に表示されているページのディレクトリの階層を見てみよう。
www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/tamasiitop/robotyuugoku/robotyuugoku.htm
非常に階層が深いにも関わらず、こんなビッグキーワードで上位表示されているのである。
この例からも、ディレクトリと検索順位は関係がなさそうだと言えそうだ。
これも単なる噂だと私は考えている。
必要に応じて文章を書けばいいのであって、キーワードの密度を後から考えるというのは間違っている。
1)キーワード密度が低いのに上位表示している例
メディアフェイス公式のSEOブログの記事に面白い記事があった。
「りんご」の検索結果にGoogle画像認識の今を見る?
上記の記事で引用されているページ、りんごの品種には「りんご」というキーワードは4回しか出現しない。ひょっとしたら、画像を「りんご」だと認識していてそれ故に上位表示されている可能性はあるのだが、キーワードとしては4回しか出現していないのだ。
2)キーワード密度が極度に高いのに上位表示している例
「アナゴさん」というキーワードはビッグキーワードではないが、そこそこのキーワードである(みんな知っているだろうし)。最上位に表示されているページが注目に値する。
「アナゴさん」というページだが、キーワード密度を高くしすぎるとペナルティになると考えている人にとっては衝撃的だろう。
これを実際にページを開いてクリックしてみると、こんなにキーワードが列挙されている必然性がわかるはずだ。
つまり、必然性があれば、キーワードを列挙したとしてもペナルティにはならないということである。
SEOのコンサルタントでもこのようなことを公言している人物が存在している。
しかし、実際は原理原則論に照らすと明らかにおかしいことがわかるはずである。
実際に超ビッグキーワードで検証してみよう。
「これ」などという誰も狙っていないキーワードではなく、実際にビジネスに直結するキーワードである。
「FX」というキーワードで検索した時に、最上位表示されるのは、FX初心者のための入門サイト|FX比較ビギナーズというサイトである。
これを採点してみると-4点だ。
2位に表示されるのも、FX | 外為 | 外為どっとコム | FX取引サイトであるが、これはちょっと点数がいいものの47点止まり。
先ほどの「りんご」のページにいたっては-47点。こんな点数でも上位表示するのだ。
国内で最も知名度が高い松尾茂起氏が開発した「賢威」というSEOのテンプレートがある。これで作成されているページは50点台という点数にとどまる。これでいいということなのだ。100点を取ることよりも他に大切なことはたくさんある。
今回はSEOの噂に関して、有名ブログ内の価値ある記事をピックアップしたので、興味のある方は読んでいただきたい。
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