titleタグのつけ方の戦略

introduction

今回のテーマは非常に重要である。
SEOを実施する上において最大のポイントの一つと言える。
なんで今まで書いてこなかったのだろう・・・。

というわけで今回のテーマは、

titleタグの設定方法

である。
まず、その前にtitleタグがなぜ重要なのかを書いておく。

titleタグは検索エンジンから見たときに最も評価が高いポイントである。
そうして、検索結果に太い文字で表示される。

本でいえばtitleは本のタイトルに相当する。

図書館や書店で本を探す時に、いちいち本を開いて内容を確認する人はいないはずだ。
まずは背表紙に書かれたタイトルをざっと見て絞り込んで、絞り込まれた候補だけを手に取って中身を確認するはずである。

本のタイトルは重要で、内容にいくらいいことが書いてあっても、的外れであったり、興味をひかれなかったりすると候補にあがってこないわけだ。

たとえばあなたが

料理が得意な主婦だとして、
タラバガニが好きなお客をもてなすために、
タラバガニのレシピ本を探している。

として、どの本を手に取るだろうか?
クックパッドを見たほうがいいじゃんという突っ込みはなしということで・・・。ちなみに私自身はクックパッドが大好きで毎週末お世話になっている。とてもありがたい・・・。)

  1. 初めて作る簡単レシピ100選
  2. 今日のおかず100選
  3. お客をもてなす豪華料理100選
  4. 海の幸で作るゴチソウ100選
  5. 豪華カニ料理厳選100選
  6. 豪華タラバガニ料理厳選100選

下に行けば行くほど、ニーズに近くなっていることがわかると思う。
この場合の観点は3つだ。

  • 誰が作るのか?
  • 何のために作るのか?
  • 食材は何を使うのか?

この3つの観点において、自分のニーズに合うか合わないかを判断しているのである。
ニーズが絞り込まれており、かつ、ニーズに合致するタイトルが望ましいのだ。

この場合であれば、ある程度料理はできる人向けで、ご馳走を作るためで、タラバガニを使う料理といったこの3つの条件を満たすか否かを判断できることが重要である。

さて、検索エンジンの話に戻ろう。

検索結果の中に表示されるページの中のどれをクリックすると自分の求める情報があるか?
それを判断する基準は検索結果に表示される文字しかない。

titleタグは検索結果に表示され、かつ太字で表示される。だから最重要のポイントであるわけなのだ。

いくらコンテンツ自体の内容がよかったとしても、

読者ターゲット・コンテンツを読んでえられるメリットがあいまいであったり、
内容とずれていたりしたら、

本来ページを読んでほしいと想定しているユーザーを集めることはできない。
だから、読んでほしい人を想定してtitleタグは吟味しなくてはならない。

そうして、もう一つ重要な観点がある。

titleタグは検索順位に決定的に大きな影響を与える

ことである。
どの本を手に取るかという例を挙げたが、検索エンジンも同じような判断をしている。
検索キーワードが含まれているtitleタグをつける必要がある。

いくらタラバガニのいいレシピが載っているコンテンツであったとしても、titleに「タラバガニ」「レシピ」という二つのキーワードが入っていない限り、「タラバガニ レシピ」という検索キーワードで検索上位に上がってくることはほぼない。
Googleはtitleタグだけではなくて、内容も判断して順位付けを行っている。
しかし、現状のGoogleのコンテンツの解析能力ではtitle内に検索キーワードがない場合に、検索順位が上がってくることはまずないのだ。

そして、ページへユーザーを集めたいと思うのであれば、キーワードが検索される回数を意識しなくてはならない。

いくら検索上位に表示されたとしても、めったに検索されないキーワードであったとすれば、検索結果に露出しないのだ。
できる限り検索されうるキーワードを用いる必要がある。検索に用いられる代表的なキーワードがわからなければキーワードツールを用いることで、検索数の目安を調べることができる。

Yahoo!とGoogleは検索エンジンそのものは同一だが、検索傾向は全く異なる。
下の表を見ると、検索数が異なることがよくわかるだろう。両方を調査する必要がある。。

マッチタイプは「完全一致」にしないと正確ではないので注意。
この違いは、キーワードのマッチタイプをご覧いただきたい。

「タラバガニ」は主に4つの表記で書かれるケースがある。

タラバガニの表記別の検索数

これで見ると、表記によって全く検索数が異なることがわかるだろう。

そして、もう一つ重要なことがある。
「検索結果同一」と書いてある欄だ。
「タラバガニ」と「たらばがに」の二つのキーワードは、どちらで検索しても検索結果が同じになる。

「たらばがに」と検索すると、

ひらがなでたらばがにと検索した場合でも、カタカナで検索した場合と同じになる

このように「タラバガニ」と検索した検索結果と同じになるのである。
Googleはこの二つのキーワードが同一であると認識しているわけだ。

しかし、「たらば蟹」「タラバ蟹」この二つは同一であると認識されておらず、違う検索結果になる。

ここから言えることは、「たらばがに」をターゲットにすると、

もしかして: タラバガニ

が表示されてしまい、検索結果に表示されにくくなるケースが出てくるかも知れない。
まあ、そこまで気を使う必要はないのかもしれないが、なるべく一般的な表記にしたほうが無難だということである。

最後の観点として競合について触れておこう。
昔はSEOにおいてKEI(Keyword Effectiveness Index:キーワード有効性指標)という言葉がよく登場した。

KEI = 検索回数の 2乗 ÷ 検索結果数

算出式はこうである。
キーワードの有効性は、検索数(有用度)だけではなく競合との兼ね合いで考えるべきものである、という考え方は確かに正しい。
いくら有用度が高くても、競合が多ければ上位表示できないからそのキーワードは狙っても仕方がないということだ。

でもこの考え方には必ずしもとらわれる必要はない。

こう考えればいいと私は考えている。
まずは競合の状況をチェックする。そのために対象キーワードで検索をしてみる。
検索1ページ目に表示される競合サイトを見てどう思うか?

「これくらいのコンテンツなら書けるわ」

と思えば、真っ向勝負すればいい。
結局のところいくら競合が多数存在しようとも、最上位周辺に位置するページが弱ければ、上位表示は難しくない。
町内のオセロ大会だったら、いくら出場者が多くても入賞するのは難しくないだろうし、国別予選を勝ち上がってきた選手が集う世界大会というレベルだったら入賞は困難だ。それと一緒である。競合の数というのは目安にしかすぎないのだ。

検索上位に位置する競合を見て書けないと思えば、同じキーワードでの競争を回避したほうが無難かも知れない。

最後になるが、

検索キーワードは他のページとできる限りかぶらないようにすることも重要だ。
検索キーワードが同じだと、自サイトのページは検索結果に1ページしか表示されない。

極端な話、全ページtitleタグが同じだと、たとえ100ページあったとしても、一つの検索キーワードでしか表示されないこともありうる(まあありえないが)のである。


最後にtitleタグの設定方法をまとめておこう。

  1. 「誰にとって」「どのように役立つか」を明確にする
  2. titleタグ内に検索キーワードが含まれるようにする
  3. 検索キーワードは検索数を意識する
  4. 検索キーワードは競合の強さを見る必要がある
  5. 検索キーワードは他のページとかぶらないようにする

合わせて読んでおきたい参考記事も掲載しておこう


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コメント

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