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ホームページを持ちたい人が 無料ブログを使ってはいけない場合



今回のテーマは、わりと言い古されたテーマなのであるが、

無料ブログやホームページを使ってホームページを作ることのメリットとデメリット

である。
言い古されたテーマなのではあるが、私のこれまでの経験から、ちょっとぐらいは世の中に出回っていない知見も書くので、専門家にも役に立つ部分もあるかもしれない記事である。

ホームページを作って何かをPRするにあたって、最も簡単な方法が無料ブログの利用だろう。
実際に商店・小規模企業・個人事業主などは、無料ブログを使っていることも多い。

確かに無料ブログにはメリットがある。

1.費用がいっさいかからない
2.誰でも簡単に初期設定ができる
3.更新が簡単
4.特別に何もしなくても検索エンジンに登録される
5.同一無料ブログを利用している別ユーザーとのコミュニケーションの仕組みが用意されている
6.同一無料ブログ内からの被リンクが得られるというSEOの観点からのメリット
7.ドメインが同一でディレクトリだけ異なるブログは高いドメインの信頼が受けられる(かも知れない)

といったメリットだ。
これらのメリットは決して小さいものではない。
順番に説明してみよう。

1.費用がいっさいかからない
2.誰でも簡単に初期設定ができる
3.更新が簡単
4.特別に何もしなくても検索エンジンに登録される

これらは手軽さというメリットである。
必要最小限のSEOのための設定は自動的になされて、ただ記事を書くだけでよいということだ。
これが無料ブログの最大のメリットであるといってよい。

5.同一無料ブログを利用している別ユーザーとのコミュニケーションの仕組みが用意されている

ブログ内でのランキング、更新履歴、訪問履歴などの仕組みがあり、同一ブログ内の別のブロガーとのコミュニケーションを図ることができる。
これによって、同一ブログのブロガーを集めることは比較的容易である。
これも大きなメリットであるといってよい。

6.同一無料ブログ内からの被リンクが得られるというSEOの観点からのメリット

これは4.とも関連している。
自ブログへのリンクが同一無料ブログ内の他のブログや、ブログシステムのトップページに表示されるので被リンクが得られる。
しかも、このリンクの力はあなどれない。
SEOのメリットは大きい。

7.ドメインが同一でディレクトリだけ異なるブログは高いドメインの信頼が受けられる(かも知れない)

無料ブログ比較一覧表(機能・特徴)
この表を見ると「サブドメイン」という項目があり、これが「×」となっているブログがこれに該当する。
ドメインはそれぞれ固有の検索エンジンからの評価を持っている(ドメインオーソリティー)。

その評価が高いドメイン内のページは上位表示しやすい。
いい例がWikipediaである。
Wikipedia内であれば、内容が薄い記事であっても上位表示しやすい。

サブドメインが×となっているブログは同様の理由で上位表示しやすい可能性が高いわけだ。
そんなこともあり、「アメブロはSEOに向いている」などと言われたこともある。

サブドメインが違っていると、この恩恵が受けられない。

■ドメインが同一の例(アメブロ)
http://ameblo.jp/shibuya/
■ドメインが異なる例(ココログ)
http://yakushokoji.cocolog-nifty.com/

赤文字の部分がユーザーごとに異なる部分。
アメブロは、ドメイン名の後ろのディレクトリ名が異なり、ココログはドメイン名の前、つまりサブドメインが異なる事がわかるだろう。

サブドメインが違うと、ドメインが違うという認識がなされるのである。

さて、では次にデメリットである。

1.ブログが閉鎖される可能性がある
2.自ブログが削除される可能性がある
3.ブランディングの意味で不利
4.無料ブログ全体の評価に影響される
5.サービスで提供できる内容に制限がある
6.検索結果に同一ドメインからは最大でも4ページまでしか表示されない
7.Googleが提供するウェブマスターツール、Analyticsが使用できない場合がある

これらについて順番に説明しよう。

1.ブログが閉鎖される可能性がある

実は、ブログサービスそのものが消滅することがある。

休止・終了ブログ一覧

小規模なブログのサービスは終了してしまうケースが、数多くあることがお分かりいただけるかと思う。
さて、大きなサービスであれば大丈夫なのか?
というとその可能性はゼロではない。
無料ブログではなく、無料ホームページであるがinfoseekという大手老舗(現在楽天が運営中)が運営していた「インフォシーク iswebライト」という無料サービスは廃止になった。

このケースでは、有料に切り替えた人は存続することができたが、切り替えができないまま廃止というサービスが現れてもちっともおかしくない。
そもそもブログというシステムは、かなりシステムに負荷がかかる。

言い換えると、運営コストが掛かるということだ。

なので、無料ブログを運営している側が採算に合わなければ廃止になってしまう可能性がある。
大手であってもその危険性はあるわけだ。

また、運営会社が倒産などしてしまったら、当然廃止ということにもなろう。

2.自ブログが削除される可能性がある

実は結構あるのだ。
運営側のガイドラインに違反したという理由で、ある日突然ブログを消されるというケースである。
これがアダルト系のコンテンツや、他人の記事を勝手にコピーして掲載していたということならば仕方がない部分もある。
しかし、何もそのような後ろめたいことがないのに、ブログを消されてしまうことがあるのだ。
削除基準が不明確であるため、バックアップをとっておく以外に自衛策もない。

こうなるという危険性が常にあるということを、無料ブログを運営している人は常に警戒しておいたほうがよい。

3.ブランディングの意味で不利

独自ドメインに比べると、どうしても「無料」という点において信頼性に劣る。
独自ドメインURLが一戸建ての家だとすると、無料ブログのURLはただで借りられる借家みたいなものである。
無料ブログ上で何かネット販売を行うといったことは、信用の点から非常に大きく不利だ。いや、無理だと言ったほうがいいぐらい。

4.無料ブログ全体の評価に影響される

無料ブログ自体の評価が下がると、自ブログの評価も自動的に下がってしまう。
これには様々な要因がある。

1)無料ブログ自体の性質

FC2ブログはアダルトコンテンツが非常に多い。
そのため企業内からFC2には接続できないようにしてあるケースがある。
もし、FC2でブログを作ったらそれらの人からは読まれない可能性がある。

以前、FC2でブログを運営していて、

「私のFC2のブログは上位表示しているし、何ら問題無いです。」

と言い張っているWebのコンサルタントがいたが、問題を理解していないのである。
本職でもそのような人がいるわけだ。

参考:店舗や会社のブログをアメブロやFC2でやってはいけない3つの理由

2)ブログ全体が検索エンジンから低い評価を下される可能性がある

検索順位を大幅に引き下げられるペナルティという現象は、複数のペナルティを疑われる要因が重なると発動することがある。
そのペナルティを疑われる要因にブログの種類が関連するかも知れない。
私が以前、スパムブログ(スプログとも言う)を調査していて、

・FC2
・Seesaaブログ
・忍者ブログ

これらはSEO目的の内容のないブログの比率が高い。
なぜか?
非常に自由度が高く、かつ簡単に作れるからである。
便利であるということによって、スパマーがこれらのブログを使って大量に無意味な記事を量産した。

古い資料で恐縮だが、スパムブログの比率は40%以上という統計がある。
「ブログの4割はスパム」を発表したニフティに聞くスパムブログの実態

ずっと最近は、リソースは開示できないがもっと多い。
その中でも、上記無料ブログには更に多い割合で存在する。

スパマーが多数いる中に時々善良な人が存在するというイメージだ。
スパマーが多いとそれだけで疑いの目が掛けられる可能性が出てくる。
ペナルティの複合的な要因の一つにカウントされるかも知れないと私は考えているのだ。
もしそうなってしまったら、実にもったいないと思う次第だ。

実際にGoogleはかつて暴挙をやったことがある。

「.co.cc」

という無料で取得できるドメインの中にある、全てのページを検索結果から抹消したことがあるのだ。
.co.ccドメインの中にあるコンテンツの多くがマルウェアを含んでいたからというのがその理由だ。

これは「ゴキブリを殺すのに、核爆弾を使うようなもの」
とも言われた行為である。

参考:Googleの検索結果から「.co.cc」ドメインを排除、目的は悪質サイト対策

Googleは時にはこのようなことをするのである。
無料ブログの中がスパムで溢れかえったらまとめてインデックス削除されたり、当該無料ブログのコンテンツに対しては、スパムの疑いの目が向けられるかも知れない。

3)運営会社のSEO対策によりスパム認定されるリスク

2006年頃、アメブロを運営しているサイバーエージェント社は、スパム的SEOを実施したことにより、大きくGoogleからの評価を引き下げられたことがある。
大手であってもこのようなことが起こりうるのだ。
ブロガーは何も悪いことをしていなくても、検索エンジンからの評価を引き下げられてしまうかもしれない。

5.サービスで提供できる内容に制限がある

アフィリエイトができなかったり、制限があったりする。
また、提供してはいけないコンテンツの内容といったものがある。

6.検索結果に同一ドメインからは最大でも4ページまでしか表示されない

検索結果の中にはアメブロであれば最大でも4ページ、
通常は検索1ページ目には、1ページしか表示されない。

検索結果の中で同一のブログが占めてしまわないようになってるのである。
自分がアメブロを始めるにあたって、同種のコンテンツがすでに存在していたら、検索結果の1ページ目に出てくることは難しいケースが多々出てくる。非常に不利である。

7.Googleが提供するウェブマスターツール、Analyticsが使用できない場合がある

特にウェブマスターツールは重要である。

詳しくは、Googleウェブマスターツールは基本だを御覧ください。


さて、ここまでこの面倒な文章を読んでいただいた方にはわかっていただけたと思う。
結論として、デメリットがはるかに上回るため、

無料ブログは使ってはいけない

という結論になる。
現在、独自ドメインを取得し、サーバーも借りてブログを運用するのは、月間500円程度で十分可能である。
この程度のコストを惜しんでいては仕方がない。

私が無料ブログを使ってもいいだろうと思うケースは、同一ブログのブロガーとのコミュニケーションを楽しみたいといった場合である。
それ以外は決してお勧めできないのである。

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